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のび太とジャイアン、そしてスネ夫の笑い日

笑えるマイペースのび太、ヤンチャで優しいジャイアン、
甘え上手な末っ子スネ夫。3兄弟の毎日。

病院と病院と病院・・・

2008年03月10日 15時06分03秒 | 今日のお弁当写真
お弁当も残り2回今日は特別に
我が家の遠足日の定番、『ロールサンド』。
のび太が大好きなお弁当

さて、土曜日。朝の8時半に家を出て、
皮膚科の診察の順番取り
実は、スネ夫の顔と体全体に謎のプツプツができて
数週間前から車で20分くらいの皮膚科に通院中。
ウイルス性の物でしょう・・・と言うことですが
治るまでには数週間かかるらしく、経過観察の為に
週に一回診てもらいに行っているのです。

さて、いつも通りプツプツの診察は終わったのですが・・・
「あれ、その目が赤いのはどうした?」と、先生。
ですよねぇ・・・おかしいよね~
「1週間くらい前から片目だけ赤くて・・・
   お兄ちゃんに触られたのかな、って思ったんですけど
 目ヤニも出てないし、ちゃんと目で物も追うので・・・」
「そっか・・・。まぁ、まだ朝やしな・・・
   今から眼科行っておいで
「あ・・・はい

って事で、その足で自宅の近くの眼科へ
「アレルギー性のものかもしれませんねぇ。
 もしかしたら炎症が中まで行っているかも。
 目薬2種類出しますね。
 火曜日か水曜日、もう一度来て下さい。」
あらあら・・・。
でも、とにかく診てもらえて良かった。

なんだかちょっと疲れたぞ。
そう思いながら家に帰ると・・・。
「とうちゃんが、何か熱いって、熱はかりって・・・」って
のび太が体温計を持ってる。38℃
ありゃりゃ・・・こっちも病院だわ。
何と言っても卒園式前それまでに完全復活しなくっちゃ
スネ夫の授乳だけ済ませて、今度はのび太を連れて小児科へ。

もちろん土曜日と日曜日はのび太は『軟禁状態』。
日曜日には熱も下がって元気いっぱい
良かった、早めに受診して。
で、今日(月曜日)。
起きたスネ夫にいつものようにすりすり・・・熱い
ジャイアンも・・・変な咳と鼻。
はぁ・・・またもや小児科へ

良いのさ・・・今ならまだ間に合う・・・。
とにかく、金曜日の卒園式までにみんな復活だよ

あられ

2008年03月06日 19時59分41秒 | 今日のお弁当写真
ジャイアンがあられを食べていました。
丸い、ちいちゃいあられ。
自分も食べるんだけど、せっせと私にも。

ジャイ「ママ、あ~ん
 母 「ありがと~うん、おいしい

ジャイ「ママ、あ~ん
 母 「ママはもういいわ。ジャイちゃん食べ。」
ジャイ「ママ、あ~ん」(半ば強制
 母 「はいはい、ありがと。」
ジャイ「ママ、ちい(おいしい)?」
 母 「うん、おいしい


ジャイ「ママ、『うきやこんこん(雪やこんこ)』あ~ん
 母 「ん?」
   ・・・なるほど、2個くっついていたのね。(雪だるま


ジャイ「ママ、『ちゅっちゅっ、ぽっぽっ』あ~ん
 母 「ん?」
   ・・・なるほど、3個くっついていたのね。(電車


ジャイ「ママ、『うび(指)』あ~ん
 母 「ゆびん~???」
   ・・・ふふふっ。なるほどね
あられが少し割れて、ちいちゃな穴が空いていて、
そこにジャイアンは指を突っ込んでました
指が突っ込まれた、そのあられを、
指を噛まないように、慎重にいただきました~


今日のピカイチ
ジャイアンがお風呂の湯船ですべって、おぼれそうになりました。
もちろんすぐに私が腕を掴んだので、おぼれませんでしたが。
それを見ていたのび太は・・・

「かあちゃん、お風呂も塩水やったら、ジャイアン浮くのになぁ~

浮くほどの濃い塩水のお風呂・・・かあちゃんは遠慮したいなぁ

日本語がめちゃくちゃ

2008年03月03日 01時17分09秒 | 今日のお弁当写真
言葉が、どちらかというとゆっくりだったジャイアン。
最近急に『日本語らしい日本語』を話すようになりました
でも・・・最近どうも『ややこしくなっている』言葉も
多々あるようで例えば・・・

