まさよっち放浪日記 - Masayochi's Wanderings-

アフリカから、何故か、中央アジア、そして気が付いたら日本へ。ふと心に浮かんでくる何気ない事を書きとめてみました。

Welcome back to Addis ABABA

2008-05-24 10:37:40 | Ethiopia

私用も兼ねて、アディス・アベバに戻った。以前、アディスにいたときは、まったく実感しなかったのだが、今回ジジガから戻ってみると、アディスがとても都会のように感じてしまった。

アディスに戻る前日、キャンプからの帰り道。車内で妙にハイ・テンションな自分がいた。アディスに戻るだけなのに、こんなに興奮しているとは、正直自分でもびっくり。

アディスに着いて、週末、スーパー・マーケットめぐり。スーパー・マーケットに入って、思わず息を呑んでしまった(一緒に行った同僚は、私の反応にかなり驚いたらしい)。お店にいたエチオピア人の方々も、入り口の私をじろっと見る始末。何が嬉しいかというと、野菜がある!!茄子がある。いちごがある。ほうれん草がある。林檎がある。日本やワシントンDCより、その種類は全然少ないのだが、それでも感動!感動!感動!

ジジガのケニア人の同僚から、オリーブの缶詰を買ってくるよう頼まれたのが、色々な種類が陳列されており、思わず戸惑ってしまった。Black OliveかGreen Olive。チョイスがあると想像していなく、同僚に慌てて連絡・・・。

ヒルトンでのランチ。音楽を聴きながら、ゆったりとした一時。アディスには色々なレストランもある。映画館もある。ロマンティック・コメディ「Made of Honour」を見て、ハッピー・エンディングを満喫。考えさせられる映画よりも、楽しい映画が見たい心境。シリアスな事情は、日常生活に転がっているので、考えたくないー。

美容院に行って、ヘアートリートメントをしてもらう。いつもはパサパサの髪も、今だけはしっとりと潤っている。

ルンルン♪と楽しい週末を過ごし、スーツケースに食料を詰め込んで、ジジガへ月曜の早朝到着。自分でも不思議なくらい笑顔が絶えない(周りのみんなも驚くくらい。)。そのまま、仕事へ直行。信じられないくらいあっという間に笑顔が消えてしまった。。。。

 

 

空港へ向かう途中、ラクダさん達に遭遇


らくだ・らくだ

2008-05-05 18:29:49 | Ethiopia

さてさて前にも書いたが、私の勤務先は、ソマリアに近い場所だ。正確に言うと、エチオピア・ソマリ州の州都。

外務省渡航情報によると、エチオピア・ソマリ州は、

「渡航の延期をお勧めします。(退避の可能性も検討してください。)」

と出ている(2008年2月28日現在)。ここに来る前は、この渡航情報を読んで、ドキドキしてしまったが、いざ来てみると、のほほんとしてしまっている。こんなものなのかもしれない。

エチオピア全体の人口は約7,000万人。ソマリ州の人口は約400万人で、その95%がソマリ族である。その人口の約99%がイスラム教信者らしい。女性たちは、布で体を覆っており、アムハラ族が多い首都、アディス・アベバとは異なる雰囲気だ。

もちろん食事も多少異なる。エチオピアで全国的に見られるインジェラ(酸味がある薄いクレープのようなもの)もあるが、ソマリ族の人々は、ライス・パスタ(マカロニ)等を主食にしている。ソマリ族のレストランでよく見かけるのが、山羊肉。意外と美味しい。

先日、ソマリ族・レストランで、ラクダ肉を試食した。エチオピア人スタッフによると、ラクダ肉は、とても柔らかくて美味しいらしい。高級なものらしく、そんなにいつも食べるようなものではない。試食してみると、確かに柔らかかった。食べたのは、茹でたお肉だったが、塩をつけなくても、味がついていた(もちろんお好みでソースをつけるが)。ただし、脂はめちゃめちゃオイリー。

 

 

仕事場のスタッフと大勢で行ったのだが、他のスタッフ(特に男性陣)の食べっぷりを見ているだけで、お腹がいっぱいになってしまった。現地の人は、フォークやナイフを使わず、手で食べる。しかもぐちゃぐちゃと音をたてる。同じお皿のご飯やマカロニを、他の人と分けて、手づかみで食べる。。。新聞紙の切れ端がナプキン代わり。食後は、粉洗剤で手を洗う。さらに、食後には男性も女性も、つまようじを使っている。。。。。

 

 

(He is not our staff, but the restaurant staff.)

 

子どもの頃、やってはいけない・・・と言われた食べ方を全部やってくれているようで、見ているだけでもういい・・といった感じ。文化の違いとしか言いようがないのだが、なかなか慣れるものではないかもしれない。。。。