不安神経症克服への道

病気と付き合って生活していく工夫

不安神経症になってから、健康のときに苦手だったことが数百倍苦手になってしまった。それをやらなければならないと考えただけで、頭の中がザワザワグツグツ状態になり行動を起こすのがひどく億劫になる。そしてやらなければならないことがたまっていくと、怯えや緊張症状が酷くなってますます身体が動かなくなってしまう。まるで身体中に重りを付けたような感じだ。それでも義務からは逃れられない。そこでやるべきことをリストアップした「やることリスト」を作ることで何とか乗り切ったことを以前書いた。退職手続きや確定申告、失業手当の申請などなど。

まずやらなければならないことを全て書き出し、リストを作る。次に締め切りの近いものから優先順位を付ける。作業が大変なものは幾つかに分割して別項目にする。優先順位が同程度のものは簡単なものを先にする。一つの項目を終わらせたことで達成感が得られ、心が楽になるからだ。苦手であっても最低リストの一つを終わらせる。但し、心の負担が大きい場合はそれ以上無理をしない。一日一つ実行すれば、必ず物事が前進してやらなければ成らないことがいつか終わるからだ。

複雑な手続きだけではなく、日常生活でも身体が動かなくなることがある。いろいろやることがあって頭がザワザワし、身体が動けずに時間だけが過ぎていく。そういうときは全やることリストを頭の中で作成し、読み上げるようにして一つずつ実行していく。例えば寝る前。まずシャワーを浴びてパジャマに着替える。次に歯を磨く。その次に布団を敷く(現在は和室に寝ている)。更に自律神経を落ち着けるためのストレッチを行う。そして睡眠薬を飲む。最後はホワイトノイズマシンのスイッチを入れて蛍光灯を消して寝る..というふうに。こうすると混乱することなく、何とか身体を動かすことができる。

健康なときは何も困難を感じること無く実行できていたことだ。しかし病気の今、こういう工夫をして何とか乗り切っていくしかない。

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