“NGO days of Millennium”なるものに行ってきた。エチオピアで活動している国内・国外NGO183団体が、それぞれの活動を紹介。UNHCRパートナー団体も出展し、難民が作った作品もバザーで展示されているとのこと。
日曜日だったので、あまり人手は見られなかったが、見覚えのある難民たち7人がバザー・ブースの一角にいた。コンゴ難民が描いた絵,アフガニスタン難民が作ったレザーのサンダル,コンゴ難民が作った民族衣装などが展示されていた。
そこでコンゴからの難民が描いた絵を一枚購入。どうやら羊の皮に、絵が描かれているらしい。一応バーゲンしてくれたが、現地価格よりは高めかも・・・といった価格。でも、相手が難民だし、絵は値段がつけにくいし。ダイレクトな「難民支援」ということで購入した(しかも、現金を持ち合わせていなかったので、後払いをお願い。)
いつもオフィスでの難民とのやりとりでは、「問題がある。子どもが病気だ。生活資金が足りない。HCRは何もやってくれない。」といった要求ばかり突きつけられるのだが、バザーでの難民とのやりとりは、そんな疲れるやりとりとは異なった穏やかなものだった。その絵を見ていると、不思議と落ち着いていくる。
エチオピア政府の方針により、エチオピアに避難してきた難民には、雇用の機会がない。教育の機会も限られている。また、難民(特にエリトリア、ソマリア、スーダン難民)はキャンプに滞在すべきとの方針をとっている。よって、難民にはincome generationの機会が制限され、HCRからの支援に頼るしかない。それが不満のひとつになっている。
今回のバザーのような機会がもっとあればいいのだがと、思った。