IE Business School留学記(Class of 2017)

スペインのマドリッドにあるIE Business Schoolでの留学記です。受験時から生活のことまで書き綴ります。

マドリードからビルバオへの旅(移動・観光編)

2016-08-21 18:24:01 | 旅行
今週末はスペイン北部の町、ビルバオに1泊2日で訪問してきた。
マドリードからビルバオまでの公共交通機関による行き方は、
①飛行機
②電車
③バス
とおおよそ3種類の手法がある。
値段は多分①>②>③の順に安く、
時間は①>③>②なのではないかと思われる。
飛行機は飛行時間自体は1時間もないと思われるが、空港までのアクセス、
空港での保安検査等を考慮すると結局3時間くらいかかるのではないだろうか。

バスはどうやら調べるとおおよそ4時間の旅のようだ。
高速等の距離がgoogle先生によると約380kmと出ていたので、
ある意味順当な時間だと思われる。

それに対して電車は5時間である。
日本で東京から東海道新幹線に乗ると、下手すれば博多近くまで行くことが可能な時間だ。
(昔500系で博多→東京まで乗ったことがあるが、
あの頃は5時間を切っていたのでは無かっただろうか?)

表定速度に直すと多分確実に100kmは切っている。
日本で言えば在来線特急みたいなものである。

それでは今回何故わざわざ値段も微妙に高く、時間もかかる電車を選んだのかといえば、
単に自分自身が電車がそこそこ好きで、他のブログ等を見ても記事が無かったから物は試しにと試した次第である。

結論から言えば、選べるのならば飛行機かバスがベターだ。
多分バスのが見た感じも快適だし、値段もそこそこ変わらない。
今回自分自身はこちらのグリーン車であるPreferenteというクラスを選んでいるのだが、
それでもこの席に5時間近くいなければならないのが大変苦痛になってくるのだ。
ちなみに物好きな方で電車を選ばれるなら、
片道たったの15ユーロほどしか変わらないので、こちらを選ぶことを強くお勧めする。
片道約50ユーロ、往復で100ユーロくらいだ。


何故時間がかかるかというと、
マドリードから最初の1時間程度は高規格の線路を走るので、
200km近くのスピードを出しているのだが、その後は在来線に入り、最終的に非常に線形の悪い山の中を走ったりしてスピードが出せなかったり、
途中の駅で連結の解除を行ったり、その上やけに駅で止まったりする時間が長かったりするからだ。
だから結局5時間もかかる。
帰りは風景もあまり変わらなくなったので寝て帰った。ほぼこれで正解だ。
ただせっかくならば空からでは分からない、スペインの大地を車窓から眺めるのも一度はチャレンジしてみてほしい。
ビルバオ行きである必要は全くないが・・・

ちなみにマドリードからビルバオまで乗り通した人は車両では自分と、赤ちゃん連れのお母さんの2組だけだった。
いかに不人気かがわかる。
(マドリードから本数が1日2,3本と使い勝手もイマイチなのも効いているのだろう)
途中で降りたり乗ったりしている人はいたので、
そういう需要は一応あるようだ。

写真は道中の車窓から。



さてビルバオといえばグッゲンハイム美術館に世界遺産に登録されたビスカヤ橋、
そしてバルでのピンチョスを味わう。
基本的にはこれくらいしかメジャーな観光はない。
だから市内を回るのには正直半日あれば十分だ。
ただせっかくピンチョスを色々と味わうならば、
観光する前日の夜に入り、夜の街を散策、
次の日の10時くらいから活動開始し、夕方には離れるというのがお勧めだ。
というか自分がそうしたというだけではあるが、多分これでビルバオ観光は満足できる。

グッゲンハイム美術館はとにかく建物として外見が面白いし、
中に入っても造形がなかなかたのしめる。
建築が好きな人ならば是非一度訪れるべきだ。
ただアートとしての美術館として訪れるならば、
基本的には現代アート中心で、そこまで展示物の量も多くないので、
そこに期待して来るとがっかりする可能性もある。
たぶん一般的には2時間あれば館内は回りきれる。
写真撮影は禁止と書いてあるが、みんな写真を撮りまくっているし、
係員の人も誰も注意していない。これならいっその事解禁すれば良いのにと思う。



