ちょっと前の話になりますが、7月、
2泊3日のリコーダーの合宿がありました。
この合宿には、チェンバロの先生が特別参加。
レッスンは、連日、通奏低音付き。
さらに、通奏低音の「基礎の基礎」講座も開かれるという
贅沢な合宿になりました。
通奏低音とは、バロック音楽の伴奏のこと。
バロック音楽の楽譜を見ると、伴奏のパートには、
たいてい旋律だけしか書かれていません。
演奏者はそれをもとに、自分で適切な和音を付けていきます。
その付け方の基本を教わったのです。
この通奏低音、とにかく常に、鳴り続けていなくてはいけないのだとか。
チェンバロの先生も、学生時代、自分の先生から、
「演奏中に急死しても、手だけは動かし続けるように」
と、まるで「ゾンビになれ!」みたいな指導を受けたそうです。
講座の最後には、コレッリの「フォリア」に通奏低音をつける、
という「夏休みの宿題」も出されました。
8月も残りわずか。
イラストを描きながら、絵の具を乾かす時間に、
懸命に取り組んでいます。