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娘殺害された母親2人「真相聞く機会必要」加害者と対面

2007-08-17 09:52:02 | Weblog
娘殺害された母親2人「真相聞く機会必要」加害者と対面

 犯罪で娘を失った宮城県内の2人の母親がこの夏、山形市の
山形刑務所でそれぞれの加害者の男と対面した。

民事裁判などで2人が示してきた意向に刑務所側が配慮したと
みられる。

9日に対面を果たした2人は「被害者遺族として加害者と会う
機会は必要」とあらためて感じたという。

 2人は仙台市青葉区の関本圭子さん(47歳)と
宮城県柴田町の曵地豊子さん(51歳)。

関本さんは2004年、娘のかほりさん当時(18歳)
を交際相手による殺害事件で亡くした。

曵地さんは2000年、集団暴行死事件で里美さん当時(20歳)を失った。

 2人は04年、みやぎ被害者支援センターの自助グループで知り合い
「事件の真相を知る加害者と会って話したい」と訴えてきた。

 対面が実現したのは、関本さんが加害者と手紙をやりとりしたのがきっかけ。
曵地さんは関本さんに付き添うとともに、山形刑務所に収容されている里美さん
事件の加害者の一人に、亡き夫正美さんと2人で出版した本を渡そうと訪れた。

 曵地さんは当初、面会予定はなかったが、関本さんに促されて申請したところ、認められ、対面が実現した。

面会が認められる対象は「被害者は含まれない」(仙台矯正管区)のが原則。
ただ、刑務所長の裁量で面会が認められることもあるという。

刑務所に拒まれることも覚悟していた2人は面会後、「会えて良かった」と口をそろえた。


◎関本さん/更生の意思感じ取る

 関本さんは、かほりさんを殺害した男(25歳)と面会室で対面した。

「大変なことをしてしまい、申し訳ありませんでした」。

頭を下げた男にイスに座るように促し、約30分間にわたって話した。

 男は仙台地裁での刑事裁判では終始無言だった。関本さんが06年12月、
仙台地裁に起こした損害賠償訴訟では、対面の機会がないまま、地裁は
今年6月、男に5,900万円の賠償を命じた。

 「なぜ娘を殺したのか」。

関本さんが聞きたかった動機に対し、
男は「シンナーを吸って頭がおかしくなっていた」と答えた。

 関本さんは、かほりさんの葬儀の様子も伝えた。
「事件が公になって肩身の狭い思いをした。
(葬儀は)隠れるように執り行わざるを得なかった」。

男は泣きながら聞いていた。

 「顔を向けようともしなかった公判時と違い、わたしの目を見て自分の言葉で語ってくれた」と、面会の様子について話す関本さん。

更生しようという気持ちを感じ取り、最後には「頑張って」と声を掛けた。
 
男が語った動機について納得はできなかった。
それでも関本さんは「会って話をしないと互いの気持ちが伝わらない。

やっと気持ちが楽になった。また話をしに行くつもり」と話した。

◎曵地さん/あふれる涙残る疑念

 「初めまして。会ってくれてありがとう」。曵地さんは面会室
に入ってきた作業着姿の男(26歳)に、思わずこんな言葉を掛けていた。
 
男は加害者男女計8人のうちの一人で、里美さんとは面識がなかったのに暴行に加わり、懲役10年の刑で服役中。

曵地さんにとって、05年に夫と主犯格の男女2人と会って以来、3人目の加害者との対面となった。

 男は落ち着いた様子で話に応じた。「突然の面会を受けるかどうか迷った」
「曵地さんから手紙の返信がなく、次の手紙を出せずにいた」と語り、里美さんと会った時の印象も話した。

 遺族の思いをつづった本「再会の日々」(本の森)について尋ねると、
「(本が出されたことは)知らなかった。読みたい」と答えたという。
 
曵地さんは里美さんの写真をズボンにしのばせていた。
話していて涙があふれ出し、面会時間の30分たたずに自ら席を立った。

 「裁判の時は悪人に見えたが、今は小さくやせていて、別人のようだった」
と曵地さん。すべてを聞けたわけではなく、男は正直に話したと思う半面、
その場しのぎでないかと疑う自分もいた。

 持っていった本も結局、「内容をきちんと受け止めてくれるかどうか」と
不安がよぎり渡せなかった。それでも、曵地さんは言い切る。

「加害者の更生を知るためにも会う意義がある。話ができて良かった」

[関本かほりさん殺害事件]2004年6月21日未明、仙台市青葉区のホテルで、
交際していた男がかほりさんの首を絞め、顔を洗い場にためた湯に浸すなど
して殺害した。

男は殺人罪で懲役10年が確定した。

[集団暴行死事件]2000年12月19~24日、当時18歳から25歳の男女8人が、
曵地里美さんを仙台市青葉区の暴力団事務所などに監禁、木刀やフライパン
で殴るなどして死なせ、遺体を青葉区の山林で焼いた。

8人は傷害致死罪などで,7人が最高懲役12年,1人が少年院送致となった。

2007年08月16日木曜日

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自分には息子と娘がいる。

どちらも年頃だ。

娘が殺され仮に犯人が刑に服されたとしても、きっと許せないだろう。
「犯人を殺してやりたい。」

反対に息子が罪を犯し女性を殺すことがあった場合、どうだろう?
想像できない自分が居る。

自分の息子は痩せてヘナヘナでオタクで、とてもそんな事が・・・・。
きっと犯罪者の親もおなじだろうとおもう。

刑務所のあり方も時代と共に変わるんだな~と記事から推察された。
所長さんえらいよ、良く許可出したね。

いっそのこと、日本製品の海外輸出のネックは人件費なのだから
刑務所で民間製品の製作委託を受け、安い賃金で働かせてはどうだろう。

その中では男女も一緒に働き、恋愛をし、上司がいて部下がいて社会
体験を刑務所内でする。

売上げや給与の一部を被害者に送付し、返済額がそのまま刑期と連動
する。

刑務官は社長の立場に立ち民間の仕事を受注する。

定かではないが、封筒貼りや箪笥作りなどを行って民間に売っている
という話を聞くが、折角ならもっと積極的にトヨタや日産の下請け工
場を造るとか、したらいいのでは?とおもう。

人が犯罪者になる要因の一部に秘匿性があると思う。
テレビで連行される犯人は、顔を隠して貰いその後の流れが見えない。
犯罪者のレッテルを貼られることに恐れはない。むしろ「ハクが付く」
ぐらいに思っている輩もいる。

犯罪に対する償いとは、せいぜい自由を奪われるぐらいで苦痛の想像が
欠落している。

江戸時代は公開処刑で磔獄門、さらし首などの刑を民衆に見せつけて
いた。刑務所内をもっとオープンにし、小学校や中学校の社会科見学の
コースに含んでも良いんじゃないかと思う。
少年院もしかり、犯罪者はこうなるんだという教育も必要では無かろうか?

民衆に晒される償いもあるべきだとおもう。

人の感情でなかなか消えないのは屈辱感だというもんね。

再会の日々―犯罪被害者の親として
曵地 正美,曵地 豊子
本の森

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