ビスカヤ橋は世界最古の運搬橋ということで、
世界遺産に登録登録されている。
市内でもだいぶ海寄りに位置し、中心部のあたりからだと地下鉄で約2,30分はかかる。
確か片道1.7ユーロだ。
近くに橋がないので、普通に車が日常生活の足として、運搬橋を活用しているようだ。
ただ吊られているゴンドラ自体はたぶんそれなりに新しいし、
広告のようなものも入っていてある意味興醒めである。
ゴンドラはひたすら往復を繰り返しているので、一本乗り過ごしてそんなに待たずに次の便に乗ることができる。
ちょっとの所で出発したとしても、心に余裕を持ってその川の上を動く姿を眺めていよう。
片道0.4.ユーロ。ちなみに橋の上を歩けるようだが、そちらについてはあまり登る気も無かったので特に調べず。
高いところが好きで、時間もあるならば登っては如何だろうか?
個人的にはこういった産業遺産は好きなので興味を持てたが、
そういったものに興味がないと本当にただのゴンドラのかかる橋なので、
ここまで労力をかけて訪れることを全くお勧めしない。
万人向けの世界遺産手間はないということを念頭に入れて向かった方が安全だ。



長くなったのでピンチョスについてはまた別の記事にて書く。


IE Business School合格への道・エッセー作成編(カウンセラー選び)(2016年現在)

2016-08-19 13:20:08 | MBA受験
IELTSでOA7.0をとったら次はCV・エッセーの準備を開始することになる。
全体編の順番的には逆であるが、あれはieGAT受験前に事前に書いていることを前提にしている。
受験において本当に時間が無ければIELTSの勉強を同時並行でやる必要も出てくるが、
エッセーやCVを書くことと基本的に全く内容が被らないので、できればお勧めしない。
ただ時間がないならまずはCVだけでも先に作成することをお勧めする。

そしてCVやエッセーについては純日本人については基本的に、
誰かしらのエッセーカウンセラーの補助を得ることをお勧めする。
今までの人生で英文のCVやエッセーを書いたことがあるのなら別だし、
そんなのを使いたくないというならばご勝手にだと思うが、
少なくとも100点満点のCV・エッセーがあるとしたら、60~70点レベルまでしか純日本人では持っていけないだろう。
外国人の方の書いた日本語がどこかおかしいのと一緒で、
仕事用のメールならまだしもエッセーで求めらるような長文を書いていった場合、
そもそもの内容以前に、書き方の部分でどこか不自然、上手でない部分が生じてしまうのだ。
海外のネイティブの受験生も対人でのサービスを使っているかどうかは分からないが、
オンラインでの添削サービスは用いているようだし、こういったサービスを利用すること自体は全く卑怯ではない。
残念ながら今のエッセーの大半はこういった添削サービスを受け、美辞麗句が並ぶ大作として出来上がっているのである。

さて自分の場合はエッセー、CV、そしてインタビュー等MBA受験の総合対策として、
「ビジネスパラダイム」さんを活用した。
元々こういった対策を扱っている先としては、
AGOS(IELTS対策等も行う総合予備校)
濱口塾(関西に校舎があるため基本はオンラインになるが、ここも塾長がほぼ個人で総合対策を行ってくれる)
インターフェイス(高いらしいし、基本は超TOP校狙いの生徒をメインで受け入れ)
江戸義塾(使っていないので詳細不明。ただ全般的に使った方の評価は高い)
等がよく挙げられるのだが、濱口塾以外は基本的には時間制のチャージである。
よって受験校が多かったり、だらだらとやっているとドンドンと金がかかってくる。

自分の場合は社費で、会社から一定程度の補助が出ることになっていたものの、
基本的には定額制でサービスを提供してくれたほうが、最終的に明朗会計になるだろうという考えの元、
定額制でサービスを提供してくれる先をいくつか探し出したというのが実情だ。
本当にお金に糸目をつけなくていいのならば江戸義塾は使ってみたかったし、
時間がないなら金で解決というのがMBA受験の鉄則なので、ここを見ていて時間がない受験生の方がいるならば、
さくっとそちらに問い合わせしてみることをお勧めする。

