呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

トヨタ博物館

2008年02月25日 | 遠近旅録-国内/近郊
先日初めてトヨタ博物館(元愛知万博会場近くの長久手町)を見学しました。
トヨタの車ばかりかと思って行った予想と異なり、さすが世界一の自動車メーカに相応しく手入れの行き届いた敷地と立派な建物、展示物もすばらしくなかなか結構でした。

2階の展示場はもっぱら20世紀初頭の外国製高級車(いわゆるクラシックカーですかな?)が100種類近く勢ぞろい。とにかく大きさも材料も仕上げも今の車とはぜんぜん高級感が違いますね~
そりゃ乗った人が王侯貴族や大金持ちばかりだから・・・とは思いつつどれも見る者を圧倒する風格があり、エンジン出力の数値など見なければむしろ今のスポーツカーよりモダンで高性能ではないかという感じさえ漂っていますね~
ヒットラーやルーズベルトの乗ったのと同じ車も置いてあります。
要するに昔の車は鉄と硝子と本皮、それにぴかぴかの鍍金仕上げ・・・といった自然材料主体で出来ており、無粋なプラスチックと化学繊維などの石油の化け物である現代車では到底表現不可能な深い味わいがありましたね~
地球に優しいとかエコとか言う言葉を使うなら、まず材質の第一印象でそういう「実感」を持てるかどうかが先決ですな~

そしてアノ場所は同時にわが身の老いをつくづく再認識させられる場所でもありました。別館のほうには子供の頃わざわざガソリンの「いい匂い」を嗅ごうと後を追って走ったアノ懐かしい進駐軍のジープ、飛行機の残材料で戦後作られたアルミ製自転車、昔浜松ではポンポンと呼んでいた原付自転車など戦後の記憶を呼び起こしてくれるものも多く、モータリゼーション草分け時代のグッピー、マツダクーペ、スズライト、ミゼット、すばる360、三菱500、ブルーバード、コロナ、ファミリア、コンテッサ、ベレルなどなど・・・名前を並べただけでもまさに思春期から青春時代の思い出が甦る車たちばかりじゃナイデスカ!!!

自動車を見に行ったのに、一言でいえば 「ワレ老いたり!」が感想でした。(08年2月記)




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