思いで陽だまり

自分に甘く、他人にはもっと甘く、1960年生まれがゆるっと精神的気休めに書いてます。

バスのうたた寝の合間に

2021-06-21 23:40:07 | 日記
見つけました。
東京でも水田があるのですね。
府中市のとあるバス停近くに大國魂神社の神様にお供えする為の田、
神田がありました。
伊勢神宮の神田は知っていたけど、
新宿まで京王線で30分かからないような府中で田んぼがあるとは。
しかも神様にお供えする神田。
それだけ大國魂神社が格式高いとも言えます。

千代田区にもミニ水田がありますよね、陛下がお田植されています。
たしか、六本木ヒルズにも田植えスペースがあったはず、と調べたら
六本木ヒルズ「けやき坂コンプレックス」の屋上庭園で毎年ヒルズの住人の方や仕事されてる方が田植えをされてるそうです。
コロナ禍で19回目の今年の田植えは主催者だけで5月22日に行われたとの事
都会のど真ん中の田植えはさぞ新鮮だろうなぁ。

さて、今でこそ府中と言えば中央競馬会の東京競馬場が有名ですが
元々は奈良時代から平安時代に、国司が政務を執る施設(国庁)が置かれた都市。
という事で結構重要だったのですね。
しかし時は流れ、全国有数の国府の置かれた都市も
数ある他の都市と横並びになりました。
都市(街)というのは時代によって変わっていくものだなぁと改めて思います。
船で栄えた街は鉄道の発達で衰退
石炭で栄えた街は石油の利用で衰退
捕鯨で栄えた街は捕鯨の禁止で衰退
絹織物で栄えた街は化学繊維の発達で衰退
そして華やかな宴で栄えた街はコロナで衰退.....

街だけではなく国にも言えるのかも。
かつて栄えた国が没落していくのは歴史でよくある。
今もし栄華を極めていてもいずれ変わっていくし
今がさびれていても何かの拍子に脚光をあびるかもしれない
それは誰にも分らない事だから
そういった本当に目先の事で右往左往するのでなく
自分がその土地、街、国をどう愛でる事ができるかが大事なのだろうなと
思ったりしました。

関係ないけど府中のコミュニティバス(ちゅうバス)可愛いです。