呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

北畠神社

2015年01月17日 | 遠近旅録-国内/近郊
ここ10年ほど毎年鳥羽のホテルに行く習慣が出来てしまったがそれがいつの間にか伊勢神宮への初詣を兼ねた1月の行事になってしまいました。
そして今年の往路は松阪西方の北畠神社に立ち寄ることにしました。
中世に伊勢の国司であった北畠氏の屋敷趾がそのまま始祖を祭った神社になっているというのです。
昔歴史の授業で習ったが例の神皇正統記を書いたとされる北畠親房あたりが活躍した建武の中興から南北朝時代にかけての朝廷対幕府の権力抗争は敵味方がめまぐるしく入り乱れ、話がややこしいですネ~
(最近青空文庫で吉川英治の私本太平記を読んだばかりだったのでなんとか大雑把について行けた程度・・・)

しかし結論的には残念ながらこの辺りも「さびれた観光地」というか行く前と後のイメージミスマッチの1つでした。
あの日は寒波が来ていてとても寒い日でもあったが祝日の成人の日だというのに神社周辺も美杉の村も人影・車影はまばら・・「美杉ふるさと資料館」も来訪者は我々夫婦二人だけだったし,展示物も何年もホッタラカシの風情で薄暗い館内をを5分ほど覗いて早々に退散したのでした。
一方神社の方は国内でも屈指の立派な武将庭園があるというので期待して行ったがこれもずいぶん地味で参観料300円は如何なものかと思いましたね~
(だから賽銭の方は割愛!)
もっともこういうナイーブな石庭は気候の良い時季にベンチにでも座ってじっくり往時をしのび、心を鎮めて鑑賞すればかなり印象が違ったかもしれません・・・




まぁ超尊王派北畠氏の神通力も皇室崇拝→戦意発揚の戦時中まで! 美杉村の森林セラピームードもバブル崩壊まで! ・・・これも時代の波間の浮き沈み現象の一つでしょうか?
ここ数年三重県の田舎をあちこち見物して来たがこのままでは安倍政権の掲げる「地方創生」も容易じゃなさそうな気がします。
せめて去年の大雨で不通になっている名松線だけでも早く復旧させたいですね~
(2015年1月記)



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