2008年4月24日(木)
面白いもので、しまちゃんが腎不全になってからというもの、僕はすっかり生物学に取り付かれてしまっている。
この3年くらいの間にいったいどれだけの本を読んだだろうか。最初は、わけもわからず買った獣医書たち。そのうち、やっぱり基本が分かっていないと、そういった書籍を読み解くことが出来ないことに気付いて、中学・高校の生物や化学の教科書や参考書を読みふけった。
満員の通勤電車の中で、中学生の化学の教科書に食いついているサラリーマンの変な姿。学生時代には、全く興味の持てなかった分野だ。
なぜ興味が持てなかったのか?生物は、男子らしく好きだった。昆虫や魚などの話が中心になると、それはそれはわくわくしながら授業を聞いていた記憶がある。
いつから、それらをつまらないと思うようになってしまったのだろう?先生の教え方が面白くなかったのか?
今は、中学や高校で生の授業を受けたいと思う気持ちがある。本で読んでいても、NHKのテレビ講座を見ていても物足りなくなってきた。やっぱり、実際に目の前に先生がいるほうが楽しい。質問や疑問は山ほどある。本当に山ほどあって、何を聞きたかったのか、何を知りたかったのか次々に忘れてしまうくらい。
仕事柄、様々な分野で活躍されている方々に合うことも多い。その中でも、医学系の大学の先生や、研究機関のスタッフさんのところにお邪魔するときほど心躍ることはない。
大学の研究室の変な匂い。みなさん、何やらフラスコを熱心に覗き込んだり、英文で論文を書いたりしている。なんて楽しそうなんだろう。実際やっているほうは、日々地道な作業をこなしていて、僕が思い描いているような新しい発見を次々にしているわけではないのだろうけれど。
旅行業という商売は、安くて確実なところから仕入れて、それをお客様に販売する生業である。予算達成のために、まだまだ売り上げをあげなければとか、収益率を高めなければとかそんなことが課題になっている。
けれど、こういった研究機関や大学はどうだろう。人様に、あの手この手で物を売り込んだりしなくともよい。研究に没頭していれば良いのだ。
僕は、本当はこういうことをやりたかったのかもしれない、なんて考えながら取引先から会社に戻ったものだった。
しかし、実際に先生方の話を聞くと、現実はやりたい研究に没頭できる時間など限られているという。自分がやりたかった分野の研究はできずに、主任研究員の方針に従って、やりたくもない作業を延々と続けたり、薬品開発など将来的に商業ベースに乗る可能性のある研究を優先的に押し付けられたりするのが現実。
教授ともなると、試験問題を作成したり、生活のためにあちこち講演に飛び回ったり、通年授業を持たされたりして、なかなかやりたいことができないのだそうだ。
研究所や大学の意に沿わない研究を続けるには、自費で出張費を出して国外の学会に参加したりしなくてはならない。科研費からの助成を受けられないものも多い。そもそも科研費を自由に使えるような立場になるためには、相当のキャリアが必要だ。
でも、一度興味を持つとなかなか頭からそのことが離れない。いまだに、分けのわからない本を持ち歩いては、「お前は一体何になりたいのだ」と会社の同僚から笑われている。(生物学者になりたいのだ!とは言えなかったが。。。)
今年は7月1日から放送大学の分子生物学と細胞学の講義を受けようと、申し込みをした。授業料を払い込もうとしたときに、今回のロシア赴任である。ちょっとがっかりだった。今から、会社を辞めて、家族を省みずに大学に行くことなどできないが、ケーブルテレビに加入して放送大学を視聴することなら許されると思ったのに。奥さんも学費を出してくれると言ってくれたのに。
ロシアに行ってしまったら、当分、そのことは忘れなければならないかもしれない。赴任直後からしばらくは、仕事に集中しないと大変なことになりそうである。
