大石経営労務事務所ブログ

東京都台東区の社会保険労務士事務所、大石経営労務事務所です。法改正や時事ニュースなどを発信します。

説明会に行ってまいりました。

2009年12月04日 17時27分06秒 | スタッフより
改正労基法と、次世代育成支援対策法についての説明会に行ってまいりました。
かなり広い会場でしたがほぼ満員、200名くらい?の様々な企業の方が参加されていたようです。

その中で、ちょっと印象に残ったお話。
次世代育成支援対策推進法に基く行動計画の届出を行い、一定の認定基準を全て満たすと認定が受けられます。
認定された企業は次世代認定マーク「くるみん」(かわいらしい赤ちゃんがおくるみにくるまれているマークです)を使用することができるようになります。
会社の商品にこのマークを載せたり、ホームページなど広報の際も使えます。
実際に認定を受けた企業のインタビューがありまして…

この会社は、30分単位で取得できる子供の看護休暇、保育料の補助、子育て中・妊娠中の社員のための休憩室完備、親の働く姿を見ることのできる子供参観日の実施、男性の育児休業取得促進など、様々な制度を取り入れています。
大企業なんだろうな…と思ったら意外なことに、
地方の、従業員20名ほどの中小企業です。業種も塗装工事業と、男性中心の職場って固定イメージもあり驚きでした。
役員の方のお話…
「『中小企業でもここまでやれる』と、様々なメディアから好意的に取り上げていただき、計り知れない宣伝効果がありました。会社の評価が上がることでお客様との話のきっかけもうまれ、営業にもつながっています」
「また、特に効果があったのは社員の意識の変化です。お互いを感謝する気持ちが深まり、チームワークが格段に高まりました」

なにかと暗い話も多い最近、
福利厚生の充実やワークライフバランスの推進なんてそんな余裕ないよ。
と言いたくなるところですが、会社の大事な財産である、従業員を育てること…
これが業績アップにつながっている好例だなと感じました。