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日常日記♪

30代後半の主婦の日記。2012年10月に亡くなった実父の闘病生活も。

一年前を振り返る。

2013-09-28 06:49:14 | 父:闘病
「会いたい人がいるならば・・・」

「会いたい人がいるならば 今のうちに会ってください」「行きたい場所があるならば 今のうちに行って下さい」「近いうちに寝たきりになり 喋ることができなくなります」...


一年前。

父がこの世で生きていられるのが
残り少なくなってきた時期。


最期の日は
涙を流していたっけ。


辛かったよね。


苦しかったよね。


あのころ、現実だとわかっていても、
頭の片隅では、治ると思っていた。


毎日、仕事帰りに病院へ通ってたな…


もうすぐ一周忌。

平成24年10月15日 午後3時30分

2012-10-26 09:18:37 | 父:闘病
苦しみながら、息を引き取りました。

最期の最期まで意識もあり、
苦しみに耐えていた父。


亡くなる当日の朝には
「じゃあね」と
言われました。

「どこか行くの?」と聞くと
首を横に振りました。

本人は死が近いことが
わかっていたんだと思います。


葬儀はたくさんの人に来ていただきました。

父に非常に良くしていただいた、という男性がこられ
人目を気にせずに号泣していました。



先日、父の夢を見ました。

大事にしていた愛車の後部座席に
生前座っていた椅子を積んでいました。


その椅子は夢を見る前日に
母に頼まれて処分したものでした。


その椅子に座って
よくタバコをすっていたので
未練があったのかもしれません。



あまりにも苦しんだ最期だったので
現実に思えずにいます。

また父が生きている感じがします。

病気になる前の、元気な父がいる感じです。


亡くなって10日がたちましたが
仕事と日常の生活でバタバタしているため
あまり悲しむ余裕もないです。


仕事帰り、毎日病院に通い、泊まり、
朝早く病院を抜けて家に帰って家族のご飯を作ってた数日間。

夢だったような気がしています。



けれど、これからは父がいないのが
現実です。






平成24年10月11日(木)

2012-10-13 18:54:14 | 父:闘病
朝、出勤の準備をしていると携帯に母から着信があった。
「先生から電話がきてね、
 今すぐどうこうってわけじゃないけど
 呼吸が荒くなってきてるんだって」

心配で仕事を休むことにして病院へ向かった。


今までよりも苦しそうな
肩で息をしている父がいた。

今まで、絶対に、弱音を吐かなかった父。

初めて「苦しい」って言った。

「難儀だ」とも言った。



妹が1人のときには
「明日はもう起きられるかわからない」
「たのむね」
と、息も絶え絶えに言ったらしい。



平成24年10月4日(木)

