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中畑清

2004-08-03 06:28:51 | showtime
「監督ならこうする、というものを迷いなくやりたい」 とは、

長嶋監督のアテネ行き断念決定により、五輪野球日本代表チームの指揮を執ることになった中畑清ヘッドコーチの言葉。

会見で監督経験がないことによる不安を本人自ら口にしていたようだが、この決定には大いに問題がある。アマチュアの監督では、プロの選手を指揮できないとは、前回のシドニー五輪での反省だった。今度はプロでも、監督経験のないヘッドコーチが指揮を執る。

3月に長嶋監督が脳梗塞で倒れて以来4ヶ月、ただひたすら長嶋監督の復帰を待った。監督不在でメンバーの選出も行った。サッカーの代表のメンバーが直前まで競争で選ばれたのとは対照的だ。

本気で金メダルを取りに行くのであれば、大いに問題のあるチーム編成である。結局、後任を決められなかったのだ。これには、長嶋ジャパンを前提に名乗りを上げているスポンサーの意向が大きく影響しているといわれている。これもある面、企業論理で野球がゆがめられた一例だと思うのだが、これを批判するメディアはあまり見かけない。選手側も同様だ。批判する側に、ダブルスタンダードが存在するように思える。