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仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

ファウンデーションの夢 序 1 「ドイツの森で ... 」 

2021-09-28 20:05:02 | ミーターの大冒険
1
 もう十分生きてきたはずなのに
ドイツの森で迷子になる夢を見るのは
なぜ
 
ストーリーリングの街角に小走りのセルダン教授を見かけるのは 
なぜ

ターミナスの国会議事堂からかけ降りるトレヴァイズに遇うのは 
なぜ

今がいつなのか 
ここがどこなのか 
終わることのない旋律に耳をそばたてれば 
風景の先に 
見え隠れする 
彼らではなく 

https://youtu.be/0c46PCvVKNY

音楽∶ヨハン・セバスチャン・バッハ
   「 組曲第二番 序曲 」

yatcha john s. 「Foundation の夢」より抜粋


ジョン・ナック 日本における二里頭文明

2021-09-19 08:05:33 | ミーターの大冒険
「ジョン・ナック 日本における二里頭文明」

 「禹」について語った私ジョン・ナックは、次に、21世紀の Yin Yi の「宇宙の組成と日本人の組成」という短い文章の「パーセンテージの類比」に触発されて、日本史の真なる基層を掘り出して、皆さんに明示したいと思います。
 宇宙の組成の第三番目が「元素」であって、日本の造化三神のうち第三番目に出現するのが
神産巣日(カミムスビ)の神です。このカミムスビの精神が、伊邪那岐(イザナキ)と伊邪那美(イザナミ)との天地創造譚の基本をつくり出すのです。キリスト教で言う三位一体の中の「聖霊」の役割です。
 この神産巣日神はとくに、阿波の忌部(伊部ともいう)氏と伊勢の度会氏の中心祭神であることは、皆さんご存知でしょう。既に察しのいい方なら、両氏、共通に「伊」があることを承知されることでしょう。イザナキもイザナミも「伊」から始まる名前ですね。
 カミムスビは天地開闢の祖であって「全ての命の元」でしょう。
 カミムスビのムスは「苔のむす(生す)まで」の由来で、当然「君が代」にある生命の誕生を表記しています。ですから高天原の出現も、その後の葦原中つ国(地上)も、そして黄泉の国もカミムスビ神と関係しています。
 さて禹の「五穀」神話は、少しだけ触れました忌部氏と深い関係があるわけです。これもお察しのように「阿波」が「粟」の産地の重要性からの出現であることは自明の理です。
 話を「禹」に戻してみましょう。想定できることは洪水を征したところは中国中原の黄河の支流「伊川」地域であったわけです。数多くの支流が合一する地点こそ禹の活躍の場所でした。そして中原の中心がいわゆる「豫州」と言われる場所で、古代には象が生息していました。多くの学者はこの「豫」から讃岐の金比羅山が古来から「象頭山」と呼ばれていた根拠としています。
 さて、日本の起こりは「古事記」に述べられていますように、淡路の穂の狭別(ホノサワケ)、次に伊豫の二名の島(四国)、この島には四つの顔があり...愛媛も伊豫と呼ばれていますが、もとは四国全体が「伊豫」と呼ばれているのです。そうです、記紀的には、四国が日本の初まりなのです。
 とくに阿波の国を大宜都比賣(オホゲツ姫)と言ったことが注目されます。大粟山の麓に「上一宮大粟神社」が鎮座していますが、このオホゲツ姫の件には、須佐之男命が、食べ物を穢して差し出すのだと思い大宜都比売神を殺してしまった。その後、殺された神の体から、頭に蚕が生まれ、二つの目に稲の種が生まれ、二つの耳に粟が生まれ、鼻に小豆が生まれ、陰部に麦が生まれ、尻に大豆が生まれたのです。
 もちろん黍は、国名の「吉備」を想定せざるを得ません。吉備は弥生時代からの塩の一大生産地でした。一方、浦間茶臼山古墳や金蔵山古墳のように初期の古墳において大量に鉄製品が出土していることから、製鉄の起源を弥生時代にまで遡るものと見る説もあります。
 いわゆるヤマト王朝の古墳の形態からこの吉備からの王朝移動の結果ではないかと主張する学者もおります。
 この弥生時代については、2003年に国立歴史民俗博物館が、放射性炭素年代測定で弥生土器に付着の炭化米の測定結果、弥生時代(もうこの呼び方を変えてはどうかという意見も出るくらいです)は紀元前10世紀に始まることを明らかにしております。

 そして次回はそれよりもっと前の時代の「禹の足摺」の深層をもっと掘り下げようと思います。

 https://youtu.be/iyzBC7GiesA


ミーターの大冒険 エピローグ 17 「 首都移転の策 」

2021-09-12 01:49:53 | ミーターの大冒険
ハニスさん、当選三回目、おめでとうございます!でもだいぶ浮かない顔ですね。
 
 ミーター君、実は喜んではいられない状況なんだよ。我が自由銀河党は惨敗した。残るは俺を含めて三人になってしまった。相手の「ターミナス第一」は九割取った。
 俺らが望んだ、銀河復興は頓挫したも同然だ。くやしい限りだ。第二ファンデーションやドースさんには顔向けができない。
 あの鉄面ハーラ・ブラノは恐るべき女傑だ。油断できない。もう少しで第二ファンデーションとの連携が成功しようとした矢先だったというのにな。
 
