のび太が小学校へ入学して、2ヶ月

学校での事は、全然記事にしていませんでしたが
実はこれには理由がありました。
のび太の最近の事を書くには、
もう一つの事を書かなくては、
どうしても記事が書きにくいから。
その事を、ブログの記事にするべきなのか、
もしくは、もっと先にするべきか
少し悩みましたが、これは私の育児日記。
何年かたって、私がおばあちゃんになったとき
例えば書籍化したこの日記を読むと思えば
私にとっても大きな事なので
記事にしておくことにしました
幼稚園の頃から、どこへ行っても『マイペース』と
言われ続けたのび太。
でも、小学校に入って、周りが落ち着き始めると
ただの『マイペース』では済まなくなってきました

みんなと同じ事ができない。
・じっと座っていられない。
・感情のコントロールができない。
・学校で『着替えなくてはいけない』時に着替えない。
・集団登校の列について行けない(ついていかない)
・やりたくないことはそれが授業であっても参加しようとしない。
・お友達との関係を作ることが難しい。
集中力が持たない。
・話を最後まで聞くことができない。
・20分が目安で出されている宿題をやりきるのに、
私がぴったり付いていても1時間以上かかる。
・机の上などの片づけが最後まで出来ない。
・気になることがあると、やらなくてはいけないことを
すっかり忘れてそっちへ行ってしまう。
その他にも、沢山の問題が出てきました。
その中には、幼稚園の年長組の時から出ていた症状もあります。
もしかして、ADHD(注意欠陥・多動性障害)なんじゃないだろうか。
本を買ってきて、ネットで調べて・・・
また本を買って・・・必死で調べました。
のび太がADHDではないと思いたかったのか、
それとも、のび太がみんなと同じようにならないのはADHDだからだと、
何かのせいにしたかったのかは自分でも分かりません。
結果、調べれば調べるほど、私は不安にならざるを得ませんでした。
私いつもお世話になっている小児科の先生の所へ相談に行きました。
先生は「私の同級生がいますから」と、すぐに専門の先生を
紹介して下さり、普通なら長ければ1年以上診察を待つ事になる
専門のセンターで、すぐに診察を受けることが出来ました。
診察結果は、
『今日の診察だけの結果では、ギリギリのところ。
でも持っていない事はない。
衝動性よりも注意欠陥が多く出ている傾向』
やっぱり・・・。
のび太のせいじゃなかったんだ。
のび太は頑張っていなかったわけじゃないんや。
そう思う反面、これからの不安で半分は呆然としていました。
センターに、とうちゃんも一緒に行ってもらって良かった。
きっと、私が1人で行っていたら、きっと帰りの車で
涙が止まらなかったと思います。
これは、治るものではありません。
あくまでも生まれた時から持っている脳の状態です。
脳の細胞同士の神経伝達物質の量が
アンバランスになっている為に色々な症状が起こります。
かといって、『だから仕方がない』と言う物でもありません。
少しづつ問題を解決していって、根気強く付き合うことで
症状も少しずつ改善できます。
なんでのび太だけ・・・。
小さい頃、歩くのが遅くて肢体不自由児施設にも通った。
低身長も夏に検査入院をすることを進められている。
喘息も持ってる。次はADHD・・・。
幼稚園でも良くない意味で目立ってた。
今だってマイペースすぎて問題児扱い。
そしてこれからもそれは変わらないと思う。
でも、周りに何と思われようと、母の私が
そんなのび太を受け入れて、支えてあげることが何よりも大切なはず。
頭では分かっている・・・。
現実は、どうしても受け入れられていないところがあるんだと思う。
いや、受け入れられていないことばかりかも。
「気に入らなくて、自分の机を勢いよく揺すって、
お友達の机にひどく当てて、やめなかった」
「もらったチラシが気になって、教室に入れなかった」
そんな毎日を聞くと、どうしても思ってしまう。
なんでみんなと同じように出来ないの?
なんでちょっとの我慢さえ出来ないの?
周りのみんなは、どんどん小学生らしくなっていくのに。
『みんなと同じ』が何でも良い訳じゃない。
でも、やっぱり、『同じ』じゃないことは
母にとっては本当に辛いことなのです。
でも、まずは受け入れなければ進めません。
少しづつ、のび太の状態を受け止めてやれる
強い母にならなくては・・・。
ADHDの子供達の花が、綺麗に大きく咲くか、
枯れてしまうか、周りのサポートで大きく変わるそうです。
のび太がもし大きな花を持っているとしたら、
ちゃんと枯らさずに咲かすことが出来るように
私も、出来ることから少しずつ、頑張ろうと思います。