『お腹が空いた』も『お腹いっぱい』も『お腹痛い』も
ぜ~んぶ「ぽんぽん いたい」なのです
これがまた、ややこしくって困ります

スネ夫がお腹を空かせて泣いた時、
 母 「スネちゃん、お腹空いたって。おっぱい欲しいって」
ジャイ「ちゃん(スネちゃん)、ぽんぽん いたい って?」
 母 「ううん、痛くないよ、お腹空いたの。」
そう言うと、『痛くないならオッパイあげなくていいよ』って
不思議そうな顔で考えるジャイアン・・・。
そして授乳が終わって、私がスネ夫に
「スネちゃん、お腹いっぱいやな~」って言うと
ジャイアンはスネ夫の横で泣いた真似をしながら
「ぽんぽん 痛いよぉ~」ってスネ夫の代わりに言うのです。

ジャイアンのご飯の時だって・・・
 母 「もう お腹いっぱいやったら、残しても良いよ。」
ジャイ「ぽんぽん いたないっ(痛くない)
そう言いながら、首を振ってます
痛いほど食べたら、それは食べ過ぎなんだけどねぇ・・・

そして決まって『ごちそうさま』の時は
「ぽんぽん いたい」って食べるのをやめるのです。
本当に痛いのか・・・お腹がいっぱいなだけなのかは
ジャイアンにしか分かりません・・・

今日のピカイチ
卒園が近づいてきたのび太。
幼稚園でも『あと何回、幼稚園に来るか』のカウントダウンが
盛り上がっているようです。

のび太「あと、幼稚園は10回しか行かへんねんで。
    それで~、その最後の一回は、いよいよ・・・『入園式』

間違えすぎです

タイミング悪っ!

2008年02月27日 23時55分48秒 | 今日のお弁当写真
今日のお弁当写真はジャイアンのお弁当
ジャイアン、今日はお弁当持って、
じぃじと私の実家でお留守番でした

今日はのび太の幼稚園のお別れパーティー
謝恩会のようなものです。
スネ夫は連れて行きましたが、
ジャイアンは行っても退屈だろうし、
しかも1人あたりのスペースは
めちゃめちゃ狭いと聞いていたので、1ヶ月前から
その日がお休みのじぃじにお願いしてあったのです
じぃじが困らないように・・・
お弁当もバランスと彩りは無視して、
ジャイアンの大好物ばかりを・・・
こんにゃくにサツマイモ、マカロニ、ウインナー。
ジャイアンは、嫌いで食べられない物はほぼ無いですが
『言われなければ食べない』物は結構あります
お弁当の定番、玉子焼きやポテトもそう。お肉も苦手
1年後には、のび太と同じ毎日お弁当の
幼稚園に入園することになるはずですが、お弁当には
のび太の時以上に気を使わなくてはならないかも

大好物しか入ってない事もあってか、
私が帰ると、空っぽのお弁当箱がキッチンに置いてありました。
良かった良かった

さて、肝心の謝恩会。
色々な出し物があって・・・そして最後に子供達が
私たちの目頭が熱くなるような歌を歌ってくれるのです。
ところが・・・その歌の前から、それまで、とっても
おとなしかったスネ夫が、「う~う~」と、うなり出しました。
イヤな予感が・・・
うなり終わったかと思えば泣き出したスネ夫。
そう、スネ夫はう●ちをしてしまったのです~
えぇ、今から感動の子供達の合唱だというのに。
仕方がないので保健室へ行っておむつ替え。
「のび太、かあちゃん保健室でちゃんと聞いてるから
と言い残して・・・ダッシュでおむつ替え。
何とか2曲目の半分はのび太の横で聞いてやれました。
はぁ~、感動するの、逃しちゃったよ・・・
4~5日便秘だったじゃない・・・なんでこのタイミング

あっかんべー

2008年02月21日 23時37分32秒 | 今日のお弁当写真
雑誌に載っていた、『あっかんべーウインナー』。
今日初めてチャレンジしてみました
ウインナーに切れ目を入れて、小さく切ったハムを
はさんで、ごまの目を付けて完成。
簡単でなかなか良い感じ

朝起きてきたのび太、コレを見て大喜び。
「ジャイちゃん見てみ、『あっかんべー』してるで
ところがジャイアンは・・・

ジャイ「こわい。『あっべー』こわい
 母 「なんで怖いの?」
ジャイ「『あっべー』、あぷっ!て

ジャイアン、『あっかんべー』を知らないもんだから、
ウインナーがハムに、かじりついているって思ったようで
手でも噛まれちゃうって思ったのかしら。
やんちゃな子ほど、恐がりなんだよね~

