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IE Business School留学記(Class of 2017)

スペインのマドリッドにあるIE Business Schoolでの留学記です。受験時から生活のことまで書き綴ります。

マドリードからビルバオへの旅(移動・観光編)

2016-08-21 18:24:01 | 旅行
今週末はスペイン北部の町、ビルバオに1泊2日で訪問してきた。
マドリードからビルバオまでの公共交通機関による行き方は、
①飛行機
②電車
③バス
とおおよそ3種類の手法がある。
値段は多分①>②>③の順に安く、
時間は①>③>②なのではないかと思われる。
飛行機は飛行時間自体は1時間もないと思われるが、空港までのアクセス、
空港での保安検査等を考慮すると結局3時間くらいかかるのではないだろうか。

バスはどうやら調べるとおおよそ4時間の旅のようだ。
高速等の距離がgoogle先生によると約380kmと出ていたので、
ある意味順当な時間だと思われる。

それに対して電車は5時間である。
日本で東京から東海道新幹線に乗ると、下手すれば博多近くまで行くことが可能な時間だ。
(昔500系で博多→東京まで乗ったことがあるが、
あの頃は5時間を切っていたのでは無かっただろうか?)

表定速度に直すと多分確実に100kmは切っている。
日本で言えば在来線特急みたいなものである。

それでは今回何故わざわざ値段も微妙に高く、時間もかかる電車を選んだのかといえば、
単に自分自身が電車がそこそこ好きで、他のブログ等を見ても記事が無かったから物は試しにと試した次第である。

結論から言えば、選べるのならば飛行機かバスがベターだ。
多分バスのが見た感じも快適だし、値段もそこそこ変わらない。
今回自分自身はこちらのグリーン車であるPreferenteというクラスを選んでいるのだが、
それでもこの席に5時間近くいなければならないのが大変苦痛になってくるのだ。
ちなみに物好きな方で電車を選ばれるなら、
片道たったの15ユーロほどしか変わらないので、こちらを選ぶことを強くお勧めする。
片道約50ユーロ、往復で100ユーロくらいだ。


何故時間がかかるかというと、
マドリードから最初の1時間程度は高規格の線路を走るので、
200km近くのスピードを出しているのだが、その後は在来線に入り、最終的に非常に線形の悪い山の中を走ったりしてスピードが出せなかったり、
途中の駅で連結の解除を行ったり、その上やけに駅で止まったりする時間が長かったりするからだ。
だから結局5時間もかかる。
帰りは風景もあまり変わらなくなったので寝て帰った。ほぼこれで正解だ。
ただせっかくならば空からでは分からない、スペインの大地を車窓から眺めるのも一度はチャレンジしてみてほしい。
ビルバオ行きである必要は全くないが・・・

ちなみにマドリードからビルバオまで乗り通した人は車両では自分と、赤ちゃん連れのお母さんの2組だけだった。
いかに不人気かがわかる。
(マドリードから本数が1日2,3本と使い勝手もイマイチなのも効いているのだろう)
途中で降りたり乗ったりしている人はいたので、
そういう需要は一応あるようだ。

写真は道中の車窓から。



さてビルバオといえばグッゲンハイム美術館に世界遺産に登録されたビスカヤ橋、
そしてバルでのピンチョスを味わう。
基本的にはこれくらいしかメジャーな観光はない。
だから市内を回るのには正直半日あれば十分だ。
ただせっかくピンチョスを色々と味わうならば、
観光する前日の夜に入り、夜の街を散策、
次の日の10時くらいから活動開始し、夕方には離れるというのがお勧めだ。
というか自分がそうしたというだけではあるが、多分これでビルバオ観光は満足できる。

グッゲンハイム美術館はとにかく建物として外見が面白いし、
中に入っても造形がなかなかたのしめる。
建築が好きな人ならば是非一度訪れるべきだ。
ただアートとしての美術館として訪れるならば、
基本的には現代アート中心で、そこまで展示物の量も多くないので、
そこに期待して来るとがっかりする可能性もある。
たぶん一般的には2時間あれば館内は回りきれる。
写真撮影は禁止と書いてあるが、みんな写真を撮りまくっているし、
係員の人も誰も注意していない。これならいっその事解禁すれば良いのにと思う。



ビスカヤ橋は世界最古の運搬橋ということで、
世界遺産に登録登録されている。
市内でもだいぶ海寄りに位置し、中心部のあたりからだと地下鉄で約2,30分はかかる。
確か片道1.7ユーロだ。
近くに橋がないので、普通に車が日常生活の足として、運搬橋を活用しているようだ。
ただ吊られているゴンドラ自体はたぶんそれなりに新しいし、
広告のようなものも入っていてある意味興醒めである。
ゴンドラはひたすら往復を繰り返しているので、一本乗り過ごしてそんなに待たずに次の便に乗ることができる。
ちょっとの所で出発したとしても、心に余裕を持ってその川の上を動く姿を眺めていよう。
片道0.4.ユーロ。ちなみに橋の上を歩けるようだが、そちらについてはあまり登る気も無かったので特に調べず。
高いところが好きで、時間もあるならば登っては如何だろうか?
個人的にはこういった産業遺産は好きなので興味を持てたが、
そういったものに興味がないと本当にただのゴンドラのかかる橋なので、
ここまで労力をかけて訪れることを全くお勧めしない。
万人向けの世界遺産手間はないということを念頭に入れて向かった方が安全だ。



長くなったのでピンチョスについてはまた別の記事にて書く。


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