日々のお稽古風景や京だよりをお届けします。
“なむなむ”とは、古い京言葉、変わりなく平穏な様子を言い表してます。
国立文楽劇場開場記念
『 大入り袋 』
この四月は文楽劇場が開場して30年です。
昭和59年三月開場記念イベントに、亡き恩師
大村尚子先生が京都の地歌箏曲の代表として
地歌「初音」 を演奏なさいました。
これは、その時いただかれた“大入り袋”です。
中には、百円硬貨が一つ入っておりました。
朝日座から国立文楽劇場へ、越路大夫・
津大夫・そして今月引退される住大夫へ、
脈々と引き継がれてゆく 『文楽』 です。
ー 源氏物語 ー (南座)
海老蔵丈の光源氏、オペラのアンソニー・ロス・
コスタンシオの従者惟光(狩衣姿)、能楽師の六条
御息所、等、、、 お箏お三味線チェンバロ、
リコーダーが響きあう意欲作でした。
海老蔵丈は闇の中をさまよう光源氏を華麗に
哀しく表現され、歌舞伎オペラ能楽による必然が
招いたコラボレーションでした。
この舞台は是非ヨーロッパで観劇したいと思い
帰路につきました。
追) このチラシは南座観劇の方はモチロン、
町行く京の人達にも大好評とのことでした。