5月の良く晴れた日曜日、Toshiの自宅からも頂上が眺められる「余市岳(1,488m)」
に登ってきました
今日は定山渓側の白井川ルートです
中央、「後方羊蹄山(1,898m)」を背に
なかなか土日をそっくり登山に費やすことができません。
なので、今週も札幌近郊の山を選びました
もっとも、天気も札幌を中心によく晴れるという予報なので、ハズレはないでしょう
■5:50 登山口
登山口はまだ雪が残っており、頂上まで続きます。(その他2台は山菜採り客)
白井川横の駐車場から、しばらくは右股川沿いに林道を歩き、間もなく左股川の左岸に
取り付きます。
このコースは、頂上まで片道10km以上は優にあるコースなので、この日も同コースを
ツボ足で登ろうとする登山客はいないようです。
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ここ数日の暖気で雪解けが一気に進んでいるので、この時期だけのミニ滝があちこち
にできている・・・
長い林道歩きの途中、沢音で熊鈴が聞こえないほどです。
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小熊が通り過ぎたと思われる登山道(それほど時間は経っていない)
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午前中にも気温がぐんぐん上昇中
夏山へまっしぐら(になればいいけど...)
今年は積雪の量がはんぱでないので、いつになったら雪渓が消えるのか?と考えて
しまいます
雄大な南東斜面、滑れば楽しいでしょうが、この時期は全層雪崩注意報が出ています。
余市岳は、スノーモービルの人気スポットでもあるので、この日も途中エンジン音が鳴り
響いていました。
道内でも屈指の春スキーを楽しめる名所でもあるので、頂上に近づいてくるとキロロ側
からアプローチする人の気配が出てくるのは致し方ありません。
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キロロ(赤井川)側から3名の山スキー客を確認
その間にスノーモービルの常連さん1台がもの凄いエンジン音とともに、あっと言う間に
近くに訪れて3名と談笑中、Toshiにも声をかけてきました。
「煩くてすいません」
お~
山スキーの若者曰く、そのスノーモービラー(←こういう表現で良いのか?)は、札幌では
なく赤井川の人らしく、マナーを心得ていてスキー客の愛好する斜面は荒さないのだそう・・
良いと思います
アウトドアを志向する者として北海道を愛している気持ちは皆同じでしょう
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■10:35 頂上
積雪期のラッセルでもないのに、今日はなんだか足の負担が多いような....
そうこうして視界の効いた頂上に到着しました。
今日、羊蹄山を滑り目的で登っている同輩は最高の“ザラメ”でしょう
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どうしても南の山々が気になります(左:無意根山~中岳~尻別岳~羊蹄山~ニセコ連峰・・・)
そして北東、札幌側の峰(左:石狩湾)
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■11:05 下山
下山時、日本海に近い余市岳からは、
増毛山地も遠望できますが、この暖かさで水蒸気が多く、秋のようにスッキリとはいきません。
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山スキー屋さんが好んで下る北斜面(美しい積丹半島の残雪が望める)
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途中視界に入る「白井岳(1,301m)」、地味ながら、なかなかの雄姿です。
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■13:40 登山口
晴れた日の山行では貼り付ける写真に悩みます
Toshiのブログも今日の報告で早1年が経過しました。
1年経っての感想は、「雪画像が多いなぁ~」というものです。
北海道の山の景色に「夏」が登場するのはわずかです。
その待ちに待った僅か3ヶ月の夏山を前に、「雪はもういいかなぁ~」と思う今日この頃、
これも北海道発信のブログだからしょうがないですよね
2年目もどうぞ宜しくお願いします
・総時間 7時間50分
・総距離 22.1km
・標高差 1,013m
・累積標高差 +1,799m
-1,833m
13/05/19『余市岳(白井コース)』
雪山は飽きたみたいに言ってるが、私はこの季節が永遠に続いて欲しいとさえ思っている。
雪が消えて行くのは実に寂しい限りだ。
ゼンマイに巻かれて・・・
坂の上の雲に向かって・・・
進化するために・・・
無心になるために・・・
よく眠るために・・・
美味しいお酒を飲むために・・・
嗚呼
一年はあっと言う間、光陰矢のごとし
待ちに待ってやってきた夏もまたすぐに秋になり、冬になって、
また一つ歳をとる。
ありがとうございます。
Takさんの北海道在住期間が短か過ぎです。
ともあれ、
“すまじきものは宮仕え”
それを嘆いてもしょーーーがありません。
今ある環境の限りを尽くして遊ぼうではありませんか!
えいっえいっおーーーー
てへっ
5月後半でもこの美しい白き眺望・・・
しみじみと見つめてしまいます。
仕事で酷使した眼に「キターーーーーッ!」
という感じで、実によろしゅうございます。
まだまだ見飽きてはおりません。
南のおっさんは楽しみにしておりまっせ。
さて、まったくの余談ですが・・
学生時代に1年ほどおつきあいをしていた女性が
余市町の出身でした。
お父上が厳しい方だったそうで、
言うことをきかないと雪の中へ放り出された、とか
話してくれたことを懐かしく思い出します。
もっとたくさん故郷の話を聴いておけばよかったと
今になって少々悔やんでおります。
北国の地震雷火事親父は、けっこう息子にも娘にも、「言うこと聞かないと雪が山になっている表さ放り投げる」という教室方法をオーソドックスに取り入れているようです。
泣ぐ子はいねが~♪、
言うごと聞がねと外さ放り投げるどぉー!
なんて・ね。
そんな生禿伝説のような童話は水俣界隈にもけっこうあるのではないでしょうか?
昔に比べたら雪が多いと言っても知れています。
追~いかけて雪ぃ~国ぃ~♪
あは。