意識朦朧のままウトウトしていると
若手先生に肩をたたかれて起こされた。
「終わったからね」
ってな感じの事を言われたと思う。
そのあと、手術室の入り口あたりにベットごと運ばれて
手術室の看護師さんから産科の看護師さんへ申し送りがあった。
「麻酔の効きが悪くて
最後の方はかなり痛みが出てきていたので…」
という会話が聞こえた。
やっぱり麻酔の効きが悪かったんだー。
麻酔がキチンと効いていたら
ここまで痛くないよねって思った。
産科の看護師さん2人にベットを押されて
手術室をあとにした。
「お疲れ様」
「家族皆さん、待ってるよ」
そう言われて病室に戻ってみたら
いたのは夫くん1人だった。
夫くん、私の顔を見てギョっとしたのがわかった。
「だ、大丈夫ですか??」と看護師さんに聞いていた。
酸素マスクをつけて
顔色も悪く青白かった私を見て
心底驚いたらしい…。
そのあと、実母、実妹、姑、舅が部屋に来たけど
みんな同じようにギョッとしていた。
「おつかれさま」
そう言うと、夫くん1人が残り、全員帰った。
「よく頑張ったな。回復したら美味しいもの食べに行こうな」
って何回も言ってくれた。
私は麻酔が効いて意識朦朧としたまま
手術の恐怖を思い出して泣き出してしまった。
夫くんに
「もう私に胎盤の話を絶対しないで」とか
「本当に申し訳ないけど子供はもう産めない」とか
「死ぬかと思った…」とか
色々泣きながら話していた。
お腹に力を入れると傷が痛むため
喋るのも一苦労だった。
夕方になり、若手先生が部屋に来た。
麻酔の効きが悪かったため通常の倍の量の麻酔を使った事、
その為に副作用の頭痛が酷くなるかも知れないということ、
頭痛がおきたら薬を出すので言って欲しい、という事を言っていた。
⑥へ続く。
若手先生に肩をたたかれて起こされた。
「終わったからね」
ってな感じの事を言われたと思う。
そのあと、手術室の入り口あたりにベットごと運ばれて
手術室の看護師さんから産科の看護師さんへ申し送りがあった。
「麻酔の効きが悪くて
最後の方はかなり痛みが出てきていたので…」
という会話が聞こえた。
やっぱり麻酔の効きが悪かったんだー。
麻酔がキチンと効いていたら
ここまで痛くないよねって思った。
産科の看護師さん2人にベットを押されて
手術室をあとにした。
「お疲れ様」
「家族皆さん、待ってるよ」
そう言われて病室に戻ってみたら
いたのは夫くん1人だった。
夫くん、私の顔を見てギョっとしたのがわかった。
「だ、大丈夫ですか??」と看護師さんに聞いていた。
酸素マスクをつけて
顔色も悪く青白かった私を見て
心底驚いたらしい…。
そのあと、実母、実妹、姑、舅が部屋に来たけど
みんな同じようにギョッとしていた。
「おつかれさま」
そう言うと、夫くん1人が残り、全員帰った。
「よく頑張ったな。回復したら美味しいもの食べに行こうな」
って何回も言ってくれた。
私は麻酔が効いて意識朦朧としたまま
手術の恐怖を思い出して泣き出してしまった。
夫くんに
「もう私に胎盤の話を絶対しないで」とか
「本当に申し訳ないけど子供はもう産めない」とか
「死ぬかと思った…」とか
色々泣きながら話していた。
お腹に力を入れると傷が痛むため
喋るのも一苦労だった。
夕方になり、若手先生が部屋に来た。
麻酔の効きが悪かったため通常の倍の量の麻酔を使った事、
その為に副作用の頭痛が酷くなるかも知れないということ、
頭痛がおきたら薬を出すので言って欲しい、という事を言っていた。
⑥へ続く。