ビジネスパラダイムを選択した理由は、定額制の部分以外にも、
欧州MBAに基本的に強そうだというのが理由だった。
ホームページを見てもらえればわかるのだが、様々な欧州MBAに関する情報が載っており、
基本的な欧州MBAに関する知識取得を目途として見るには十分に参考になる。
(情報が古いのがそのままになっていたりするのが難点だが・・・)
元々会社の指定により1年制の学校しか受けられなかった時点で、
自分自身は最初から欧州MBAの受験志向だった。
(一応米国にも1年制の学校はあることにはあるが、それはまた別の機会に紹介する)
世の多くの受験者は米国MBA受験志向だし、いても米国、欧州両方を狙っている受験者のほうが多く、
欧州専願というのはMBA受験者層の中では少数派になっているのが実情だ。
よって欧州のメジャーでないスクールの情報がどこまでそれぞれにあるのかは怪しい。
ランキングを元に探していくと英国のWarwickやCass,Cranfield等も十分留学候補先になってくるのだが、
それらの学校の日本語による情報はビジネスパラダイムを除くとネット上では殆どないのが実情だ。
(ちなみにビジネスパラダイム自体は欧州の学校に強いという特徴があるが、米国の学校への合格実績も当然ある)

最終的には代表の堀田氏と新宿の某ホテルの喫茶室にて1時間ほど面談し、
MBA受験についてそもそもの相談(半年という短期のスケジュールで合格が可能かどうか等)を行い、
ここだったら何とかなるかなぁという確認をして申し込みを行ってはいるが、
まぁ欧州MBAを狙っていて、定額制のサービスを求めているならここで特に問題ないと思われる。

実際にやってもらったサービスは、CV、エッセーの添削
インタビュー対策(外部委託で2回ほどイギリス人の方とSkypeにて練習を行った)
その他キャンパスビジットの調整(ESADE,Cambridge,Imperialの3校の調整をお願いした)
である。

メールベースのやり取りが主で寝る前にエッセーやCVで作成したものを送っておくと、
朝には返信があるという具合でちょうど英国との時差をうまく利用して毎日ガシガシと内容を詰めることが出来た。
(ビジネスパラダイムさんは英国に事務所があり、担当者も基本は英国にいる。
 代表の堀田氏はほぼ毎月日本には来ているようだが。)

ちなみに反省点としては最初に5校対策パッケージで申込を行ったものの、
最終的にIEしか出願しなかったという点でお金の面では勿体ないことをしたなぁという実感もあり、
追加での対応も行けるはずなので、最初の申し込みの際には何校本当に受験しそうなのか、
(それが分からないから仕方ない部分もあるのだが)
あらかじめ算段をつけて申し込みをすることをお勧めする。

自分自身の元々の算段は
Cambridge(英),IE(英),Imperial(英),Cass(英),USC(米)
で計5校になる予定だった。
これがどうしてIE専願になるかはこれもまた別の機会に書くこととしたい。


IE Business School合格への道・①IELTS、実践(W・S)編(2016年現在)

2016-08-09 18:35:08 | MBA受験
さて順番が滅茶苦茶だが、そろそろIELTS関連の記事を片付けてしまおう。
今回はWとSの攻略?について。
攻略といっても両方とも7.0を個別では出したことが無いので、
ひとまず最低限のスコア(6.0)を出すための戦略をここでは記すことにする。
もっと上を狙いたい(ケンブリッジ、オックスフォードを狙うという方になると思うが)方については、
全く考え方が参考にならないと思われるので、読み飛ばしてもらって構わない。
(そもそもこのブログはIEに合格するための手法を書いているのだから、そういった方は読んでないと思うが・・・)

まずはWについて。
問題は大問が2つからなる。
1問目がグラフ等の図を読み解いて、それについて150文字で解説するという問題。
通常の棒グラフや線グラフから地図、作業の工程図等様々な種類があるようだが、
基本的にはグラフ問題が多い。
例えばヨーロッパ各国における年代ごとの携帯電話の普及率のグラフといった問題があるなら、
イギリスでは00年代に一気に伸びて、05年代になると増加率が穏やかになる、
スペインでは00年代は低いものの、05年代に急激に伸びてイギリスに追いついている、
(グラフの事実関係が正しいかはわからない。勝手に出題者がイメージしてグラフを作っている可能性も高い)
といったグラフについて読み取れる事実を基本的には書くことになる。
こちらはかなりテンプレートに近いものが使えるので、
あっという間に150字近く書くことは可能。

