Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

映画「パシフィック・リム:アップライジング」(4月15日)

2018-04-16 15:38:59 | 映画


「パシフィック・リム」の待望の続編、「パシフィック・リム:アップライジング」をさっそく見て来ました。
1作目は見に行きたかったけどスケジュールが合わず、行くのを延ばしているうちに上映終了しちゃったんですよね。田舎の悲しみ。
なので今回は公開3日目に見に行きました。今月後半はGW公開の映画がばんばん始まるから、レイト扱いにならないうちに行けて良かったと思います。

映画のあらすじですが、公式サイトを見ればわかるかなと思って覗いてみたのですが、どうもあらすじやキャストについて紹介しているページが探せませんでした。なので、映画.comで紹介されてたあらすじをざっくり引用すると


前作から10年後、平穏を取り戻しはずの地球に進化を遂げたKAIJUが現れたことをきっかけに、新世代のイェーガーに乗り込む若きパイロットたちの戦いを描く


という内容になっています。主人公は、前作で世界を救った英雄、ペントコストの息子のジェイク。スターウォーズシリーズのフィン役で一躍スターになった、ジョン・ボイエガが演じています。前作の主人公だったマコ(菊地凛子)も出てきます。ジェイクはかつて父親と同じくイェーガーのパイロットになる訓練生だったのですが、いろいろあって荒んだ生活をしていたようです。そんな彼が、いろいろあって昔の訓練生仲間のネイト(スコット・イーストウッド)と再会し、若いパイロット訓練生を教育することになり、さらにいろいろあった結果、地球をKAIJUの魔の手から救うという内容です。すごく雑に説明するとそうです。でもこれは雑な説明なので、実際映画を見ればもっとたくさんのことが描かれているので、楽しめると思います。だからみなさん、「地上波放送まで待てばいいやー」とか思ってるみなさん、どうか

映画館まで見に来てください。じゃないと、続編が作れませんから!

映画のラストで、ジェイクが続編をほのめかすようなことを言ってたけど、実現できるかどうか心配なので。いくら続編ありきの脚本なのがバレバレ(というかこれで続編作る気なかったらそっちのほうがビックリだわな)でも、企画が立ち消えになってしまう危険は充分あるので。

というわけで、これから見に行く人のためにネタバレを回避して、特に印象に残ったことをまとめますと、

・ロボットがいっぱい出てくる

・怪獣はそんなに出てこない

・マッケンの出番が思った以上に少ない

・パイロットより科学者と社長の方が活躍してる

・憧れのバケツアイス

…になります。バケツアイスは、懐かしのドラマ「ファミリータイズ」で見て以来の憧れでしたが、ジェイクがバケツから直に食べずにグラスに移してホイップクリームとチョコスプレーをトッピングしているのを見て、「時代は変わったな…」としみじみ思いました。もしかしたらあれは直食いしないことでジェイクの育ちの良さを示していたのかもしれませんが。育ちのいい人があんなにホイップクリームとチョコスプレーをかけまくるかという疑問はあるけれど。

パイロット訓練生は何人も出てくるけど、正直見分けが付きにくくて、もっと多様な人種にすればよかったのにと思いました。アジア系男子はマッケン含め似た体格の人が3人もいて、しかもヘルメットとかで顔が見えにくいのもあって、マッケンですら見分けがつかなくなることが多々ありました。きっと北米の人はもっとわからなかったでしょうね。ジェイクが最初に出会って訓練生になるアマーラ以外、訓練生は皆一律に出番が少なかったけど、続編ではきっと活躍してくれるんだろうな、と期待しておくことにします。

今回、期待したほど怪獣の出番がなくて、怪獣との戦いの果てのラストシーンでもあまりカタルシスはありませんでした。3部作の真ん中だから、と思えばそういうものなんでしょうけど、ここで過去の3部作ものを思い返したら、3部作ものってだいたい真ん中の作品が一番面白いんじゃないのー?という気がしてきたので、なんかこれでいいのかもやもやしてきました。ほら、帝国が逆襲してくるやつとかあったじゃない。3作目がアレすぎて2作目がすごく良かったような気がするX-MENってのもあるけど。