のび太流『ぷぅー』の表し方

2008年02月20日 00時51分49秒 | 今日のお弁当写真
夜の歯磨きの仕上げ磨き
のび太の歯を磨いているときに・・・
何だか臭うぞ・・・

 母 「ジャイアン、何か出てない?」
ジャイ「ないっ
 母 「ホンマに~?ウ●チ出てるんちゃう?」
ジャイ「んち、ないっ
 母 「そっか・・・じゃあいいわ」

のび太の仕上げ磨きが終わったら、確認しにいこう・・・
そう思っていたら・・・

のび太「かあちゃん・・・何か臭いから?」
 母 「うん、ジャイアンは出てないって言うんやけど」
のび太「あんな、臭いのはのび太やで
 母 「のび太なん
のび太「うん、おしりからな、何かちょっと
    しゅっしゅぅ~って空気が出たみたい

正直にはっきり言ったら?

今日のピカイチ
机の椅子が届くのを心待ちにしているのび太。
毎日、「まだかな~」って。
そして昨日も・・・

「とうちゃん、椅子まだかなぁ~。
 もう、のび太、待ち切れちゃった~。」

*祝*食べた!

2008年02月12日 23時06分18秒 | 今日のお弁当写真
スネ夫は今6ヶ月半。
6ヶ月に入ってから、スネ夫の離乳食を開始
始めの3日間は、おかゆを変な顔して食べていたスネ夫。
ところが、4日目から全く食べなくなっちゃいました
すっっっごく嫌がって、怒ってのけぞって
口から「ぶぅーーー」って、出すのです。
さすがにそこまで嫌がると、
「ごめんごめん、イヤやったなぁ~」って、
笑っちゃう・・・てか、なんでか、こっちが謝っちゃう
3日間連続で嫌がったので、離乳食をお休みすることに。

で、昨日、休日でお昼の食事がみんな一緒だったので
気分も変わるかと思って再チャレンジ
おかゆはやめて、ミルク味のパンがゆにしてみました。
かあちゃんがやってみる。
のび太もジャイアンも「食べた?」って気になる。
とうちゃんもやってみる。
成果は・・・2口入った・・・かな?

そして今日、同じパンがゆを口にチョンチョンすると・・・
なんと、食べたのです
まだ食べると言うよりは『吸う?』に近いものの、
とっても積極的に食べていました。
今まで、のび太やジャイアンが離乳食を嫌がったことが
ほとんど無かったので、逆に食べなかったスネ夫が
ちょっとでも食べると、大げさなくらいに喜んでしまう私
でも、その横で、ジャイアンも一緒に
「スネちゃん、おいしって(おいしいって)」と
喜んで離乳食を食べるスネ夫を見てました。
お兄ちゃんになったね~

今日のピカイチ

のび太の最近の言い間違い語録

『花束』→『はなばた』
『潜水艦』→『すいせんかん』

笑ってしまう・・・

2008年02月10日 23時51分29秒 | 今日のお弁当写真
写真は2月4日のお弁当。なので『鬼』のつもり。

さて、ひょうきんなジャイアン。
例えば・・・最近のジャイアンのブームは、
語尾に『ぷ』を付けること。

 母 「ジャイアン、お買い物行こっか。」
ジャイ「はいぷ

 母 「ジャイアン、お片づけして~。」
ジャイ「イヤぷぅ~

これくらいならまだ許せる。

怒られてる時にもこんな感じ。
 母 「ジャイアン、あかんやろ?何て言うの?」
ジャイ「ごめ~んぷっ
 母 「あかん、謝るときはちゃんと謝って。」
ジャイ「ごめ~ん・・・」
 母 「はい。」
ジャイ「・・・ぷっ
 母 「・・・

ジャイアンをこんな風にしたのは誰でしょう
もう怒る気もしません・・・


今日のピカイチ
土曜日の晩ご飯はお鍋。
卓上コンロを眺めていたのび太は・・・

「かあちゃん、お鍋に当たった火は、どこに行くの?」

ありがとうの日

2008年02月07日 00時56分15秒 | 今日のお弁当写真
火曜日の朝、起きてキッチンに立つと
めまいがきつくて、立ってられない。
その、めまいのせいか、吐き気もひどくて
こりゃダメだぁ・・・
お弁当がなくっちゃ幼稚園に送り出せない
完全お弁当制の幼稚園をうらみながら
何とかその辺につかまっておかずを作る。
ご飯は白ご飯を詰めるのが精一杯
とうちゃんを起こしに行って、私は沈没

