呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

沖島@琵琶湖

2013年02月07日 | 遠近旅録-国内/近郊
近江八幡の休暇村へ泊まった折、目前の琵琶湖内の「沖島」へ渡る半日ツアーに参加してみました。(人の住んでいる湖内島は世界でここだけとか・・)
あいにくその日は低気圧が通過中で琵琶湖も大荒れ、横殴りの雨が降ったり止んだりの悪天候だったが、紅葉見物は午後晴れてからが良かろうと時間つぶしに昼食付きツアーに参加する気になったのです。
沖島と本土側(近江八幡市)の間は日常交通のための定期船があり、ものの10分も有れば往来できるがこの日は観光ツアーとて時間をかけて島の周辺を回わる航路を取ってくれました。
しかしものすごい強風で小船は大揺れ!
いつか防災訓練で東南海地震を想定した地震体験車へ乗ったことがあるがまさにあれとソックリの大揺れでしたわ。
途上本土側の岬から比叡山の修行僧が歩かされるという飛び込み台のような板が突き出ているところが有って、珍しいので写真を撮ったがとてもピント合わせは無理でした。(↓)

それにしても何であんな所で修行しなきゃならんのかネ~

島に着くとガイドのボランティア氏から注意があり
(1)ゴミは必ず本土へ持ち帰ること
(2)島の漁師は早朝に働き、今時分は寝ているから大声で話してはいけない

と釘を刺された後、傘を差して狭い路地をそろそろと住居地の背後にせせり立っている神社へ向かいました。神社は奥津島神社と言いなんでも藤原不比等の創建だとか・・


その後路地をうろうろし(郵便局はあったが商店はない)最後に西福寺というお寺に行き住職からその由来話を聞きました。

ここの住民の先祖は保元、平治の乱で敗れた源氏方の落ち武者七家族でその一人の武士の奥方が死後幽霊となり迷っていたのをたまたま布教に訪れた蓮如上人が法力でそれを鎮め、その武士が後に出家して寺を建立したのだそうな・・
だから現住職も勿論その子孫で本堂には蓮如上人直筆の軸が二本祭ってありました。(真筆だという本願寺の鑑定書も!!)

まぁそう身分の高い武将の話ではないが、湖内の小さな島の隠れた伝説にそこはかとないロマンを感じた半日でした。
(2012年11月記)

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