oceanside

仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

風の通る道

2022-07-03 21:50:32 | 海浜公園
森の中道に一人
迷いこんだ自転車道
誰も咎めるものなく
中道を通り抜ける
浜風は涼しい
たまに後ろからリンリンと聴こえる
ご丁寧に

紫陽花の曲がりくねりから
みはらしの丘を見上げれば
可愛いコキヤの苗木が丘全体を
覆いつつある
夏はそこまで来ているらしい

松風橋からそよ風橋へは
あとわずか






若いカップルの手繋ぎに
フンと嘯く老年の妬み

それでも薔薇園の白・赤・黄・ピンクは
まだ我の色なり










地元の自負心
もしかしてここの浜茄子
徐福を通して欧州へ
そして再度故郷に錦を飾ったのかも

yactha john s. 「 風の通る道

Do not refuse me.

2022-06-03 03:16:26 | 海浜公園

Do not refuse me.

世界の隅々にこだまする
悲痛な叫び

僕も君も
街も社会も世界も

善きサマリア人の喩えにあるように
隣人を愛せるか

「強盗に襲われ
身ぐるみを剥ぎ取られ
全身傷だらけにされた人を通りすがりのサマリア人がその人の傷にオリーブ油とぶどう酒とを注いで包帯をしてやり
自分の家畜に乗せ
宿屋に連れて行って介抱してやった」

今咲いているカリフォルニア・ポピーの花園は

僕に問いかけている
君にも街にも社会にも
世界にも問いかけている

私を拒絶しないでくださいと

風が吹いて
声が聴こえた

いいえ拒絶なんかしませんよ
安心してください
いつも暖かい色であなたを包んでおりますから

ですからあなたもあなたの隣人を可能な限り
いつくしんでくださいな

https://youtu.be/wG6WP2Hqd9w

yatcha john s. 「Do not refuse me 」

風と逍遥

2022-06-03 03:09:57 | 海浜公園
今日も午後の海風が海浜公園を吹き抜ける

初夏の通り雨は木々を潤し
華々を芽生えさす

僕と言えば気になることとは
去年より小ぶりになった
ラヴェンダーの幹の元気さだ

それでも匂い薫り出すように
蕾の膨らみが育っている

大勢のはとバスのお客さんの元気のせいか

かろうじて生きていることへの有り難さか

なんとかして明日に命を繋ごうとする健気さのせいか

工夫と謙虚さによって少しのより良き未来への祈究か

今日もゆっくりと公園のガイドマップは気にしないで

少しの時間を
自由に
逍遥散歩としようか

yatcha john s. 「風と逍遥」






風の捧げもの

2022-05-19 17:54:41 | 海浜公園
風がいいね
風が変わりはじめた

5月のとある午後
涼しい風が木々を揺らす

松風だからうれしい
海風だからこころが和(なご
)む

だれもいない道だからもっといいね
春もたけなわ

穏やかな風がこころに染みる
音楽がこころに響く

「音楽の捧げもの」

ひとつの旋律が
バッハへの捧げもの

ヴァリエーションの無限な旋律が
大王への捧げもの

風は旋律を奏(かな)で
我が足を軽やかに

そして
もっと
「歩かなくちゃ!」

https://youtu.be/i3cYsqYO6TM

yatcha john s. 「風の捧げもの」