先日「馬車道十番館」のレストランで、お昼を食べました。
明治時代の洋館を模した建物に入ると、時間の流れがゆるやかになって、
文明開化の頃の、衣擦れの音、香水の匂い、華やかな活気が、まだ店内に残っているような錯覚を覚えます。
壁には、昔の横浜を伝える写真や資料が貼ってあり、
ひとつひとつ眺めては、いちいち関心しています。
写真は、その馬車道十番館の化粧室の案内板。
古いものではありませんが、他の古いものたちと、暖かく、優しく、調和しています。
板を彫って彩色した、微妙にゆがむ文字もいい感じです。
馬車道十番館の「ビスカウト」というお菓子も大好きです。
味はもちろんおいしいのですが、切り絵風の絵が描いてある包装紙が、これまたカワイイのです。