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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-04 『 カスピ海ヨーグルト 』

2005-03-18 16:08:56 | フード
もはや、有名だとか有名じゃないとか言う以前に、田舎のスーパーの家庭用品売り場にまでも、
『 カスピ海ヨーグルト製造容器 』
との名称のグッズが鎮座ましますほどに息の長い存在のヨーグルトになった・・・。
それがカスピ海ヨーグルトではないでしょうか?

私はカスピ海ヨーグルト・フリークになって、あまり日が経っていません。
今年に入ってからですから、かれこれ3ヶ月弱でしょう。
元来、発酵食品( 自家製糠漬け・一夜漬け・味噌漬け、あるいは味噌・納豆 )を自分で作ってみることが趣味の、お料理大好き人間なのが私です。
そんな私が余暇をより有意義に過ごすために( ただの暇つぶしとも言いますが )始めたのがグルジア原産のこのヨーグルトでした。

味は、いわゆる「 味もスッペもない 」というアレです。
ほんのり酸味が舌に感じられるぐらいで、ホントに乳酸菌発酵してる~? と思うほど。
トロトロと粘りがあり、食べていて、たまに唇からトロ・・・ッとたれてしまうほど。
私はいつも広口の保存瓶1000mlの容器二つに、牛乳1000ml一本分のヨーグルトを仕込んで、湯たんぽ製法で作っています。
三、四日で食べきるくらいですかね。
レモンを搾ったものと柑橘系やベリー系のジャム、あるいは京きな粉をかけて食べるのが最近の好みでしょうか。
あとは和え物にすこし混ぜたり、かしわ・・・もとい鶏肉の煮込みをするときにも入れたりします。
食べ方、いろいろ楽しめますものね。

ヨーグルトの来歴は、他のサイトさんでいろいろ紹介されていますので、ここでは私のツッコミをふたつだけ。
カスピ海ヨーグルト・・・グルジアからとある教授さんによってもたらされたこのヨーグルト。
グルジアは、実は『 カスピ海には面していない 』国。黒海には面してますが。
なのに、『 カスピ海ヨーグルト 』? 『 黒海ヨーグルト 』ではダメだったんですか、教授?
黒海だと、お相撲さんと名前がかぶるからでしょうか。登録商標とかとも・・・?
それと、グルジアには、今日私たちが食べるカスピ海ヨーグルトなんてものはないそうです。
私たちが口にしているのは、ロシア由来の発酵乳『 スメタナ 』というサワークリームではないのか、とも・・・。
グルジアで広い地域で二千年来食されているのは、『 マツオーニ 』と呼ばれる発酵乳であって、『 カスピ海ヨーグルト 』ではないのだよ~、と・・・。
教授、早合点されたんでしょうか?
まぁ、何にせよ、作りやすい発酵乳は、作ること自体が楽しいので大勢に影響はないでしょう。
うう~ん、ミステリィ~(笑)

そんなステキ発酵乳の母なる国、グルジアについての民間サイトはこちら、
  http://www7.airnet.ne.jp/art/georgia/
日本外務省によるグルジア紹介の公的サイトはこちら、
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/georgia/data.html
どちらを訪れても、見聞が広まります。異文化との接触は、刺激に満ち満ちています。
さぁ、あなたもレッツ・グルジア☆
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