ちなみに大問1についてわざわざ出るだろう全ての形式について対策するのは大変なので、
棒と線グラフ以外のが出たらその回はあきらめてしまうのも一つの手だ。
例えばパスタの製造工程や、水力発電所における発電から送電までといった図が出たときに、
そもそも専門単語を知らないと殆ど説明にならないわけだ。
これが毎回同じ問題が出るならその単語を覚えてしまうというテクニックもあるのだろうが、
多分同じ問題が出る可能性はほぼないことを考慮すると、6.0をとるだけならば正に無駄な作業だと考える。

大問2はいくつか決まったフォームの出題があるのだが、
それに対して正確に回答することが求められる。
例えば小学校における英語教育についてどう考えるかという出題なら、
適当に考えていることを答えればいいし、
小学校で英語教育を行うことの是非についてどちらかの立場で述べろと書いてあるならば、
どちらかの立場に必ず立って書き通さなければならない。
こちらの方が大問1に比べてどちらかと言えば一般的話題が選ばれることが多い。

大問1のグラフ問題の対策を行うには、グラフ特有の毎回使える言葉、
上昇した、減少した、急激に伸びた、一定を維持した等々を一通り覚えてしまえばいい。
また大問2の出題形式についてもテーマは沢山あるのだが基本的には10もなかったはずなので、
ネットにそういったのをまとめたサイトもあるかもしれないし、
AGOSに通えば、この辺りの基礎知識は教えてくれる。
前はAGOSのクラス設定はBase,Core,Advancedの3クラス編成だったのだが、
現在はCoreが1と2に分かれ、1で大問1対策を、2で大問2対策を行っているようだ。
お金と時間のことを考えると全てに出るのは大変なので、
6.0だけを狙うならばBaseにだけ行って、そもそものIELTSのWというものを知ってくれば、
何とか切り抜けは可能だと思う。

テクニック的には様々な時制を盛り込む、難しい単語を使う、仮定法や受身を入れてみる等をちょっとずつ、
それもある程度正確に使えれば6.0のレベルには達している。
特に単語はスペルが間違っていては仕方ないので、知っている易しい単語を用いがちだが、
少し動詞や副詞等で一般的にはあまり用いられない単語を知っておけば十分だ。
7.0を狙いに行っているわけではないし、洗練されたMBA出願用のエッセーをここで書いているわけでもない。

IELTSのWは出来たと思ってもずっと自分自身は6.0止まりだった。
多分理由としては難しい単語のスペルを覚えていないので、
その利用を避けた結果、内容が幼稚っぽくなってしまったことが大きい気がする。
文字数だけはしっかり規定文字数に達していたので、逆に6.0を割ることもなかったのだろう。

Sについては全体が3セクションに分かれている。
Part1では仕事、家や家族の話、その他基本的には自分の身近なことの話題が出ることが多い。
出る話題はある程度決まっているため、基本的にはある程度の準備が可能。

Part2はカードが渡されてそのテーマについて2分間のスピーチを即興で行う。
一応準備時間が1分間あるのでその間に大体の大枠を考えて話し出すことになる。
これも話す内容、答えなければならない形式がおおよそ決まっており、
それに合わせたおおよその流れを即興で作る方法の取得というものが必要になる。
大体3つこの内容を盛り込めとカードに書いてあるので、それを元に構成を考える。
例えば思い出の旅行の場所についてそれがどこで、誰といって、なぜ思い出に残っているのか、
といった具合で3つの指示があるので、それを守らないと当然減点される。
確か紙が渡されるので、1分間の間に毎回日本語で一応話すポイントを書いておいた記憶がある。

Part3ではPart2で話した内容についてもっと抽象的な話題を話すことになる。
例えば思い出の旅行について話したとしたら、
なぜ人は旅行に行きたいと思うのだろうか、旅行の持つ人々への効果とは?
みたいな問題を即興で試験官がその場で作って質問してくる。
その意味では対応が取りづらい面も正直ある。
毎回同じ形式の質問が飛んでくるとは限らないからだ。

