昨日は書くのが非常に大変だった。
そんなわけで、今日は割と好きな隊士。
まあ、好きといっても人間的にはあんまり良いやつではない。
おそらく、現実世界にいたとしてもお友達にはあんまりなりたくないと思う。
河合耆三郎とは違う残念さを持つが、憎めない隊士。
新選組五番隊組長、武田観柳斎。
そんなわけで、勝手に新選組。
名前
武田観柳斎(たけだ かんりゅうさい)
本名
福田廣もしくは福田要
生誕
不明
死没
1867年6月22日(このとき32、3歳だったらしい)
出身
出雲国母里藩(現在の島根県)
流派
(剣術じゃ無いけど)甲州柳軍学
戦い方の学問。
役職
五番隊組長
文学師範
軍事方
性格
臆病で陰険で傲慢だったらしい。
ニックネーム
肖像画、写真を検索しても見つからなかったので、イメージするのが難しい。
その代わりに大河ドラマの『新選組!』の時の画像が出てきたので一応載せておく。

俳優、八島智人さんです。

なんて、うさんくさいのだろうか。
見るからに『スネ夫』って感じである。
逸話
池田屋事件のときに京都焼き討ちの計画していた首謀者の一人、古高俊太郎を捕まえたらしいが、生まれつき目が悪く、体も小さいため武術には不向きという話もあり、武田の性格を考えると、誰かの手柄を奪ったと思われる。
武田は自分より下の人間にはデカい顔で意地悪するくせに、幹部の人たちには媚を売っていたようで、下の人間からは嫌われてたようだ。
ちなみに近藤には「私はあなたの家臣ですよー」とか言っていたようだ。
要するに『ジャイアン』と『スネ夫』の関係性だ。
そんなこんなで、近藤は自分が褒められるもんだから、「お前なかなか良いやつだな」と武田を重宝したようだ。
こうやって話だけ聞くと卑怯なヤツだが、甲州流軍学を勉強しただけあり、頭もよく新選組には無くてはならない存在だったようだ。
これは自分の勝手な推測だが、凄い努力家でもあったようだ。
八島智人さん扮する武田観柳斎はメガネをかけているか、本物の武田観柳斎も生まれつき、目が悪かったそうだ。
その上、体も小さく、武術も苦手で剣客として生きて行く道は無かったようである。
しかし武田は生まれつきどうしようもないコンプレックスを抱え、剣客として生きる道は絶望的でもあきらめなかった。
甲州流軍学を勉強して、剣客として役に立たなくても、軍師という立場で新選組を支え続けたのである。
当時は開国した事もあり、今まで日本には無かった欧米の文化がどんどん日本国内に入ってきていた。
戦場での戦い方も、刀や槍等を中心とした戦国時代のような戦い方から、銃等の新兵器を中心とした西洋式の戦い方が主流になってくる。
新選組でもフランス流軍学を取り入れる。
武田は「あの新選組が新兵器に頼るなんて、それでも武士かよ!」と言ったかどうかはわからないが、甲州流軍学を捨てきれなかったようだ。
あのザックジャパンだって「自分たちのサッカー」を捨てきれなかったのだ。
武田にとっては甲州流軍学は「生きる道」であって捨てるなんて事は出来なかったのだろう。(ただ河合耆三郎が切腹したのは武田が西洋軍学書を買うために50両ちょろまかしたからという説もある)
そして、隊内では「甲州流軍学?武田信玄の時代の軍学だろ?時代遅れじゃん!」「おい、スネ夫が聞いてたらどうすんだよー」という声が聞こえ始める。
徐々に新選組での立場を無くしていった武田は伊東甲子太郎に「仲間に入れてよー」と接近するが、武田の人間性を疑った伊東に「ダメよー、ダメダメ」と断られる。
武田が「いいじゃないのー」と言ったかどうかは定かではないが、伊東の仲間になる作戦は失敗し、今度は薩摩の方へ行ったようだ。
でも、これが近藤勇にバレちゃって武田が「ワテがそないな事するわけありまへんがなー」と言い訳するも、「ウソだろ!第一なんだ、その変な関西弁は!」と言い訳が通じず、暗殺される。
ちなみに、斎藤一と篠原泰之進が暗殺したと言われているが、この二人この頃は御陵衛士だったので、別の人間が暗殺した可能性もある。
もし武田が本当に『スネ夫』のような人間だったら、新選組がフランス流軍学を取り入れ始めたとき、「ジャイアンもとい、近藤先生!これ見てくださいよー、西洋軍学書ですよー」「おお、スネ夫!いいもの持ってるじゃねーか!オレに貸せ!」「破かないでくださいよー」とか「流石は近藤先生!フランス流軍学とはお目が高い」「おお!そうだろ!?武田君やっぱ君わかってるねー」とかなってたはずだ。
でも、そうはならなかった。
きっと武田は新しい物よりも、自分の信じる道を選んだのだろう。
甲州流軍学は西洋軍学よりも効率的では無かったかもしれない。
しかし血が滲むような努力をして身につけた甲州流軍学は、武田にとって『重み』や『誇り』を持った、唯一無二の物になっていたのかもしれない。
武田はこの『重み』や『誇り』を守るために、必死だっただけかもしれない、と勝手に思うのである。
そんなわけで、今日は割と好きな隊士。
まあ、好きといっても人間的にはあんまり良いやつではない。
おそらく、現実世界にいたとしてもお友達にはあんまりなりたくないと思う。
河合耆三郎とは違う残念さを持つが、憎めない隊士。
新選組五番隊組長、武田観柳斎。
そんなわけで、勝手に新選組。
名前
武田観柳斎(たけだ かんりゅうさい)
本名
福田廣もしくは福田要
生誕
不明
死没
1867年6月22日(このとき32、3歳だったらしい)
出身
出雲国母里藩(現在の島根県)
流派
(剣術じゃ無いけど)甲州柳軍学
戦い方の学問。
役職
五番隊組長
文学師範
軍事方
性格
臆病で陰険で傲慢だったらしい。
ニックネーム
肖像画、写真を検索しても見つからなかったので、イメージするのが難しい。
その代わりに大河ドラマの『新選組!』の時の画像が出てきたので一応載せておく。