それでも、半年ぐらいは単身赴任になりそうなので、お気に入りのブルーバックスシリーズや厳選した教科書数冊などは、持って行こうと思っている。最近では、持って行く本、置いていく本を少しずつ取捨選択している。本当はほとんど全ての本を持っていきたい。でも、飛行機の超過荷物料金が、1キロあたり5000円以上もするので、できるだけ荷物は減らす必要がある。
ロシアに行ってからも、獣医学や生物学の書籍などを購入できる機会があれば増やしていきたいと思っている。日本や米国にはない考え方をしているものなどに巡り合うことができたら、どんなに素晴らしいだろう。もし、そんなものが見つかったら、是非このブログ上でも紹介させていただきたいと思う。
しかし、その前にやることはふくちゃんを連れて行くための書類準備や手続きの確認だ。
面白いもので、しまちゃんが腎不全になってからというもの、僕はすっかり生物学に取り付かれてしまっている。
この3年くらいの間にいったいどれだけの本を読んだだろうか。最初は、わけもわからず買った獣医書たち。そのうち、やっぱり基本が分かっていないと、そういった書籍を読み解くことが出来ないことに気付いて、中学・高校の生物や化学の教科書や参考書を読みふけった。
満員の通勤電車の中で、中学生の化学の教科書に食いついているサラリーマンの変な姿。学生時代には、全く興味の持てなかった分野だ。
なぜ興味が持てなかったのか?生物は、男子らしく好きだった。昆虫や魚などの話が中心になると、それはそれはわくわくしながら授業を聞いていた記憶がある。
いつから、それらをつまらないと思うようになってしまったのだろう?先生の教え方が面白くなかったのか?
今は、中学や高校で生の授業を受けたいと思う気持ちがある。本で読んでいても、NHKのテレビ講座を見ていても物足りなくなってきた。やっぱり、実際に目の前に先生がいるほうが楽しい。質問や疑問は山ほどある。本当に山ほどあって、何を聞きたかったのか、何を知りたかったのか次々に忘れてしまうくらい。
仕事柄、様々な分野で活躍されている方々に合うことも多い。その中でも、医学系の大学の先生や、研究機関のスタッフさんのところにお邪魔するときほど心躍ることはない。
大学の研究室の変な匂い。みなさん、何やらフラスコを熱心に覗き込んだり、英文で論文を書いたりしている。なんて楽しそうなんだろう。実際やっているほうは、日々地道な作業をこなしていて、僕が思い描いているような新しい発見を次々にしているわけではないのだろうけれど。
旅行業という商売は、安くて確実なところから仕入れて、それをお客様に販売する生業である。予算達成のために、まだまだ売り上げをあげなければとか、収益率を高めなければとかそんなことが課題になっている。
けれど、こういった研究機関や大学はどうだろう。人様に、あの手この手で物を売り込んだりしなくともよい。研究に没頭していれば良いのだ。
僕は、本当はこういうことをやりたかったのかもしれない、なんて考えながら取引先から会社に戻ったものだった。
しかし、実際に先生方の話を聞くと、現実はやりたい研究に没頭できる時間など限られているという。自分がやりたかった分野の研究はできずに、主任研究員の方針に従って、やりたくもない作業を延々と続けたり、薬品開発など将来的に商業ベースに乗る可能性のある研究を優先的に押し付けられたりするのが現実。
教授ともなると、試験問題を作成したり、生活のためにあちこち講演に飛び回ったり、通年授業を持たされたりして、なかなかやりたいことができないのだそうだ。
研究所や大学の意に沿わない研究を続けるには、自費で出張費を出して国外の学会に参加したりしなくてはならない。科研費からの助成を受けられないものも多い。そもそも科研費を自由に使えるような立場になるためには、相当のキャリアが必要だ。
でも、一度興味を持つとなかなか頭からそのことが離れない。いまだに、分けのわからない本を持ち歩いては、「お前は一体何になりたいのだ」と会社の同僚から笑われている。(生物学者になりたいのだ!とは言えなかったが。。。)
