こんにちは 大橋みえ子です  

 皆さんの願いをまっすぐ区政に届けます

     日本共産党江戸川区議会議員

羽田新ルート中止を求めて国交省レク

2020-10-04 20:05:49 | 日記

江戸川区議会開会中でしたが、9月24日、新ルート問題での国交省レクに参加しました。24日は午後一時から本会議のため、最後まで参加できませんでしたが、山添拓参議院議員も来場し、特に、千葉県民の騒音軽減の協定書について、国の説明が当たらないと追求しました。

国交省は、質問に対し次のように回答しました。当日の大橋のメモで掲載します。

●住民理解の根拠として「6年間で6巡し136会場で34000人に説明。町内会、自治会と意見交換し、ご要望に応え、騒音対策、落下物対策をやってきた」「2019年8月7日、総括的意見をもらい、地元の理解を得たと判断」

●国交省に寄せられた苦情は、3月29日から5月29日までに約2900件。6月は約800件。7月と8月は集計中。いろいろな意見に耳を傾けつつ理解を。今後、説明会の実施を関係自治体と相談していく。

●北風離陸新ルートC滑走路(荒川沿い離陸便、1時間当たり最高22便)3月は279便ー1時間あたり41%減、4月は1410便ー1時間あたり9便、5月は584便ー1時間当たり5便、6月は891便ー1時間当たり7便。

●南風離陸新ルートB滑走路(川崎コンビナート上空、1時間当たり最高20便) 4月は347便ー1時間当たり8便、5月は150便ー1時間当たり3便、6月は352便ー1時間当たり6便。

●南風着陸新ルートC滑走路(1時間当たり30便) 4月は630便ー1時間当たり14便、5月は504便ー1時間当たり9便、6月は701便ー1時間当たり12便

●南風着陸新ルートA滑走路(1時間当たり14便) 4月は188便ー1時間当たり4便、5月は209便ー1時間当たり4便、6月は280便ー1時間当たり5便

●部品脱落は主要7空港(千歳・成田・羽田・中部・関西・福岡・那覇)で脱落が判明したもの。新ルートに絞っては答えられない。

●「固定化回避」は、6月30日に会議を開催した。騒音軽減の見直しと海外空港の調整を行う。平成26年7月中間とりまとめで羽田空港の需要増大のために現在の運用を提案した。発着便数の再検討は考えていない。

●落下物の確認は、3月29日からはゼロ。氷の落下物は判別が困難だが、周辺の調査を行い航空機由来の場合と氷塊の落下物が認定した場合に、落下物となる。

●主要7空港は2019年度は928個。新ルートあるなしにかかわらず落下物はあってはならない。部品脱落チェック、防止対策基準、一丸となってゼロを目指す。

●事故に対応するシステムは、航空会社の補償、原因の特定を急ぐ。特定できない場合は、可能性のある飛行機みんなで連帯して補償する。被害発生に対して救済が発生する。落下物防止基準に照らし、違反があれば指導する。事前防止に取り組む。

品川区民:「騒音は86とか87㏈がでる。実態調査をしてほしい。みんなイライラしている」

国交省:19か所で測定。それ以外も短期測定を行う。意見を直接聞きたいと思っている。WHOガイドライン、航空機45㏈、議論の余地ありと理解している。

港:「環境測定は数値だけではない。騒音はいろんな影響がある。威圧感、思った以上の騒音だ。自治体首長は2度固定化回避と決議している。やめてほしいの意見が圧倒的。住民の理解を得られていないのが実態」

国交省:ご意見として受け止める。コールセンターで声を聴いている。説明会は自治体関係者と相談していく。

品川南大井在住:「大井競馬場近くに住む。騒音だけでなく大気汚染が気になる。調べたか。PM2・5よりひどい。放射性物質も心配。まずい結果が出たらこまるからやらないのでは」

国交省:検証しないとひとこともいっていない。昨年12月に6っか所くらいで実施。トラック排ガス、環境全体でやっていく。調査していく。

品川:住民が理解したという根拠は。参加した説明会はみんな反対に手を挙げた

国交省:会場、回数、人数を重視しているのではなく、機能強化協議会で同意してもらった。副知事の意見。心配だということは受け止めて。

山添拓:航空需要が激減。必要性そのものが根本から揺らいでいる。助走期間だと回答している。必要ないものをやることはない、はっきりしている。根拠としてきた需要がない。国内線がもどってきているが、これは新ルートの理由にならない。

国交省:需要は、先月伝えたことと変わっていない。国際線は9割減。国内線は4割減。今後の見通しはみえない。なぜやるか、それは、助走期間だから。コロナはいつまで続くかわからない。千葉県にかたよっていた首都圏全体での騒音軽減だ。

山添拓:増便する場合は首都圏でどう負担するか。増便を千葉に押し付けることを考えること。増便の前提が崩れている。富津沖から入ることの検討を。3~4年、助走期間としてやっていくのか。

国交省:先行き不透明。いつまで減便が続くか答えられない。

千葉県民の騒音軽減の前提が崩れているという山添議員の指摘は、まったくその通りだと聞いていました。また、北風離陸便新ルートによって、江戸川区は騒音が数倍増加しています。千葉県民の軽減は配慮して、どうして、江戸川区の騒音増加なのか、まったく理解不能です。6回におよぶ国の説明会では、首都圏全体での騒音軽減、千葉県の騒音軽減という理由は一度も説明がありませんでした。納得できません。