リビングで横になったまま、起きられなくなった
私の代わりに、とうちゃんが、のび太のお弁当を包んで
水筒にお茶も入れてくれたみたい
のび太とジャイアンの朝食もとうちゃんが用意。
1度はマシになったような気がして、起きて身支度をしてみるものの
やっぱりめまいと吐き気が襲ってきて再び私は撃沈
結局、とうちゃんが半日休みを取ってくれて、
のび太を送り、私を病院に連れて行き、お風呂も洗って
朝ご飯の片付けもして・・・。

結局、めまいの原因ははっきりしなかったものの、
病院で計ってもらったら、血圧は上が90。
ちょっとした疲れが溜まっていたのかな?ということでした。
お昼まで横になって、めまいは消えてきたんだけれど
今度は悪寒がして体がだるくて。
授乳中で薬の飲めない私のために、とうちゃんが出勤の前に
薬局で漢方を処方してもらってくれたので、それを飲んでまた横になって。
漢方が効いたのか、午後から微熱は出たものの、
それ以上にひどくはならずに、夕方にはだいぶと楽になり、
今日はすっかり元気になって、いつも通りのかあちゃん復活
元気だけが取り柄の私なのに・・・情けないことで
でも、火曜日のとうちゃんには本当に感謝

お弁当、のび太はふりかけを持って幼稚園へ
とうちゃんは、いつも私が携帯でお弁当の写真を残しているのを
知っているので、のび太のお弁当を包む前に写真を撮ってくれていました
白ご飯だけど、まぁ、こんな日もあったなって、私の記録
あえて今日の写真のアップは、火曜日のお弁当です。

数年後の私の為に・・・記録

2008年01月29日 23時43分38秒 | 今日のお弁当写真
いつも笑える『おとぼけ』いっぱいののび太。
のび太は今、幼稚園の年長組です。
4月からは小学生
何の心配もなく、入学を心待ちに出来るのが理想ですが、
実はのび太は、この半年、色んな問題を抱えていました。
私はこのブログを自分の育児日記の代わりにしています。
(その割には真面目さが欠片もありませんが
だから、何年か経って『あ~、こんなこともあったな』って、
笑って思い返せるように、今ののび太について記事を
自分のために、残しておこうと思います。
長くなるので、お暇な方だけどうぞ。

〔9月頃〕
スネ夫が生まれて1ヶ月とちょっとの時、
のび太の担任の先生から電話がかかってきました。
それは、私も常日頃から心配になっている内容でした。
『のび太が、幼稚園で気に入らないことがあれば
 ヒステリーを起こしてお部屋を出て行ってしまう。
 部屋を出て行ったり、ヒステリーを起こすたびに、
 クラスの他のお友達も最近「またか・・・」となってしまい
 少し浮いた存在になってしまっている。
 ドッヂボールなど、みんなでする事へ興味が持てなくて
 ゲーム中に勝手に参加をやめてしまい、先生の言葉がけには
 「だってやりたくないし」と耳を傾けない。
 何か先生と話をしている時にも全く話を聞こうとしないので
 会話にならない。』
・・・実は、家でも夏過ぎからそうだったので、
私はびっくりすると言うよりは「やっぱり・・・」と言う感じ。

何度もブログにも登場したんだけれど、のび太の担任の先生は
本当に経験の豊富な先生で、私は絶対の信頼を寄せているほど。
そんな先生なので、この電話も「こんなんだから困ります」と言う
内容では決してありません。先生は、
「のび太君が急にこうなってしまった理由が、幼稚園にあるのか
 別の所にあるのか、それを分かってあげたい。
 コレが年中の時期なら、ゆっくり様子を見れば良いのだけれど
 あと5ヶ月で小学校・・・このまま入学すれば、周りのお友達から
 距離が出来てしまうのも時間の問題だと想像できる。」
そんな理由から電話を下さったのです。

家でもヒステリーを起こすと、感情を抑えきれず、衝動的に壁を叩いてみたり
大きな声を出してみたり・・・が頻繁に出ていました。
ジャイアンに対しても意地悪をした後に、自分が怒られる内容を隠して
「別にかわいそうじゃない。自分が怒られなくて良かった思った。」
なんて平気で言ってみたり・・・ということもありました
先生とは、1時間ほど話をして、のび太が抱えている問題を
何とかさぐってあげる為に、しばらく時間を使う事にしました。