 実はハニスさん、あなたがイフニアに遊説中、彼女が突然、ここを訪れて、気色悪く、僕を観察したんです。僕のこと、チクタクとか呼んでいました。僕は「僕にもちゃんと名前がありますよ。R・ミーター・ダリルって言うんです」と返してあげました。

 道理で彼女はそれ以来、新な戦略で彼女の党を有利にしたんだ。アルカディアさんに似せたチクタクを二万体もターミナス全土の路上に行進させ、あたかも彼女がアルカディアの威光の代理人だと言うように。卑怯な手を使いやがる。
 その実、アルカディアとは真反対な権威主義で独裁者であるにもな。

 銀河復興の担い手の第一ファンデーションがこの様では、我らの念願はハッキリ頓挫したというものだ。
 彼女の政策は銀河全域への援助中止ときている。嘆かわしい限りだ。
 ミーター君、彼女をひっくり返す妙案はないのだろうか?

 ハニスさん、そんなに弱気でどうしたんですか。
 う~、妙案ですか?
 え~と、ですね。
 例えば、トランター帝国が衰退したあとは、銀河の中心はネオ・トランターに移り、そのまた後は、カルガンに移りました。そんな具合で、「首都移転」なんてどうでしょう!

 う~、妙案かもしれない。モーブでは銀河の端過ぎる。もっと銀河中央に位置するイフニア星がいいか。俺の勝手知ってる世界だからな。
 ミーター君のアイデア、頂こうとするか。
 これで挽回できるかもな。

https://youtu.be/oHdJas4t9_Q
yatcha john s. 『ミーターの大冒険』 エピローグ 17 「 首都移転の策 」

イフニアの三連太陽 想像図


ミーターの大冒険 エピローグ 15 「幽玄の中の先駆者たちとの対話」

2021-08-20 09:53:25 | ミーターの大冒険
15 ミーター君、今回の旅はすべて順調、大成功だったと言える。
 あのアルカディアさんが、「銀河は謎に満ちてる」と言ったことばの意味を少しは理解できたんだよ。
 生きてる俺らは、幽玄の世界に生きている先駆者たちと会話することが大事なんだ。その意味で、歴史消滅の結束点以前を探ることは、混沌の暗黒時代を切り開く鍵なんだよ。つまり故郷の星にたどり着く旅こそ次の大銀河を復興することに繋がる。
 よーし、俺が今からやる行動も明確になった。まず、君やオリンサスさんを助けて、大銀河横断の旅に行かせる。オリンサスさんが早く「心理探査イルミネーショナー」を完成してもらえるように協力するよ。
 もう一つは、この腐りきったターミナス、第一ファウンデーションを正しい軌道に戻す。
 そして、第二ファウンデーションや反ミュールの連中と協力して、銀河復興の土台を築く。           もう俺は命を賭けるしかないな!
 ミーター君、「アルカディアの真実」というのはねぇ、ジスカルドと不死の従僕がつくった第零の法則を超える行動を人間がとることなんだよ。
 まず、そういうことで、ロボットであるミーター君に、人間である俺の命を捧げる!

 ハニスさん。ありがとうございます!
 ああ、涙が...
 でも、あなたは僕が涙を流すロボットだったということを、どうして分かったんですか?
 それに、政治の世界は危険がいっぱいですよ。十分気をつけて下さいね。

https://youtu.be/dlyiRYlcQoQ

yatcha john s. 『ミーターの大冒険』 エピローグ 15 「 幽玄の中の先駆者との対話 」

Photo ∶ハッブル宇宙望遠鏡は、宇宙を観ることの先駆者の記念すべき道標です。


あなたの新しい星座

2021-08-08 03:33:58 | ミーターの大冒険
あなたの新しい星座

 ニコラ=ルイ・ド・ラカーユが1756年に考案した新しい14の星座は以下の通り。

がか座、
けんびきょう座、
コンパス座、
じょうぎ座、
ちょうこくぐ座、
ちょうこくしつ座、
テーブルさん座、
とけい座、
はちぶんぎ座、
ぼうえんきょう座、
ポンプ座、
レチクル座、
らしんばん座、
ろ座。

の発表は、真の労働は、すべからく、「価値を創造し、世に提供」することに存する、ことを明示しています。
 それはまた、古代において決定されてある常識への変更あるいは、付け加えが有効であることを示しています。
 いわば、人のロマンは、日々塗り替え可能であることを教えてくれていますいい実例でもあります。
 
 人は日々出くわす数多くの出来事、事件から新たな教訓を得て、自身の「神話」を塗り替えて行くことが重要である、ということのようです。

 ですから、より創造的、進歩的人生を志すには、敢えて自身、一歩踏み込んで、考えつつ、ちょっとした冒険を強いることです。

 只今、執筆中の僕の投稿『ミーターの大冒険 エピローグ』には、大停滞の混沌から脱出する、一つの運動に着目した人物を描いていますが、彼は彼の感応力に呼応する現象に出くわしたら、高齢にもかかわらず、迷わず、今までの安眠から目覚め、新たな展開に敢えて突入するという物語です。

 夏の夜空に、また新たなあなたの星神話を加えて見ませんか!

https://youtu.be/G0CRPNRwWU0

YI Yin