Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

映画「アベンジャーズ」(9月1日)

2012-09-01 20:58:40 | 映画


映画「アベンジャーズ」公式サイト

9月1日は映画の日だったので、「アベンジャーズ」を見てきました。
公開から2週間も経ってしまいましたが、どうにか間に合いほっとしました。
映画の日だからなのか映画館の窓口がやたら混んでて、「うわっ、いい席ないかも?」と心配したのですが、
並んでいた人のほとんどは他の映画を見に来た人たちだったみたいで、私が見た回の「アベンジャーズ」は
かなり余裕で空いてました。まあ、一番大きいスクリーンの部屋だったからだと思うんだけど…(希望的観測)



※ここから先はネタバレあります。要注意!




映画の内容は、「マイティ・ソー」で壮大な兄弟げんかの果てに、実家(アスガルド)から勘当されたロキさんが
世界を破壊するくらいものすごい力をもった四次元ポケットもとい四次元キューブを利用して
お兄ちゃんのソーをはじめ地球の強い人たち(アイアンマンさん、フューリーさん、ホークアイさん、
ブラックウィドウさん、ハルクさん、あと…誰だっけ)に

「えっへん!どうだ!僕は強いんだぞう!!」

と自分だって神様なことを見せびらかそうとする、といったものでした。ロキさん、「マイティ・ソー」の時から
精神的に成長してないみたいですね。もっとも、それには理由があるんですが。

しかし、四次元キューブを手中にし、宇宙からヒャッハー!な人たちを連れてきてNYの街を破壊しまくっても、
ロキさんは憎たらしい悪役というより

ぼっち感がパネェ気の毒な人

にしか見えませんでした。きっとあれだよね、アベンジャーズの仲が険悪になるよう仕向けたのは、
地球を襲う為じゃなくてみんなが自分をのけ者にして仲良くしてるのが許せなかったんだよね。
うんうん、わかるわかる…ってロキさんにシンパシー感じてどうする。人間関係で悩んでるのか私。

というわけで悪役なのにあんまり強そうに見えない、でもなぜか周りをしっちゃかめっちゃかかき回すという
ロキさんの魅力について語るのは(キリがないので)置いとくとして、映画そのものについての感想は、

普通に面白かったです。

日本の配給会社が考えたらしい、「日本よ、これが映画だ」ってキャッチコピーはどうかと思いますけどね。
マーベルコミックの人気ヒーローがいっぱいでてきて、それぞれの能力をフル稼働して戦うんだから
そりゃ面白くないわけないですわな。アクションシーンも、前半のバトルはシールドの空飛ぶ要塞の中だったから
いまいちわかりにくかったけど、クライマックスのニューヨークでの空中戦はみんなが上下左右にびゅんびゅん
動くので、迫力があって面白かったです。人数も多いし。ニューヨークのビルがドンドコぶっ壊されてくのを見て、
「あー後片付け大変そう…」って心配しちゃいましたけどね。どんだけ壊れても、トニー・スタークがなんとか
してくれるんでしょうか。

ドラマ部分では、まさかの不測事態に見舞われた、シールドのエージェント・フィルに涙を搾り取られました。
スーパーヒーローが活躍する映画で、ヒーローじゃない人がこんな活躍を見せてくれるなんて…
アイアンマンがロキに
「お前はもう1人怒らせた」
って言ったときは胸が熱くなりましたよわたしゃ。アベンジャーズを団結させるために、フューリー長官が姑息な手を
使ってたのがわかったときにはこめかみがズキズキしましたけど。
(もしかして死んでないのかしら、とまで思った…)

ロキの策略にキャプテン・アメリカと他のメンバーの間にあるジェネレーションギャップ、スターク社長(よく考えたら
もう社長じゃなかった)のKY発言などでバラバラだったアベンジャーズが、フィルの死(+長官の演出)で結束し、
お荷物扱いされてたキャプテン・アメリカおじいちゃんが現場監督としてみんなの尊敬を集めるまでに認められ、
最終的には親指立てて

「うん、やっぱ仲間っていいよな!な!」

な感じで締めくくっている横で、口輪つけられたロキさんが悲しそうな眼をしているのが印象的でした。
大丈夫だよロキさん!アスガルドにいったらきっとみんなが思い切りかまってくれるから!実家に戻ってまで
放置プレイは続かないと思うよきっと!いや多分!まさかね!!

なんだかんだ言ってロキさんメインの感想になってしまいましたが、キャプテン・アメリカおじいちゃんと世界最強の
リア充・スターク社長(よく考えたら以下略)との世代格差漫才も面白かったし、フィルがキャプテン・アメリカの
大ファンだったせいでおじいちゃんがコスチューム新調してもらえなかったりと、ロキさん抜きでも面白い場面は
多かったです。だから、ロキさんファンじゃない人でも、この映画は充分面白いと思うよ!うん!!

じゃ、最後に私のツボにはまったロキさんエピソードを少し(←結局最後までそれかよ)

・「僕はアスガルドからやってきた神様だぞ、えっへん!」とか威張ってた割にはトラックの荷台に大人しく乗るロキさん。
・調子に乗ってブラックウィドウにベラベラ喋ってたら、実は誘導尋問されてたことに気がついてショックを受けるロキさん。
・ソー兄ちゃんを得意の分身の術で罠にはめて、「わーい、やったぞー!」な顔で喜ぶロキさん。
・ホークアイの放った矢をかっこよく手でつかんだ後、矢についてる爆弾(?)がちゅどーんしてダメージくらうロキさん。
・せっかくかけた洗脳を、のび太のママがテレビを直すときと同じ方法で解かれてしまうロキさん。
・そして自分ものび太んちのテレビと同じ扱いを受けてしまうロキさん。
・みんなと一緒にシュワルマが食べられないロキさん。
・トランペットが欲しい黒人少年のごとく、店の窓に貼りついて皆がシュワルマ食べてるのを眺めていたであろうロキさん。

…と、書いてたらきりがないのでこのへんでやめときます。ここまで読んでロキさんがどんな人(神だけど)なのか
気になった方は劇場へGO!早く行かないと踊る大捜査線ファイナルにスクリーン取られちゃうぞ!!


ところで、ラストシーンのシュワルマ食べてるアベンジャーズのテンションが低すぎるのはなぜだろう。
美味しいのか?美味しくないのか?どっちなんだい!?


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