今年は7月1日から放送大学の分子生物学と細胞学の講義を受けようと、申し込みをした。授業料を払い込もうとしたときに、今回のロシア赴任である。ちょっとがっかりだった。今から、会社を辞めて、家族を省みずに大学に行くことなどできないが、ケーブルテレビに加入して放送大学を視聴することなら許されると思ったのに。奥さんも学費を出してくれると言ってくれたのに。
ロシアに行ってしまったら、当分、そのことは忘れなければならないかもしれない。赴任直後からしばらくは、仕事に集中しないと大変なことになりそうである。
それでも、半年ぐらいは単身赴任になりそうなので、お気に入りのブルーバックスシリーズや厳選した教科書数冊などは、持って行こうと思っている。最近では、持って行く本、置いていく本を少しずつ取捨選択している。本当はほとんど全ての本を持っていきたい。でも、飛行機の超過荷物料金が、1キロあたり5000円以上もするので、できるだけ荷物は減らす必要がある。
ロシアに行ってからも、獣医学や生物学の書籍などを購入できる機会があれば増やしていきたいと思っている。日本や米国にはない考え方をしているものなどに巡り合うことができたら、どんなに素晴らしいだろう。もし、そんなものが見つかったら、是非このブログ上でも紹介させていただきたいと思う。
しかし、その前にやることはふくちゃんを連れて行くための書類準備や手続きの確認だ。
嬉しい~これからもふくちゃんを見られる♪
一月に一回でもいいです。
お暇な時にでもふくちゃんのお姿を・・
なんだか手続きだけではなく
壮大なふくちゃん旅行記が読めそうで今からワクワクドキドキです^^
現地のにゃんこ生活レポートも凄く楽しみ
毎度の台詞ですがくれぐれもご無理はなさらないようにしてくだされ♪
私のスチャラカブログを読むよりも休息が大切ですよ!といいつつ嬉しさは隠せないおばばでした^^;
こんばんは。
ロシアでのふくちゃん日記、時間があるといいのですが。しばらくは、奴隷のように働かなければならなそうです。。。
スチャラカブログも応援しています。
こんばんは、初めまして。
このブログは公開ブログなので、あまり具体的な個人名は書いちゃダメですよ。その方にご迷惑がかかっちゃうこともありますからね。。。
お仕事頑張ってくださいね。
ではでは
こんにちは
よかった。ホントよかった。
色々難しいことも多いのでしょうが、てっちゃんさんと離れてしまうのは、ふくちゃん悲しすぎる。。
ご決断に拍手です。
やっぱり、てっちゃんさんのそばにいたいよね、ふくちゃん。
いろいろと手続きが大変なようですが、
ふくちゃんが無事にロシアに渡れることを祈っています。
放送大学の件は、残念でしたね。
でも、その分ロシアで得られるものが、きっとあるはず。
ロシアからのブログ更新、楽しみにしていますね。
私も、「もう、いい歳なんだし」と諦めていたことに
チャレンジしてみようかな、という気持ちが湧いてきました。
コメントありがとうございます。
まだまだ、ふくちゃんを連れて行くには様々なテストや手続きが待っている状況です。
いまのところ、可能であれば、無理がなければ連れて行きたいと思っています。腎機能チェック、狂犬病の予防接種後の体調などを見て、最終的に判断したいと思っているのです。
こんばんは。ご無沙汰してしまいました。失礼しました。煩雑な手続きをクリアする自信はあるのですが、本当にふくちゃんと一緒に飛ぶかどうかの判断はまだまだ先のことになりそうなんです。
人間の都合だけで、連れて行くというのもちょっと引っかかっているのです。
HANAさんもなにかご興味のあることは、どんどん挑戦してみましょうよ。本格的にできるかどうかはわからないけれど、自分が満足するくらいのことはできるかもしれませんし、それが人生を豊かにしてくれる可能性があるのであれば是非是非っ。