俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

しげや(岡山県真庭市美甘)

2018-11-08 | 旨い店

缶詰づくり番外編。

歴史を感じさせる美甘の街並み。

かつて出雲街道の宿場町として栄えたそうです。

松江藩の殿様が参勤交代で江戸に向かう道だったということですね。

こんなところにも島根とのご縁を感じます。

また、隠岐の島町と美甘は交流があり数年前まではお互いに祭りのときに行き来していたそうです。

 

 

シェア工房美甘を経営する株式会社しげやさんは、もともと歴史ある旅館でした。

現在は旅館の営業はしていませんが、日本中から集まるお客様の要望にお応えして

お食事は提供していらっしゃるそうです。

今回の出張ではしげやさんのご厚意で、お宿に泊めていただきました。

 

お部屋には季節を感じさせる素敵な飾りがありました。

こちらにも。

ほんとうに様々な心遣いをいただいていました。

玄関に出されていたストーブ。

山間の美甘では、隠岐よりも先に冬が近づいていました。

夜にはこのあたりの豊かな自然の恵みをふんだんに使ったすばらしい食事をいただきました。

 

秋はなんといっても様々な種類のきのこ料理が味わえるということで、

この時期に来れたのはとても幸運でした。

こちらは香茸。

かぐわしい、という表現がぴったり。松茸よりも珍重されるのだとか。

ショウゲンジ。

しばかつぎ。

ねずみで、というきのこはネズミの手みたいに見えるからとか。

聞いたことない、そしてすごく美味しいきのこのオンパレード。

なめたけは自然薯と。

 

そして、きのこだけでなく山の魚もふんだんに。

アマゴの卵のしょうゆ漬け。

鯉の洗い。

 

ヤマメは焼き立てふっくら。

ここでも香茸!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

これが干した香茸。

干してから戻して使うほうが香りが強くなって美味しいようです。

今年は豊作だったとのことで、嘘みたいに贅沢に食べさせていただきました。

ここで本日作っていただいた海士町の缶詰をさっそく試食しました。

香茸と栗の炊き込みご飯。

鼻から香りがむはーっと出ます。

しげやさんのお料理は、土地のものにこだわり、ひとつひとつとても丁寧に作られていました。

きのこはどれも社長さんが自ら山を歩いて採ってきたもの。

自然は、向き合い方次第でとても豊かな暮らしを与えてくれます。

そして、その喜びを知っているからこそ人に食べてもらいたい。

そんな気持ちがとても伝わって、本当に有難いことだなと思いました。

 

今度は家族を連れてお邪魔したいと思います。 

 

あと、ちょっときのこに目覚めました。


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