2012-10-05 09:18:48 | 父:闘病
父が個室へ移った。
ナースステーションに近い部屋に移ってほしい、と
看護師長さんから母に話があったらしい。

もう言葉を話すことが難しいし
話をしても辛そうにする。

痛みはお腹に直接している点滴で抑えられているらしいけど、
倦怠感が激しいみたいで身の置き所がないみたいで
常にモゾモゾしている。


けど昨日、茶碗蒸しを2口食べ
コーラを二口のんだ。

飲み込むことが辛くなってきているらしく、
時間がかかる。

もう昔の父の面影はどこにもない。

もしかして、
この人は他人じゃないか、とも思う。


父の死が近いことが
現実として受け入れられない。



仕事の関係もあり
職場の関係者数人に父のことを話しした。

ほとんどの人は慰めてくれて
一緒に泣いてくれる人もいた。

ただ、たった1人の人は違った。
私が父の話をしていると自分の元気な親の話を始めたり、
気分が沈んでいる私に追い討ちをかけるような事を言い始めた。

なんで、この人は、こうなんだろう。

前から自分の話しかしない人だったけど
まさか、この状況でそんなことを言われるとは思わなかった。

決して、慰めてほしいとか一緒に泣いてほしいとか、
そういうわけじゃない。

けれど、あの人のあのときの言葉、行動は
ちょっと許せない。

家に帰って夫くんに話したら
「今はそれよりも、お父さんのことを第一に考えよう」
と言った。

たしかに、今、一番大事なのは
父と一緒にいること。
父に寄り添ってあげること。


この3連休、いつもより長く付き添っていよう。
後悔しないように…



















余命。

2012-10-02 20:33:23 | 父:闘病
平成24年10月1日。
父の主治医に余命を聞いた。

あと1週間から2週間。
はやければ後3~4日で意識がなくなることも有り得る。

信じられないし
信じたくない。


今日、病院へ行ったら
「このまま寝てていいのかな」と言った。
「なんで?」って聞いたら
「死なないのかな」って言った。


なに言ってるの?
死なないよ!

笑って言ったけど…


ベットから体を起こして
「どうやって体を起こすか覚えておかなくちゃ」
とも言った。


白目が濁ってきている。

肩で息をすることがある。


「会いたい人がいるならば・・・」

2012-09-26 09:01:29 | 父:闘病
「会いたい人がいるならば
 今のうちに会ってください」

「行きたい場所があるならば
 今のうちに行って下さい」

「近いうちに寝たきりになり
 喋ることができなくなります」



昨日、父の主治医より言われた言葉です。


なんでだか現実味がなくて
他人事のように思えてきています。

平成24年9月22日(土)

2012-09-23 22:15:23 | 父:闘病

入院になった。
今回は自ら、ではない。


21日金曜日夕方に激しい吐き気があり急遽病院へ母が連れて行ったらしい。
そのときは吐き気止めの点滴を受けて帰ってきた。

22日土曜日、溜まり始めた腹水がパンパンになり、
お腹の痛みも激しく、また母が病院へ連れて行った。
即入院になり、お腹に麻酔?痛み止め?の点滴を開始。24時間。


23日の今日になり、入院したことを始めて知る。
病院へ行くと、今までよりも痩せて体力消耗している父がいた。


身の置き場がないらしく
とにかくジッとしていられない。

ベットの上で起き上がったり寝たり。


前に父の寿命が4月までって夢を見たけど
正直、もうそんなに持たないと思う。

相変わらず…

2012-09-14 08:55:48 | 父:闘病
父は食欲もなく
一日をほぼ寝て過ごしているようです。


娘である私と妹が遊びに行くと
比較的元気になることが多いみたいです。


日々を一生懸命生きている父。
自分の命が長くないことを知っている父。


強いなぁと思います。
尊敬します。


姑はよく
「私なんて長くてもあと2年くらいだて~」と
笑いながら言っています。

あなたは癌じゃないでしょう?
持病はあるかもしれないけれど
命にかかわる病気じゃないでしょう?
だから、そんなことを平気で笑いながら言えるんでしょう?

だったら
あなたが父と代わってください。

父は、まだ生きていたいんです。

命を終える覚悟もないくせに
簡単にそんなことを言わないでほしい。





平成24年9月7日(金)父の様子

2012-09-07 09:25:49 | 父:闘病
明らかに弱ってきている。

3食、食べれることは食べれるらしいけど、
スイカ2切れだけ、とか、桃1個だけ、とか。


おととい、仕事帰りに実家に行ったとき、
歩くのもフラフラでお腹を押さえてた。


処方されているオプソだけでは
もう効かなくなっている感じがする。

急激に処方される量が増えてきて
こんなに飲んで大丈夫かな、とも思う。


本当ならば受診日は来週だけど、
痛みが我慢できずに今日病院へ行くらしい。
母が付き添うらしいので、
仕事帰りに実家に寄ってこようと思う。


なんで父なんだろう。
なんで癌なんだろう。

よりによって癌の王様と呼ばれている癌。





とにかく後悔しないように。

頻繁に父に会いに行こう。。。