「ねぇ、なんか面白いことない?」
きっかけは彼女のその一言だった・・・。
「面白いことねぇ・・・。」
いきなり振られてすぐに答えが出せるわけがない。
「夜の動物園に忍び込む、なんていうのは?」
僕すっごくいいこと思いついちゃった~♪ てな顔でちょっと得意げに彼が言った。
「却下!それドラマの受け売りでしょう!?」
美しい彼女にあっさり駄目出しされて、しょんぼりと彼はご自慢の金髪を弄りだす。
「ねぇ、だいちゃんのところに行ってみよっか?」
「え?だってきっともう寝てるわよ?」
「うん!行ってみましょう!僕、住所わかるし。」
「よし、決定!行くわよ!」
言いながら彼女はもうドアを押して外に出ようとしている。
ほんとにこの行動力にはいつも感心する。
それにしても、どうして住所を知っているんだろう?
「ちょっと待ってー!」
とにかく置いていかれないようにと、私も慌てて外に出る。
真っ赤なバイクでタンデムの二人、私も久しぶりにバイクに跨る。
彼がメーターの辺りを弄っている。ん?見たことのない機器が何かついてるようだ・・・何だろう?
「わかりましたぁ~。だいさんの住所ゲットです!」
何?何をやってわかったの?
「さ、飛ばしますよ~。」
は、速い! ちょっと待ってよ、私はバイクに乗るの久しぶりなんだから。
真夜中の道をあんなスピードで走られたら、もうついていくだけで精一杯。道なんて覚えていない。
「はい、ここです。すぐそこがだいさんの家。」
バイクを前の公園で降り、足音をひそめて近づく・・・ドガッ!ガラガラ!ガシャッ!
「しーっ!」「しーっ!」
あちゃー、やっちゃった。あぁ、もうどうしてこうドジッ子なんだろう。
表に置いてあった 空き瓶の詰まったビニール袋をけとばしちまった。
もう、収集日までは家の中に置いておいてよ。
さて、ドアの前に着いたはいいものの、部屋は真っ暗で静まり返っている。
「どうするの?やっぱりもう寝てるよ?」
「何か針金みたいなものないですかね?」(針金?)
「あ、私持ってる。ワイヤークラフトに使うんだ。」
ワイヤークラフトは結構だけれど、いつも持ってるの?
ドラえもんのポケットよろしく、彼女はそれを取り出した。
でも、それをどうするの?
「ちょっと貸してください。」
彼が受け取り、先をちょっと曲げて鍵穴へ突っ込みカチャカチャ・・・カチリ。
開いた!彼は一体何者???
戸惑う私にお構いなしに、彼女がノブに手を掛けた・・・。
* * * * * *
拙い文章ですみません。
恥ずかしげもなく、sizukuさんの まいにち「悪戯は未完成」 だいさんの もすこみゅーるだんでぃ「友達?」 れいらさんの ブログ de レイラ「Frozen vodka blues」 にトラックバックさせていただきました。
きっかけは彼女のその一言だった・・・。
「面白いことねぇ・・・。」
いきなり振られてすぐに答えが出せるわけがない。
「夜の動物園に忍び込む、なんていうのは?」
僕すっごくいいこと思いついちゃった~♪ てな顔でちょっと得意げに彼が言った。
「却下!それドラマの受け売りでしょう!?」
美しい彼女にあっさり駄目出しされて、しょんぼりと彼はご自慢の金髪を弄りだす。
「ねぇ、だいちゃんのところに行ってみよっか?」
「え?だってきっともう寝てるわよ?」
「うん!行ってみましょう!僕、住所わかるし。」
「よし、決定!行くわよ!」
言いながら彼女はもうドアを押して外に出ようとしている。
ほんとにこの行動力にはいつも感心する。
それにしても、どうして住所を知っているんだろう?
「ちょっと待ってー!」
とにかく置いていかれないようにと、私も慌てて外に出る。
真っ赤なバイクでタンデムの二人、私も久しぶりにバイクに跨る。
彼がメーターの辺りを弄っている。ん?見たことのない機器が何かついてるようだ・・・何だろう?
「わかりましたぁ~。だいさんの住所ゲットです!」
何?何をやってわかったの?
「さ、飛ばしますよ~。」
は、速い! ちょっと待ってよ、私はバイクに乗るの久しぶりなんだから。
真夜中の道をあんなスピードで走られたら、もうついていくだけで精一杯。道なんて覚えていない。
「はい、ここです。すぐそこがだいさんの家。」
バイクを前の公園で降り、足音をひそめて近づく・・・ドガッ!ガラガラ!ガシャッ!
「しーっ!」「しーっ!」
あちゃー、やっちゃった。あぁ、もうどうしてこうドジッ子なんだろう。
表に置いてあった 空き瓶の詰まったビニール袋をけとばしちまった。
もう、収集日までは家の中に置いておいてよ。
さて、ドアの前に着いたはいいものの、部屋は真っ暗で静まり返っている。
「どうするの?やっぱりもう寝てるよ?」
「何か針金みたいなものないですかね?」(針金?)
「あ、私持ってる。ワイヤークラフトに使うんだ。」
ワイヤークラフトは結構だけれど、いつも持ってるの?
ドラえもんのポケットよろしく、彼女はそれを取り出した。
でも、それをどうするの?
「ちょっと貸してください。」
彼が受け取り、先をちょっと曲げて鍵穴へ突っ込みカチャカチャ・・・カチリ。
開いた!彼は一体何者???
戸惑う私にお構いなしに、彼女がノブに手を掛けた・・・。
* * * * * *
拙い文章ですみません。
恥ずかしげもなく、sizukuさんの まいにち「悪戯は未完成」 だいさんの もすこみゅーるだんでぃ「友達?」 れいらさんの ブログ de レイラ「Frozen vodka blues」 にトラックバックさせていただきました。