そういうわけで「思ったのとなんか違う」という気持ちなることもいろいろありましたが、チャーリー・デイ演じるニュートとバーン・ゴーマン演じるハーマンの2人の科学者と、ジン・ティエン演じるリーウェン社長はすごくよかったです。ジン・ティエンはこの前見たキング・コングにも出てましたけど、見たいもの見せてくれる感じがいいですねぇ。ニュートとハーマンは役名が覚えられなかったので、頭の中で呼ぶときはムロツヨシとシソンヌじろうに置き換えて、「何やってんだよムロー!」とか「シソンヌじろう頑張れー!」と呼んでました。つまり、論理をさくっと飛躍させると、ムロはハリウッドでも通用するということです。よかったね、黄金原さん!ちなみに日本語吹き替え版だと、ニュートとハーマンの声は古谷徹と三ツ矢雄二でした。私は字幕版で見ちゃいましたが、この2人が出るなら吹替で見てもよかったかも。地上波で放送する時も吹き替え版のキャストで流して欲しいなぁ。

子供の頃ロボットアニメが好きだったので、イェーガーたちが戦う場面は楽しく、おそらくは目をキラキラさせながら見ていたと思うのですが、それはさておき最終決戦の舞台が日本だというのに、日本の描写が雑なのにはがっかりでした。いや、ほらシンゴジとかあったやん?それ参考にしたらえかったんちゃうん?そして何より

富士山がヒドい

確かに東京からも天気のいい日は富士山が見えますが、あれはない。静岡県民と山梨県民が見たら泣きますよ。つかメーター振り切って笑っちゃうかな。

もしかするとこのシリーズは、子供の頃見たロボットアニメとか特撮物を思い出す要素がいっぱいあったので、映画よりもネトフリとかでドラマにする方が評価されるのかもしれませんね。それだと画面が小さいから戦闘シーンに迫力が出ないかもしれないけど。あと、あれだけ訓練生がいるんだから、最後はそれぞれが乗ってるイェーガーが合体して、巨大ロボになってくれたらいいのになと思いました。超電磁ヨーヨー!超電磁竜巻!(←古い)

いろいろ文句を書きましたが、前作同様恋愛要素がぎりぎり抑えられてるのは時代に即していて好感が持てました。ネイトが恋人(?)のジュールズと見つめ合う場面でもジェイクにツッコミ入れさせてましたし。ひと昔前なら、つか日本なら今でも、ジェイクとアマーラになんかほのめかすような描写を入れそうなところですが。

もう1回スクリーンに見に行きたいかと言われるとう~んですが、地上波で放送されるなら実況に参加したいと思います。そういう楽しみ方があってる映画じゃないかな。バトルシップほどじゃないかもしれないけど。


2 コメント

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ファミリータイズーーーー!!!!! (あおむし)
2018-04-17 23:34:30
パトチャンの引退報道を受けて、記事アップなさってるかなと見に来たら、まさかのファミリータイズ!(それが本題ではない)
小学生の時にあの自分大好きアレックス・キートンに恋をして、いまだに大好きです。
あぁ、もちきちさんと1週間くらい合宿して好きなものを語り合いたい。

「小さな村の小さなダンサー」から「パシフィック・リム」まで網羅した、振り幅の広い映画レポートも毎回楽しみにしてます。
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また見たくなってきました (もちきち)
2018-04-18 20:14:44
>あおむしさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
パトリック、引退しちゃいましたね。よよよ…。
ルールが改定されるから、もうちょっと現役続けようって思ってくれないかとうっすら期待していたのですが。。。
もし、彼が現役のうちにGOEの上限が変わっていたら…とか思っちゃったりして。

ファミリータイズはレンタルビデオで見ました。アレックスの共和党推しとか、政治をコメディのネタにしているのが衝撃でした。
このドラマもそうだけど、私の中で宮川一朗太といえばマイケル・J/・フォックス、マイケル・J・フォックスといえば宮川一朗太です。半沢直樹じゃなくて。

映画のレポート、見ても書かないこともあるのですが、これからもちまちま頑張ります(^_^)
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