私は本当に情けなかった。
1日に何度もヒステリーを起こすのび太を、
その都度、落ち着かせ、話をして・・・
そのたびに思うのです・・・
初めての子供、本当に大事に大事に育ててきたのに、
なんでこんな風になっちゃったんだろう。
私が、ジャイアンが産まれた時に、ちゃんとのび太をみてやって無かったから?
私の今までの、しかり方が悪かったから?厳しすぎた?甘すぎた?
家で同年代の子供達と遊ぶ機会が減ったから?
(色んな事情で、近所のお友達と遊ぶ機会が無くなりました)
きっと私のせいだ・・・。

〔11月頃〕
どうして良いか分からないまま、スネ夫がまだ手がかかることもあって
私もあまり余裕が無くて、悩んだままの数週間。
私はいつも頼っている先輩ママに相談しました。
じっと話を聞いていた先輩ママは
「ヒステリーを起こして、人に手を出してないのはえらい。
 のびちゃんが感情をぐっと自分で我慢しようとしている姿なのかも」と。
なんだか・・・ちょっと救われました。
そっか・・・人に手を出していたら、もっと大変な事だ。
そして、妹にも相談しました。
妹は、二児の母。時に私が思いもしないような意見を言ってくれるので
参考になることが多々あるのです。妹はジャイアンに対するのび太の事も
「ある意味、のび太は正直やと思った。少なくとも何分か前には
 二人は喧嘩してたわけやから、その時は相手が怒られて欲しいやろ?」
「ドッヂボールの事だって、分からんでもないな、私も嫌やったもん」って。

この二人の言葉で、私は少し前向きになれました。
その数日後、のび太の個人懇談でした。
家でもそうでしたが、幼稚園でも、ピークの時よりは落ち着いてきていました。
「先生、まだしばらくはご迷惑をかけるかもしれませんが、
 今は幸い、お友達に手を出すことは無いので、もう少し様子を見ようと
 思っています。今まで6年間、『いやいや期』も全くなく
 ここまで来たので、今その分、手がかかるのだと思うことにして・・・」
そこまで話すと、先生の表情が、少し変わりました。
「のび太君、2~3歳の時のあの時期が、全く無かったんですか?」
「はい、全く
先生の表情は急に明るくなって、「そっかぁ~、じゃあ良かった」と。
「お母さんにそれが聞けて、本当に良かった!
 スネ夫君が生まれたヤキモチではないと感じていたから、
 本当の原因をつかめなかったんだけど・・・お母さん、男の子は特に
 絶対に『イヤイヤ期』が来なくちゃ、後で大変なんです。
 今、来て良かったじゃない!それなら私ものび太君に対する言葉がけも
 関わりも、ちょっと軌道修正しなくっちゃ
 のび太君は今から大変よ。2歳で越えなくちゃならなかった事を
 今越えられるように保育者が関わらなくっちゃ・・・それに加えて
 小学校を前に6歳の課題もクリアしなくちゃならないし。
 でも大丈夫。あと3ヶ月頑張りましょう。」
そして懇談の中で先生はこんな事も。
「子供のことで、周りに何を言われようと、子育ての仕方を何と言われようと
 自分が信じていることは通していいんです。
 周りに何と言われようと、子供が大きくなった時に、自分の子育てが
 間違っていなかったと言えれば良いんです。
 うちの子も(先生も男の子2人の母親でいらっしゃいます)、上の子は
 実はのび太君とそっくりで、感情も起伏が激しくて、学校でも
 担任の先生次第で問題児扱いを何年もされてきたの。
 本当に何度私は泣いたことか・・・でも、今ではその子は
 中学の教師をしているのよ。
 お母さん、子育ては本当に長いんです。だから、良いの、
 何かの壁を越えるのに何年かを費やしたって。」
私は、涙が出そうでした。
そして、この先生に出会えたことを、本当に感謝しました。

〔12月頃〕
冬休みに入るとき、先生が連絡帳にこんな事を書いて下さっていました。
『先日のお話を念頭に置きながら、関わっていきたいと思います。
 冬休みの間、私も少し勉強したいと思います。』
なんて素敵な先生だろう。こんなにも経験が豊富で、
こんなにも素晴らしい先生が、まだ勉強すると言ってくださるなんて。
私がもし、あのまま保育士を続けていたとして、
こんな風に言える保育士になれていたでしょうか。
この先生に出会って、自分の人生の中で、もう一度機会があるのなら
保育士をやり直したいと、心から初めて思いました。

のび太、まだあなたはすぐにかんしゃくを起こして、
2歳児のように駄々をこねることだってしょっちゅうです。
でもきっと、何年か経ったときには、きっと笑って、
「こんな時期もあったなぁ~」って、かあちゃんは言って見せます。
きっとその時には、あなたは自分がそうであったことなんて
すっかり忘れているんでしょうね。