それではSはどのような対策がありうるのかというと、
まずはIELTS用の中国版問題集を購入してしまうことである。
AMAZONの中国サイトへ行くと山ほどこの手の問題集が売っている。
ネットで少し調べればどうやって中国AMAZONから日本へ購入できるのかというサイトがあるので、
買い方についてはそれらを参考にしてほしい。
それらの参考書には出るお題が殆ど網羅されており、
若干日本人的には回答内容が合わない部分があるものの、その解答例も載っている。
よってテーマを抑えて、毎回話すネタを決めてしまうというのがお勧めだ。
旅行ならハワイの新婚旅行の話と自分は決めていた。
それに応じた英単語を覚えて、新婚旅行なので過去、
今でも行きたいと現在の話、将来いずれ時間が出来たらまた行きたいと仮定の話を組み込んでおく。
Sの試験でも使える文法の多様性が試されるので、少なくとも仮定の話は盛り込む必要がある。

AGOSについては試験形式は分かるものの、基本的には先生一人に対して学生10人程度、
授業中に学生同士で指示された事項について話をしあって、
お互いに相手のコメントを批評しあい、偶に先生がそれを聞きながらコメントするという形式だったので、
コストパフォーマンスは正直悪い
ただ予備校に通うことでこういった慣用句を使うべきといったことは分かるので、
AGOSを使うならCoreクラスのみ行けばいいのではないだろうか。
ただSについても現在は2クラスに増えているようなので、
いかにIELTSのW・Sの対策が予備校を活用したとしても容易でないかを表している気がする。

資金効率的にお勧めなのはオンライン英会話の活用。
自分の場合レアジョブを活用したが、講師の検索でIELTSと入れると、
IELTSのことをわかっている講師が検索出来て、講師次第だがIELTS対策を行ってくれる。
講師によってはネットに落ちているIELTSの問題を実際に活用して指導してくれた方もいた。
たくさん練習したいならオンライン英会話はお勧めだ。

ただこれも7.0を取ろうとすると、慣用句の活用、そもそもの発音力の向上、ストーリー作成力の向上etc
とやることがどんどん増えてしまう。
帰国子女である自分が言うと身もふたもないが、普通の日本人からすると時間がかかりすぎる。
ここに書いてあるレベルのことをやれば6.0のレベルには達するはず。
偶にお題が自分のよく知っているお題で、話しやすかったりすれば6.5も可能だ。

ともかくIELTSのOAで7.0を出すだけならばW・Sで6.0以上を狙うのは時間の無駄だ。
7.5が必要な方はこんなサイトを見てないで、もっと本格的に英語力を向上させるべきだが、
少なくともIEに合格するためだけならばこれで十分。
本当に英語力が足らなければその後インタビューで落とされるので、
留学後苦労するではないかと考えている方がいるとすればこの時点では考えすぎに過ぎない。

まずはサクッと?IELTSのOAで7.0を出して次のステップに進んでほしい。



スペイン語の授業開始

2016-08-08 19:02:09 | MBA授業
ついに今日より学校におけるスペイン語の授業が始まった。
多分今日を含めて計17日間の授業の予定だ。

講義の内容についてはシラバスによれば下記の通り。
・Presentations and greetings
・SER" plus professions, nationalities, adjectives (colours), time
・"ESTAR" plus adjectives
・Differences between "SER" & "ESTAR"
・"ESTAR" plus prepositions
・"ESTAR" plus gerunds
・Plurals
・"HABER" and differences between "ESTAR" & "HABER"
・Regular verbs
・Personal Pronouns
・Reflexive Verbs
・Possessive Adjectives
・Movement Verbs and Prepositions
・Present, Future and Past Tenses
・Imperative
スペイン語に触れたことがないとシラバスからは授業内容はサッパリわからない。
ただスペイン語を学んだことがない学習者が、日々語学力を上昇できる内容になっているとの謳い文句である。
日々真面目に参加し、少しでもスペイン語力を身に着けてみたい。