俳優、八島智人さんです。

なんて、うさんくさいのだろうか。
見るからに『スネ夫』って感じである。
逸話
池田屋事件のときに京都焼き討ちの計画していた首謀者の一人、古高俊太郎を捕まえたらしいが、生まれつき目が悪く、体も小さいため武術には不向きという話もあり、武田の性格を考えると、誰かの手柄を奪ったと思われる。
武田は自分より下の人間にはデカい顔で意地悪するくせに、幹部の人たちには媚を売っていたようで、下の人間からは嫌われてたようだ。
ちなみに近藤には「私はあなたの家臣ですよー」とか言っていたようだ。
要するに『ジャイアン』と『スネ夫』の関係性だ。
そんなこんなで、近藤は自分が褒められるもんだから、「お前なかなか良いやつだな」と武田を重宝したようだ。
こうやって話だけ聞くと卑怯なヤツだが、甲州流軍学を勉強しただけあり、頭もよく新選組には無くてはならない存在だったようだ。
これは自分の勝手な推測だが、凄い努力家でもあったようだ。
八島智人さん扮する武田観柳斎はメガネをかけているか、本物の武田観柳斎も生まれつき、目が悪かったそうだ。
その上、体も小さく、武術も苦手で剣客として生きて行く道は無かったようである。
しかし武田は生まれつきどうしようもないコンプレックスを抱え、剣客として生きる道は絶望的でもあきらめなかった。
甲州流軍学を勉強して、剣客として役に立たなくても、軍師という立場で新選組を支え続けたのである。
当時は開国した事もあり、今まで日本には無かった欧米の文化がどんどん日本国内に入ってきていた。
戦場での戦い方も、刀や槍等を中心とした戦国時代のような戦い方から、銃等の新兵器を中心とした西洋式の戦い方が主流になってくる。
新選組でもフランス流軍学を取り入れる。
武田は「あの新選組が新兵器に頼るなんて、それでも武士かよ!」と言ったかどうかはわからないが、甲州流軍学を捨てきれなかったようだ。
あのザックジャパンだって「自分たちのサッカー」を捨てきれなかったのだ。
武田にとっては甲州流軍学は「生きる道」であって捨てるなんて事は出来なかったのだろう。(ただ河合耆三郎が切腹したのは武田が西洋軍学書を買うために50両ちょろまかしたからという説もある)
そして、隊内では「甲州流軍学?武田信玄の時代の軍学だろ?時代遅れじゃん!」「おい、スネ夫が聞いてたらどうすんだよー」という声が聞こえ始める。
徐々に新選組での立場を無くしていった武田は伊東甲子太郎に「仲間に入れてよー」と接近するが、武田の人間性を疑った伊東に「ダメよー、ダメダメ」と断られる。
武田が「いいじゃないのー」と言ったかどうかは定かではないが、伊東の仲間になる作戦は失敗し、今度は薩摩の方へ行ったようだ。
でも、これが近藤勇にバレちゃって武田が「ワテがそないな事するわけありまへんがなー」と言い訳するも、「ウソだろ!第一なんだ、その変な関西弁は!」と言い訳が通じず、暗殺される。
ちなみに、斎藤一と篠原泰之進が暗殺したと言われているが、この二人この頃は御陵衛士だったので、別の人間が暗殺した可能性もある。
もし武田が本当に『スネ夫』のような人間だったら、新選組がフランス流軍学を取り入れ始めたとき、「ジャイアンもとい、近藤先生!これ見てくださいよー、西洋軍学書ですよー」「おお、スネ夫!いいもの持ってるじゃねーか!オレに貸せ!」「破かないでくださいよー」とか「流石は近藤先生!フランス流軍学とはお目が高い」「おお!そうだろ!?武田君やっぱ君わかってるねー」とかなってたはずだ。
でも、そうはならなかった。
きっと武田は新しい物よりも、自分の信じる道を選んだのだろう。
甲州流軍学は西洋軍学よりも効率的では無かったかもしれない。
しかし血が滲むような努力をして身につけた甲州流軍学は、武田にとって『重み』や『誇り』を持った、唯一無二の物になっていたのかもしれない。
武田はこの『重み』や『誇り』を守るために、必死だっただけかもしれない、と勝手に思うのである。
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