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picnic under the branches

映画や本が好きです。

『Pillar to Post』 Aztec Camera

2016-04-23 21:35:11 | FLIPPER’Sの小部屋



YOU TUBE『Aztec Camera - Pillar to Post』


『Pillar to Post』

So you appear and say how I've grown
Fill me up with faces I've known
In this light, they're far from divine
I save them up and spend them when I have time

The salted taste of all your tears and woes
Sent me in haste, my melancholy rose
Those tasteless lips were closed
You watched me come, you see me go

Once I was happy in happy extremes
Packing my bags for the path of the free
From pillar to post, I am driven, it seems
These bitter tokens are worthless to me

Just like June, the curtains are closed
The ghost of shame, he sits here and sighs
I love the flames like I've loved the cold
I'll learn to love the life of the 'Could I, Could I, Could I'

So I don't cross my fingers any more
You look for rags and found them at your door
How could you ask for more
Than everything you've heard before?

Once I was happy in happy extremes
Packing my bags for the path of the free
From pillar to post, I am driven, it seems
These bitter tokens are worthless to me


『ピラー・トゥ・ポスト』

君はやって来て、僕の成長ぶりに感心する
僕の周りを古い友人でいっぱいにする
でもこんな光の中では どの顔も似たりよったり
僕は友人を大切にする方なんで 時間のある時だけ一緒にいることにしてるんだ

君の涙と悲しみのしょっぱい味
すぐに送っておくれ 僕のメランコリー・ローズ
この味気のない口唇をかみしめて
君は僕がやって来て そして去っていくのを見ることになるだろう

むかし僕は幸せで とても幸せな気分の中にいた
自由への切符を手にし バッグに荷物をつめた
窮地に追い込まれていたような僕にとって
これらの苦い思い出は何の価値もなかった

6月のある日のように、カーテンは引かれ
恥辱の亡霊がここに座って ため息をついている
僕は冬の寒さと同様に 炎も好きになれるだろう
僕にできるかな、できるかな なんて感じの迷える人生を
愛することを学ぶことになるだろう

だからもうこれ以上 神に祈るなんてこともしない
ボロきれはドアの外に捨てて
知っている事以上のものを 欲することもなくなるだろう

むかし僕は幸せで とても幸せな気分の中にいた
自由への切符を手にし バッグに荷物をつめた
窮地に追い込まれていたような僕にとって
これらの苦い思い出は何の価値もなかった


**********

アズテック・カメラの「HIGH LAND,HARD RAIN」の6番目に入っている曲です。

いったい何を歌っているのでしょうか?と、ちょっと驚いてしまいました

だって、このアルバムの1曲目「Oblivious」や、2曲目「The Boy Wonders」では、自分は天才だ、ほかの人とは違うんだから、みたいな感じで

勢いよく出発している風ではないですか?


でも、このアルバム、よく歌詞を読んでみると、1曲目「Oblivious」で、一歩を踏み出せ、と歌い、2曲目「The Boy Wonders」で、少年よ、旅に出よう、と呼びかけている感じで、

3曲目「Walk Out To Winter」で、困難があっても乗り越えろ、と歌っています。

5曲目「We Could Send Letters」あたりから、なんだか雲行きが怪しくなってきて、この6曲目で、ちょっと挫折してるんですかねぇ…

最後の8曲目、9曲目あたりになると、なんだかもっと苦悩の中に落ちて行っているような歌詞で、これ、そういうアルバムだったのかなぁ…


何回か読んだけど、結構難しいですね

1節目と2節目の「君」って誰なのかな?ってところから

そして3節目の「むかし」っていうのはいつのことなのかな? 2曲目「The Boy Wonders」のころのことかしら?


歌詞の中の文章に近い例文を見つけました。

He was driven from pillar to post.(彼は手を出すごとに失敗した)

from píllar to póst(あちこちと, 次から次へと, たらい回しに.)


なんか、大変そうな状況ですよね

察するに、人生に成功した主人公が、古い友人をあまり大切にせずにおり
また、昔は希望にあふれていたけども、今はいろいろうまくいかなくなって落ち込んでいる、という歌なのかな?


メロディーは軽快できれいなんですけどね

そういう風に解釈すると、天才のきらめきと苦悩が一つのアルバムに詰まってるってことなんでしょうか。

正直、大学時代は聞き飛ばしていて、あまり意味を考えませんでした。

そういう意味では、正直に自分の弱さに向き合ったアルバムに見えてきますね。


ちなみに、一番の謎ワード、メランコリー・ローズってなんだろう?と思いましたが、日本語で検索すると、紅色みたいな色の名前がヒットします。



マーク・アーモンドという人の曲名でもあるみたいです。ここからとったのかな?

YOU TUBE『Marc Almond - Melancholy Rose』



英語で検索すると、結構、紫色のバラの写真もヒットします。そういうタイトルの写真作品なのかな。



たぶん、訳する人も、意味を取りづらかったから、そのまま残してるのかなぁという気もします


**********

 『HIGH LAND,HARD RAIN』Aztec Camera

1. 思い出のサニー・ビート
2. ザ・ボーイ・ワンダーズ
3. ウォーク・アウト・トゥ・ウィンター
4. ザ・ビューグル・サウンズ・アゲイン
5. ウィ・クッド・センド・レターズ
6. ピラー・トゥ・ポスト
7. リリース
8. ロスト・アウトサイド・ザ・トンネル
9. バック・オン・ボード
10. ダウン・ザ・ディップ


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1 コメント

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昔僕は… (恭子)
2016-04-25 13:46:12
ちょっと考えてみました。

最初は、第一節は古い友人で、第二節はファンかなぁと思ったのですが、

第一節は男性の友人、第二節は女性とみてもいいかなぁと思いました。

特に第二節の

この味気のない口唇をかみしめて
君は僕がやって来て そして去っていくのを見ることになるだろう

の意味が、最初はデビューしては消えていく歌手の姿かなぁと思ったのですが、

言い寄ってきた女性に甘い言葉をささやいて、気楽に遊んでは去っていく男性(=自分)とみる事も出来そうです。

「これらの苦い思い出」というのは、この第一節と第二節をあわせた、自分の調子に乗っていた全盛期(?)の振る舞い、ということなのかもしれませんね。

「昔僕はとても幸せで…」というのは、その当時の事でもあるのでしょうけど、それ以前の純粋だった自分を思い出しているのかもしれませんね
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