さてこのスペイン語クラスに参加するにあたっては事前に学校の入学生向けサイトにある、
50問からなるテストに回答し、学校側に事前に送付する必要がある。
5月上旬には存在を知っていたものの面倒だったため当面放置(というよりもまずはビザの手続きを行っていた)
6月中旬ごろに周りの日本人の同期がそろそろ回答を送って登録されたといった話を聞いたため、
やっとこさ重い腰を上げて50問に取り掛かった。
基本的にスペイン語を少しでもやったことがなければ、内容については全く分からない
そもそも?が逆転して文頭にあるとか、全く今までの英語人生では出会わないわけで、
完全に面食らってしまう。
50問もあったものの全く内容がわからなかったわけだが、全て4択の選択問題だったため、
ここでTOEICばりの勘を働かせ、全50問回答の上一応返信を行った。

その後早速学校側より返信があり、もう席が一杯だとの回答。
完全にやらかしてしまっているorz
だがその後参加したいのに席が一杯だとはどういうことなのだ!と勝手に怒りを感じる。
この時点で出発日はもう7月下旬に決めていたので、自分としては何とかしてほしい。
ひとまずウェイティングリストに載せるか、オンラインスペイン語講座にするか選べと言われたので、
当然ウェイティングリストへの記載を選択。わざわざスペインに行くのにオンライン授業を選ぶアホはいない。
しかしこれらのことは正に出来ることはすぐやれ!ということを表している。
他の日本人同期に聞くとほんのちょっとの時間の差だったようだ。

その後当面放置を決め込み、また仕事も忙しかったのでひとまずスペイン語のことは忘れていたものの、
出発日直前になっても連絡は来ない。
面倒なのでそのままにして日本を出発し、ひとまずスペインに到着した。
到着後スペイン語のクラスにつきウェイティングに載っているはずだがどうなっているのか?
もうスペインに実際に来てしまっているので、オンラインだけは勘弁してほしいという趣旨のメールを送ったところ、
早速登録できたとの返信が来る。
完全に学校側が手続きを忘れていただけではないだろうか?
こちらでは往々にして手続きが言わないと進まないことがある。(今も一つ進んでいないものがある)

ちなみに余談だがIEに来ているパートナーの方も300ユーロを払えばスペイン語の授業に参加できる。
多分それで参加していると思われる生徒も何人か見かけた。
MBAの生徒は高い学費を支払っているのだから当然ながらタダである。

その後1週間ほどしてクラスの詳細が届く。
どうやら午後からのクラスだ。
毎日12時から2時間半の授業。
他の日本人同期に聞くと9時からのクラスだという人たちが大半。
一緒のクラスになっているのはブラジルに5年間住んでいたという、若干スペイン語を習っている同期のみ。
まさか50問のテストでまかり間違って相当答えが合っていてしまったのではないかと焦る。
そもそも同期に聞くとわからない場合回答するなと書いてあったので、白紙で回答したとのこと。
ちゃんと注意書きも読んでいない・・・
危機感を感じたため学校側に一応まかり間違って中級クラスに入っていないか、
その場合自分は完全な初心者なので何かの間違いなのでクラスを変えてほしいというメールを送る。
早速どのクラスもビギナー向けだ、違いはないと一応返信があり安心する。
登録した時期の違いなのだろうか?クラス編成の偏りは謎だった。

そして本日実際に行ってみるとクラスにいたのは覚えているだけで、
アメリカ人、日本人、インド人、南アフリカ人、モロッコ人、レバノン人、
アゼルバイジャン人、タイ人、イスラエル人、スイス人、エジプト人etc
スペイン語圏の南米系の生徒は当然ながらいない。
また西ヨーロッパ系も、東アジア系も少ない感想。
西アジア系の生徒が何となく多く感じた。
ただこれも朝のクラスには日本人が7,8人いるのだから勝手な感想といったほうがいいのだろう。

授業が始まると、スペイン人の男性講師がバシバシと授業を進めていく。
最初は自己紹介、その後動詞の活用、男性名詞、女性名詞・・・
どんどん授業が進んでいく。
大体の生徒は内容がわかっているようで、更に内容について突っ込んだ質問をしている。
内容がわかってないのは自分とアメリカ人くらいか?
いきなり完全アウェーな状況だが、ひとまずメモをとるなと言われたものの、
とらないと全く覚えられないのでメモした内容を復習してみるしかないのだろう。

