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大堀サックス研究所

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銅のヤカンで湧かしたお湯は美味い

2011-04-02 00:57:00 | O.S.L.のお客様
3/21(mon)のお客様は田中邦和様。

ここ最近のネタは銅のマウスピースです。

そろそろ完成かな~?
もう何て言うか、どう聴いても邦和さんの音なので、後は吹き心地の問題?
って、何でも吹けちゃう人の悩みは良く分かりません!(笑)
恐るべき柔軟性!

なんだか面白くってメッキして完成って言うのが勿体ない感じなんですよね。
相当深めでチェンバーも大きいのに、まだまだ削るところがあるって、マウスピースもホントに微妙な世界です。

あ!今、写真見て気付いたんですが、ひょっとしてメインの金太郎君よりもビーク高いっすか??
なんちゃって。

またライブを聴きに行かなくてはっ!

燃えるっ!

変化

2011-04-02 00:51:00 | O.S.L.のお客様
3/19(sat)のお客様は伊藤智範様。

伊藤さんも熱心ですね~!!

今回はかなり大掛かりに内部形状を変更しました。
マウスピースが吹き易くなればなるほど奏法にも自由度が出てきます。
そして、また奏法に合わせてマウスピースも変化していきます。

まだまだ行けそうな感じ!
次回はどんな音がしているのか楽しみです。

番長の休日

2011-03-07 21:42:00 | O.S.L.のお客様
3/5(sat)のお客様は五辻憲一様。

今回はソプラノの製作!

ソプラノって難しいですよね~!

1人で吹いていると良いんだけど、バンドに入ると埋もれまくるとか、その逆パターンとか色々ありますが、吹き易いセッティングを見つけるのに僕も相当苦労しました。
ポイントは、小さい楽器だからといって開きの大きいマウスピースを!と考えていると失敗する可能性が高いという事でしょう。あとは、メーカーごとの番手の基準が微妙なところがあるので、その辺のリサーチもしっかりしておいた方が良いと思います。テナーやアルトの感覚で選ばない方が無難です。
今回の五辻さんのマウスピースは、普段お使いのモノよりも少し狭めのエボナイト・インナーに落ち着きました。
少し内部を大きくして割とサックリ終了。
さ~て現場でどうなりますかね~!楽しみです。

そして、ソプラノ終了後はテナーの調整。

こちらはフェイシングのカーブ中心に色々とやってみました。
良い音だ~!!!

五辻さま、本日もありがとうございました!


まだまだっ!

2011-02-26 20:07:00 | O.S.L.のお客様
2/20(sun)のお客様は佐藤達哉様。

ビータ前のチェック&微調整!行ってみましょう!

しかし、達哉さんも、まだまだやる事いっぱいって感じですね~!(爆)
作っている時は気がつかない部分が後から冷静になって見てみると気になったり、爆音系の現場で吹くともう一伸び欲しい!なんて事は多々あるので、じっくり検証する時間を作るっていうのは楽器の性能を判断するのにはもの凄く重要です。

この日は達哉さんの調整では最短記録!2時間位でサクッと終了!
まあ、本数が2本だけっていうのもあったんですが、相当ちょびっとだけ削った感じですね。ビビビビビ調整位でしょうかっ?!
達哉さんのカドソンT-900BNも相当進化してます。
ハッキリ言ってスゴいっすコレは。
やっぱし、反応は早いんだけど、いくらパワーかけても大丈夫ってのがある意味理想ですよね~!そういう達哉さんのコンセプトがしっかり反映されているっていうか、時間かけて試行錯誤している中島楽器の職人さんたちの気合いが伝わってきます。

達哉さんは次作るとするとテナーは20本目なんですが、そっちの相談もしつつ終了。
こっちも色々楽しみなプランが出てきちゃいました!ヤバいぞー!

でも、20号の前に、今までのマウスピースの改修大作戦が・・・・
燃える~!!!!

九州の皆さん!明日(28日)から達哉さんは九州ツアー!
最新タツヤサウンドを是非聴きに行って下さい!
http://www2u.biglobe.ne.jp/~sattatsu/schedule.html
僕も聴きた~い!

見えすぎちゃって・・・

2011-02-26 19:29:00 | O.S.L.のお客様
さてさて今回は番外編!

群馬にお住まいの三輪明義様からの依頼で新作です!

前回いらっしゃった時は、テナー、アルト、ソプラノと3本作って、アルトはオモリ無しのエボナイトでした。
http://blue.ap.teacup.com/oohorisaxlab/431.html

「お父さんの使っていた透明が忘れられず、もし使ってなかったら譲って頂けないでしょうか?」というメールが!
どうやら先日アップした大阪の井上さんのマウスピース改修の記事を見て火が点いてしまった模様!
そこでオヤジ「私のはダメですが新作なら良いですよ!」という事になりました。

というワケで、久しぶりに透明のウエイト外はめタイプを作ってみました。さすがにホイホイとお越しになれない距離なので、我々にお任せ新作です。
実は、もうあと2個位しかウエイトが残っていなかったので、これは貴重!

三輪さんのオーダーは何しろ「お父さんの使ってたヤツ」という事なので、自分のマウスピースを作るつもりでほとんどオヤジ1人で作業!初期段階の内部形状はオヤジと僕で意外と好みの分かれる所があるのですが、ざっと出来上がったのを見ると、やはりオヤジ用!(笑)三輪さんの前作はかなりオーソドックス目に振ったタイプだったので、僕はちょっと心配でしたが、やはり手加減無しのイケイケマウスピースにしようと心に決めて試奏と調整を重ねました。

今月は井上さんのも含めて久しぶりにこのタイプのマウスピースを吹きましたが、やっぱし独特なモノがありますね~!インナータイプがメタル4:ラバー6位の割合とすると、こっちはメタル3:ラバー7という趣でしょうか?!
ゴリゴリし過ぎずにパワフルに鳴らして、しかもラバーの吹き易さって、昔は良く考えた物でした。ウエイトは真鍮の金メッキです。吹き比べてみるとインナーはやっぱし相当メタルっぽいのかもな~と思いました。バッチリ最近蓄積してるノウハウも入ってるので、オヤジと僕には相当吹き易く仕上がりましたよ!

そして「もしダメならすぐ調整するか、返品していただいてもかまいません!」とハラを決め発送。

やったー!ニッコリ!!
とっても嬉しい感想も頂きましたっ!
って、写真見たら楽器がマーチンになってるじゃないですか!!!!
ちなみに前回はバランスアクションでしたよね?
両方とも憧れの楽器!
生音も聴いてみたいです~~~~!

三輪さん、オーダーありがとうございました!
我々も非常に楽しませていただきました。
ちょっとこのタイプ、また作る気になってきてしまいました。
もちろんヒレ付きで!(笑)

「もしダメだったらオレのにしようと思ってたのにな~!しょうがない!またコレ作ろう!」(オヤジ談)