今回のコミュニケーション研修は、自己主張について。適切な自己主張をするうえで、まず、自分にはどのような傾向が見られるのか認識することからはじめる。
適切な自己主張 – Assertiveness とは?
適切な自己主張をすることとは、周囲を尊重しながら、権利を主張する。例えば、問題が起こった時などは、自分だけが満足するのではなく、皆から受け入れられるような解決策を模索する。
適切に自己主張出来ればいいが、そう簡単にはいかないというのが人間です。人々は次の3つの傾向に陥ることが多い。
*態度などが消極的・受け身であること - Passivity
受け身であるということは、反応を恐れ、あえて危険をおかさない。常に周りにあわせることが多く、周囲との衝突を避けようと、自分の意見は伝えない。例えば仕事場で、山のような仕事に追われていても、上司に頼まれると、断れない。断れない自分に対して、不満が溜まり、悪循環といったパターン。
*積極的でかつ攻撃的であること - Aggressiveness
不安や怒りから生じる攻撃的行動の結果、周囲とのコミュニケーションを遮断してしまう。ある人が攻撃的になることにより、周囲のストレス度も上がる。攻撃的な行動は、相手より優位に立ちたいという願望からも生じる。
*巧みに操作すること - Manipulation
自分の目的を隠し、ストレートに要点をつかない。人間関係において巧妙な策略を立てようとする。
といったパターンがある。この中で、自分にはどのような傾向があるか、またどうしてこのような言動をするのか、理解し、そこから、どうしたら悪循環を断ち切ることが出来るか、自分で物事を運ぶよう、心がけようということ。ただなんでも急にではなく、毎日の生活の中で少しずつ、実践しようということらしい。
わかっていても、なかなか自分を変えられるものではないかも。だからといって、全く不可能でもなく、一つ一つ取り組んでいくことが大事なんですね。