授業後近くのレストランに何人かで食事に行った際に、
授業でかなり出来ていたアゼルバイジャン人となぜそんなにスペイン語が出来るのだという話をしたところ、
仕事を4月だかに辞めて時間があったので800語のスペイン語と、文法をある程度勉強してきたのだという話をしていた。
やはり出来るからには皆それなりの努力をしてきているのだ。
何もしないで出来る天才などいないの。
自分もう少し日本でやってくるべきだったと今更反省するも既に時遅し。
これ以降なるべくついていけるように復習を続けるしか出来ることはないだろう。









マドリード銀行口座余談

2016-08-05 15:38:17 | マドリード生活
銀行口座を無事開設後、家の大家さんに送金を試みることにした。

まずお金だが、日本の銀行から送金する術を持っていないため、
半部は空港における両替、残り半分をマドリードにおけるクレジットによるATMキャッシングにて手配した。

手数料を考えると日本から送金してもらう、送金できるようにしておくのが多分ベストなのかもしれないが、
キャッシングでもそこまでレートは悪くないし、難易度も相当低い。

ただATMキャッシングにもそれなりに罠がある。
どこの国でもあるのだかは分からないが、基本的にスペインでは銀行ATM毎に1日当たりの引き出し限度額が、
カード自体のキャッシング枠と別に設定されているのだ。
例えばサンタンデール銀行だと300ユーロくらいしか引き出せなかった。
その10倍近い現金が必要なので、これでは困ってしまう。
ほかの銀行に行くと、サバデル等600ユーロまでというところが多い。
ひとまず600ユーロ×2回で1,200ユーロを調達し、
他にも行けないかと探したところBBVA銀行ではなんと2,000ユーロも一気にいけることが判明。
残りの分と合わせて2,000ユーロを下ろそうとしたところ、
エラーが出てお金が出てこない。
何かのブログで、銀行のATMにそもそも現金があまり入ってなく、
大金が下せないことがあると読んだ記憶もあったので、
よし、他のBBVAを探すぞと探して移動し、引き出しを試みるもまたもや失敗。

ほかの銀行で少額を試すも、ダメ。
どうやらカード自体がセキュリティに引っかかり止めらてしまったようだ。

三井○友VISAカードのデスクに電話しようとするも、
カードの裏側に書いてあるデスクは日本からしか多分かけられないフリーダイヤル。
そしてほかの有料ダイヤルも書いてあったのだが、繋がる時間が日本の日中のみと完全にこちらの時間と合わず。
ネットを駆使し24時間つながるデスクを発見し、日本まで携帯から国際電話。
何とかつながり、今カードがストップしているようだということを説明すると、
セキュリティ担当に繋げてもらうことに成功。
やはり600ユーロを2回、そして2,000ユーロをさらに追加で下そうとしたのがセキュリティに引っかかり、
自動的にストップがかかっていたようだ。
こちらのマドリードにおける事情を説明し、
1か月程度はセキュリティのレベルを下げてもらうようお願いしたところ、
可能とのことで何とかカードがまた使えるようになった。
カードがないと当面生活にならないので、非常に助かる。

このような事態を避けるためには事前にカード会社に言っておくか、
まぁ600ユーロを何日かにわたって下すかといった具合で相手のセキュリティを回避するくらいしか、
方法はないのかもしれない。
珍しい例だとは思うがご参考まで。

その後下した現金をそのまま銀行の窓口にて入金した。
入金するにあたって通帳がないので、入金後その金額を記載したペーパーがもらえた。
ひとまずこれが証拠になると思われるので、大事にとっておくことにした。

その後カードもできたのでATMから大家さんの口座への送金を試みると、
その金額は不可能だと出てしまった。
どうやら1日あたりの送金限度額があるらしく、
送金しようとした金額は無理だったようだ。
ひとまず金額を下げていったところ、1,000ユーロは可能だったのでまずはそれだけ送金した。
レシートを見ると1日1,600ユーロまで可能なように読み取れるのだが、
翌日1,500で試しても何故かダメだった。謎だ。

毎月の送金を考えるとできれば1発で送金を完了させたいので、
今度銀行の窓口にまた行き、その辺りの事情の確認と、送金限度額の変更ができるのかを聞いてきたい。

それにしても日本の感覚的には10,000ユーロならまだ知らず、
2,000ユーロ以下でこういった送金規制が勝手にかかっているとは思わなかった。
あまり現金を使わない文化だというのもあるのだろうか。
他にはセキュリティの関係も大いにあるのかもしれない。