“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

24/06/15『羊蹄山(比羅夫ルート)』

2024-06-15 | 1道央の山

6月も中旬の週末は、晴れ予報の土曜日に羊蹄山(1,898m)を比羅夫(倶知安)側

から登って来ました

 

お鉢、外輪真狩側の途中から頂上を眺めて

 

倶知安エリアの天気は、朝の時間少し雲がかかるような予報だったので、

むしろ、頂上に着く頃には雲海を楽しめるのでは?と期待して早朝札幌を出ました

 

朝、5時の羊蹄山(京極側から)に雲はかかっておらず抜けるような青空が広がっています

 

登山口までの直線道路から仰ぎ見る羊蹄山、朝の陽射しが美しい

 

 

鬱蒼とした樹林帯の続く1合目までは、鳥の囀りが早朝の空気感と相まって心地イイ

 

しかし、1合目を過ぎると、いっせいに蝉が鳴きだして暑くなる予感

羊蹄山のどのコースもお馴染みの急登、九十九折が始まる頃には大合唱に・・

 

東に向かって進む比羅夫(倶知安)側ルートは、朝陽を真正面に受けながらの登山

 

振り向けば、図らずもアンヌプリの下に雲海が湧いています

 

8合目で視界が開けてからは雲とニセコ連峰が眼下となって高度感益々

 

ここを越えるとお鉢・・という9合目でわずかに雪渓が残る・・最後の登り

 

お鉢、外輪に着いてもあたりに雲がかかる心配なし

 

京極方向、遠くに札幌方面の1,000m級の山並みがすっきりと眺められている

 

頂上(右端)までフラットなお鉢歩き・・

 

花もちらほら道脇を飾ってくれています

 

中央に見えてきた「尻別岳(1,107m)」(⇒来週登る予定)には雲が掛かっていない・・

 

一貫して上空には青空が広がり、吹く風も涼しい上々のお鉢歩き

 

 羊蹄山山頂  と白く塗られた標柱にペンキを塗っていらしたボランティアさんと

 

ボランティアさん曰く、国立公園内の羊蹄山の頂上標柱は、わずか数年で朽ち果てて

取り替えなければならないらしいけど、それはすべてボランティアさんがやっている

んだそうな

勝手に変えることは出来ず、都度環境省にお伺いを立てて取り替えるとのことで、

僅かな補助金でのご苦労、登山者として感謝しなければなりません

因みに先週は、十勝岳の標柱の塗り替えをしていたとのことで、Toshiさんとはそこで

もニアミス

ならぬ・貴重なご縁を感じました

 

残雪期はこのお鉢の中をスキーで滑って楽しむこともできます

 

お鉢の一周の広さを写真で伝えるのがなかなか難しい・・

 

地図左上の比羅夫ルートから時計回りに1周(⇒京極⇒喜茂別⇒真狩⇒比羅夫)してちょうど3kmだけど、お鉢の最短ルート1周は2.5kmでしょう

 

真狩側(下山)へ歩くと、しだいに頂上もお鉢の一部に感じられるだけになっていきます

 

見る角度が違うと雪渓が〇〇に見えなくもない(左上、ニセコ連峰アンヌプリ)

 

蘭越(西)方向は雲海の様相、これはこれでGOOD

 

真狩ルート取り付きの下には立派になった避難小屋

 

キンバイソウ

 

エゾノツガザクラ

 

頂上の真反対側からのお鉢(中央に頂上)

 

伝わらないけどパノラマにして

 

旧避難小屋跡からのニセコ連峰

 

キバナシャクナゲと連峰(傘雲がかかっているので明日は崩れそう・・)

 

北海道新幹線の駅が出来上がりつつある倶知安の全容

 

下山途中、登りで気になっていた風穴」に接近

 

暑くてヒートアップする体に、穴からの冷気がひんやりとして涼めます(穴の中に氷が残る)

 

再び蝉の大合唱、下界の気温は夏日に近づいている感じ・・

 

帰路の途中、見上げる羊蹄山にこの時間(11:30)も雲はなし

 

下山途中、どれぐらいの登山客が登ってくるのかと観察していると、

10時半ぐらいに3合目あたりを団体客さんが汗を拭いながら登ってくる。

その後にも2合目で一人、二人・・、

この暑さ、この時間に頂上に向かうと下山は何時ぐらいになるものか、

夏至になる6月とはいえ、ちょっと心配になるぐらい、やっぱり体力のいる

羊蹄山の登下りは、「ここを日帰りできれば、夏山ガイドに掲載されている

山は何処でも登れます」というバロメーターでしょう

登山は晴れると100倍楽しい

また来週

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする