“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

14/09/14,15『赤・緑・白(雲)岳~黒岳』№1

2014-09-15 | 2表大雪の山

9月の三連休は、大雪山の紅葉の便りを励みに、銀泉台から登る一日目、

赤岳(2,078m)」から「緑岳(2,020m)」、「白雲岳(2,230m)

そして二日目は、「北鎮岳(2,244m)」を経由して「黒岳(1,984m)」から

層雲峡への紅葉巡り登山です


 白雲岳にほど近い高台(標高2,150m地点)からのご来光

 

なんのこっちゃあぁ

顔もよくわからん画像をアップしてしてすみません。

この週末は、“爽やか登山の会”の例会予定でしたが、多くのメンバー

のスケジュールが合わず、AkkiさんとToshiの一泊二人登山です

いかなる珍道中になりましたでしょうか

 

連休2日目にして天気が回復傾向となって良かったです。

札幌を5:00に出発し、

ほぼ予定通りの時刻に層雲峡入りできました。

 

9月14日(日)

■7:25 層雲峡 着

~

■8:00 大雪湖行きシャトルバス発

この時期の大雪湖行シャトルバスは、始発の6:00が臨時便が出る

ほどの混み合いだと、並んでいる登山客が言われていました。

しかし、

8:00の便はもうこの通り空き空き

約30分で、

■8:30 大雪湖臨時駐車場

 

さて、本日の予定はここからバスを乗り換えて大雪高原温泉へ向かおう

とする我々でしたが、

何やらバスは一台(銀泉台行き)しか無いようで・・・

「大雪高原温泉行のバスはないのですか?」と運転手さんにお聞きすると、

「そのバスは、20日から運行します」ですと・・・

何ですかつまりToshiは、バスの運行日程をよく調べもせず“思い込み”

でここまでやって来たというわけですかね?

その通~り

 

というわけで、大雪高原荘からの沼巡り⇒白雲小屋ルートはここで変更

⇒銀泉台経由⇒赤岳⇒白雲小屋となりました

~

■9:05 銀泉台 赤岳登山口

大雪湖からは層雲峡から乗車してきた我々に加え、車でやってきた登山客

が合流したので銀泉台を降りる人はいっぱいです。

人気のルートとは言え、第1~第2便で登っている先客さんを思うと、赤岳

の混雑はさてどれぐいでしょうか

 

■9:15 登山開始

 

登り初めはガスの中

頂上が“晴れ天気”に変っていることは上空の明るさからしてわかるので、

いつかは切れる・・と期待感で登ります。

赤岳は、大雪の高峰でありながら、登山口の標高がすでに1,500m

あるため、標高差なく登れる山としてビギナーが多いですね。


ビギナー大歓迎

山ガール(山ボーイも)大歓迎

老若男女大歓迎

山は人を選びません

 


ほ~うらぁガスが上がり始めましたぁ~(紅葉はここからが本番)


余談ですが...

大雪高原温泉行のシャトルバス運行が20日からなのは、

銀泉台と大雪高原温泉登山口の標高の違いによるものらしいです。

つまり、大雪高原温泉の標高が凡そ1,230mであるのに対し、

銀泉台(赤岳登山口)は1,500m。

それだけ紅葉の進み方がだいぶ違うということですね

(こぴっと勉強しとけ)

 

 

あ~

頂上への最後のアプローチにはお客さんが数珠なりだぁ~

いや、鈴なりで~す

赤岳頂上までの最後の登り

 

そして本日最初の一座、

■11:50 赤岳頂上

 

Akkiさんに言わせれば、本州の名だたる峰の頂上は何処も似たような

賑わいなのだとか・・・

日頃、人の居ない山ばかりを歩いていると、登山人口の増加をそう感じる

場面は少ないけれど・・・

今日はそう感じずにはおれません。


それにしても秋紅葉シーズンの大雪山系はやはりメジャーですね。 

アップシューズにGパン、当たり前です 

 

赤岳で少し休んでから本日の野営場所「白雲小屋」に向かいます。

そうそう、余談ですが赤岳でお会いした札幌からのご家族(4人)、

三週に渡って、週末はこの大雪山に訪れているのだそう、

そして来週も・・・

とても贅沢な過ごし方であります

それほど惹きつけるものがあるのですね

 

見渡すとこの時刻...、大雪山2,000mの上空だけガス切れている。

これってかなりラッキーでは 

~ 

小泉岳を過ぎる直前で、Akkiさんのお友達さんが白雲分岐方面から

声を掛けてきました。


山で偶然お友達に会うと嬉しいものですよね(横顔だけ)


さて、 

ここから小屋方面に下っていきますが、ラッキーもそう続かないのが

山の天気、目指す「緑岳」はガスに包まれてきました

それもアッと言う間です。

 

白雲小屋分岐から緑岳はもうすぐそこ

で、

■13:30 緑岳 頂上

この二日間で周囲がな~んにも見えなかった不遇の山はこの緑だけ

 

スケジュール通り、大雪高原荘から沼めぐりして後に登ってきていれば、

さてどうでしょう?まだこの緑岳に着いていたかどうか・・・

そんな時間感覚でしょう


~

■14:05 白雲小屋

 

テントの設営をする間、今日これからの予定を逡巡していると、

なんと、運よくガスが凄い勢いで上がってきました

再びのラッキー


雲散霧消・・・後に現れた飛行機雲

 

さあ、行くぞ夕暮れの「白雲岳」 

■15:40 白雲岳 出発

 

午後、それも夕暮れが近くなると気象も印象も変ります。

山中泊の良さは、その時間の使い方にあると考えている人は多い

でしょう。


■16:25 白雲岳 頂上 

どこを指さしているのかAkkiさん

東大雪の方角は大雲海の絶景

こちらToshiの指さす旭岳は頭一つ抜けています

 

そして、南の方向、

奥深い大雪の懐にこれまた大雲海、大海原が広がっていて、唯一

トムラウシ山(2,141m)の頂上だけがその荒海に浮かんでいる光景

なかなか拝めるものではありません


 

こんな景色に出逢うために、重い荷物を持って山に登るわけですが

今回は子ザックが活躍しました。

■17:35 白雲小屋(再)

 

いや~

充実した一日でした。


まずは、ビールで乾杯 お疲れ様っしたっ

・・・

赤岳を過ぎるといつもの大雪の風景、そこに人がいても密度が希薄で

何故か人恋しくなる・・・

そうしてたどり着いた白雲小屋キャンプ指定地、これでもこの季節、

テントの数は少ない方でしょうか?

  

白雲岳で観た雲海が消え、高根が原が眼前(の夕暮れ)

 

夕暮れに包まれる高根が原から十勝連峰の方角の景色にAkkiさんも

見とれているようです。

 

緑岳、さっきまでのガスがうそのよう....

気温もいっきに下がってきて、明日の天気もほぼ間違いなしでしょう 

そして山の夜は早い...


おまけ、

 

 今日のところは、 

 ごきげんよう

    明日に続きます...

 

 

 

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14/06/29『旭岳~北鎮岳②』

2014-06-29 | 2表大雪の山

さあ、ここからは旭岳から北鎮岳へ向かう行程です


お鉢が眺められるところまでやってきました

■10:55 間宮岳にて

 

相変わらずToshiは半袖で短パン姿のまま、

寒さを感じることも無く、爽やかな風に吹かれて気分は最高です

 

お鉢の美しさとともに、花畑の素晴らしさに感動です

花の見頃はイワウメで、他にもエゾコゾクラ、エゾノツガザクラ、

メアカンキンバイが寄り添うように咲いています。

 

“楽園”という言葉が相応しい空間と思いませんか?

 

イワウメの一大群落とお鉢平

 

 

北鎮岳への途中、中岳あたりからは何度もカメラのシャッターを押してしまいます。

この雪渓と花のコントラストが素晴らしい

 

しかし、気が付くと比布岳、安足間岳には雲が覆ってきました.....

これから辿り付く北鎮岳(ほくちんだけ)頂上にガスが掛からないことを祈り

つつ、時計を見ると姿見の駅から3時間半を経過していました

~ 

来し方、お鉢から旭岳を望む(花はご存じチングルマ)

 

北鎮岳までの画像は少しまとめてアップしましょうね。

頂上に雲がかかるかかからないか...、

何とか持ってておくれぇ~~

 

Taekoちゃんはすたこら頂上へ

時計を見ながらToshiがTedさんを後ろから頑張れ頑張れと追い立て

ると...

よ~うし、北鎮岳頂上までの予定時刻12:00丁度に到着しました

(Tedさんごめんなさい。Akkiさんが100kmマラソンの最中、我々も

負けておれません)

 

■12:00 北鎮岳 頂上

 

TedさんはTaekoちゃん持参のビールを片手に

 

カンパーーーーーイ


この頂上でこの時間を共有しているのは写真のご1名だけ、

それだけ大雪山は広いということでしょう

その1名の方に記念撮影をお願いしたので、今日は三脚を使う必要が

ありませんでした。

 

Toshiのミラーレスを皆さんどのように画像に収めてくれたでしょうか?

帰宅後それを眺めるのが実は楽しみです

 

雲が多くなったものの視界の広がった北鎮岳頂上にて

 

■12:35 下山

 

はいっ、

次の目標は中岳分岐から裾合平を通って15:00に姿見の駅到着です。

 

このルートの名物は、中岳温泉でしょう

数名、学生らしい登山客が食事をしていました。

ここでは、

その人たちを横目にわれら3人“足湯”を楽しみます

 

しばしの癒し:中岳温泉にて(熱さがちょうどいい)

 

Toshiはうるしかぶれの回復におよそ一か月以上を要し、これは湯治

にしたいと本当に思いました

北鎮岳のこの季節の雄姿も見納めです。

次の降雪期までの間、山域の雪渓が姿を消す8月過ぎまでの僅かの

季節が大雪の「夏」ですが、その季節は本当に短い....

最後まで陽射しが途切れずに良い天気のままの登山道で

気が付くとToshiのひざ下は日焼けで真っ赤ではありませんか...

侮りました(ヒリヒリ)

 

ブヨも蚊も、うるしもない。

暑くもなく...寒くもない...

こんな贅沢な環境はそうありません。

 

総距離16.4kmの山行でした。

“爽やか登山の会”2014....お疲れ様でした。 

 

■15:20 姿見の駅(登山口)

姿見の駅売店で購入する地ビール(350ml)は320円(税込)也、

Tedさんお味はいかがでしたか

■15:30~15:40 ロープウエイ 

 

変更また変更の“爽やか登山の会”2014年、第2回例会でしたが、

皆さんお楽しみいただけましたでしょうか?

7月も遊びます


下山後寄ったのは、

大雪山白樺荘⇒日帰り入浴500円です

もう少しゆっくりと浸かってノンビリしたかったのですが、

帰心矢の如し.....

この日は足早に札幌に走りました

 

ごきげんよう  


2014年6月山行

 

 

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14/06/29『旭岳~北鎮岳①』

2014-06-29 | 2表大雪の山

ごきげんよう

 

6月最後の休みは大雪山「旭岳(2,290m)~北鎮岳(2,244m)」登ってきました

 

参加人数は少なかったけれど、“爽やか登山の会”今年2回目の山行です

標高2,290m、北海道の最高峰「旭岳」頂上にて(Tedさん、Taekoちゃん、Toshi)

 

  

この日、年初に組んだスケジュールでは「夕張岳大夕張ルート」を登る

予定でしたが、夕張岳大夕張川の林道が登山口から7Km手前地点で

閉鎖が続いている状況を考えて、登る山域を十勝連峰に変更し上富良野

を目指して走っていました

 

ところが....

北広島を出発して約2時間を過ぎた頃、十勝連峰が望める富良野の丘の

上に出て眺めた連峰の様子から、ふたたび登る山域を変えてしまいました

(よくあることですが)

十勝連峰の2,000m級の山の頂上付近にびっしりと雲がへばり付いて

いるのが見えましたが、少し北に目をやると大雪山域全体ははっきり

くっきり快晴の良い天気ではありませんか

そこで3人協議の上、目指す山を表大雪に決めました

この日、旭川より北または日本海側のエリアの予報がは晴れ、

観た感じ午後まで持ちそうな雰囲気です

ただ、

行き帰りの移動は往復およそ1時間半のアルバイトです。

さてさてどのような道中になりますでしょうか???

 

この日は折しも大雪山山開き縦走登山会ご一行様と出合うことになりました。 

 

 

で、我々の登るルートは大雪山最高峰の旭岳から間宮岳を経て北鎮岳

まで縦走し、復路に中岳分岐から「裾合平」経由で回る予定で動きます

 

■8:00 旭岳ロープウェイ 

 

Tedさんは大雪山域の登山は始めてです。

ロープウェイ内、自動で入るアナウンス.....

富士山に登って山の高さを語れ、大雪山に登って山の大きさを語れ

“大町桂月”の大町の名前が思い出せず妙子ちゃんと随分適当なことを

言い合っていました

桂月さんゴメンナサイ

この中に山開き縦走登山会の方がかなりいらっしゃいます。

 

ロープウエイの夏場料金は往復で2,900円だって、いい値段します

ですがTaekoちゃんが割引券を持っていたため我々は2,600円で乗ることが

できました。(ありがとう)

これでビール1杯が飲めます

 

■8:10 姿見の駅(登山口)

姿見の池までは駅から20分程度の道程、石室を覗いてみましたが・・・

かなり立派で驚きました。

 

ここから頂上までは一気に高度を上げていきます。

目標の頂上が眼前に迫りくる光景に気をよくして、Taekoちゃんは

どんどん他の登山客を抜かしていきます 

 

がしがし行けぇぇ~

Taekoちゃんの体力は、以前にもToshiのブログでお伝えしている通り

の健脚振りで、Tedさんもそのスピードについていくのに相当息が上がっ

ている様子

 

ときに、

普段、登山客の居ない山にばかり登っているので、たまにカメラに

他の人が写るとToshiのブログではないような・・・

 

しかし、 

人が居ないところに態々分け入っているのはアミーゴさんで

Toshiさんではありません

6月最後の週末は、

山開き縦走登山会の皆さんだけでなく、夏山シーズン到来を待ち望んで

いた老若男女の登山客が旭岳の頂上を目指していました。


旭岳から登っている人達だけではありません。

今日は、縦走途中でそれぞれの登山口から周遊を楽しんでいる人達の

列といつもより多く出会いました。


それなのに、 

この広~い大雪の山域全体にいくら人が集まっても混雑という雰囲気

ではありませんよ。

この山は本当に大きいなぁ~

 

■9:50 旭岳 頂上(日本海側を背に)

 

 

今日登るはずだった十勝連峰も綺麗に眺められます。

 しかし、

ご覧のようにやはり山頂付近はどの山にもガスが覆っていますね。

 

 

ほ~うら、突き抜ける青さを保っているのは表大雪から北大雪にかけて

だけですよ

増毛、留萌といった日本海側もなかなか天気は良さそうですがね

 

はいっ、

食事はまだ先の北鎮岳までお預けして、10分程度の休憩で先を急ぎます。

旭岳から荒井岳へ向かう下りは尻滑りのメッカです

って、ここでToshiのシリセードを予め披露して、Tedさんにもなかば強要して、

尻滑りを体験していただきました。

 

なかなかうまく滑れませんねぇ~

でも楽しいでしょう子供に帰ったみたいで


このあたりから少しずつ...

お花の画像を挿入したいと思いながら、

撮り終えて自宅で観ると、やはり物足りません。

(この時季のキバナシャクナゲの群落は見事)

 

特に晴れた日のミラーレス一眼は、被写体をよく確認できない

のがやっぱり難点であります...。



はいっ、それでは旭岳から北鎮岳へ向かう行程は№②で報告しまっす

 

 

 

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13/09/23『愛別岳』

2013-09-23 | 2表大雪の山

昨日の東大雪山域から上川を抜けてやってきました表大雪北端、

秋分の日の今日は、晴天の中「愛別岳(2,112m)」に登ってきました

 

この日の空は、10倍返し愛別岳と北大雪の山並みをバックに



昨日、ニペソツ山下山後、幌加温泉でメンバーの一部とお別れし、

暗くなってから愛山渓温泉に入りました

 

本日は、AkkiさんとToshiの二人登山です

 

健脚でならすAkkiさんは、フルマラソン3時間半という実績をひっさけで、オマケに

山にも登ります(はて?どっちがオマケでしょうか?)

オマケのオマケにToshiと同じ早起きの習い性、二人登山は、雄冬山以来です。

 

早起きは三文の徳(得?)、予定時刻よりも30分早く支度を済ませヒュッテを出ます。

 

■4:05 愛山渓温泉 登山口

登山口を出て、すぐに沼ノ平と松仙台園分岐地点でToshiがやらかしました。

後ろから、同じヘッドランプ姿で挨拶され、先を急ごうといつもの癖で確認を

怠ってしばらく直進してしまいました。

ここで無駄なロス。

のっけから三文の得ではなく、三十分のアルバイトをAkkiさんに強いてしまいました。

反省

愛山渓温泉も沼ノ平や雲井ケ原の紅葉を見に来る客だけでも相当な登山客で

駐車場がいっぱいになるだろうと予想してまだ暗い中早出したわけですが、、

注意力散漫

この場はAkkiさんの後をペタペタついていく法で同山域をご紹介するとしました。

 

暗い中、沼ノ平の景色を眺められる地点までやや暫くかかりました。

しかし、天気は快晴のまま、

西の空には仲秋を過ぎた月のあかりが、青い空に変わってもこちらを向いて

そこにあります

気温はこの日の最低温度+2度を示しています。

 

そんな中、

Akkiさんはこの日も半袖、

明かりが射してきてなお+5~6度です。

 

昨日、ニペソツ山から眺めた表大雪山域、標高の高いところには雲があり

ましたが、この日は十勝連峰、それに夕張山地まで思いの外くっきりと、

遠望でき、とても近くに感じることができます。

薄氷と霜柱、気温だけみると東大雪域よりもさらに寒いと感じる表大雪の北端、

陽が東から射してくるのはもうすぐです....

 

■7:45 永山岳(1,978m)

 

青い空が抜けています

永山岳で小休憩、その後目的の愛別岳へ向かいます。

陽射しはぐんぐんと上昇していって、まだ風が冷たいながら、

Akkiさんはいつもの半袖姿に加えてズボンの裾を外し短パン姿になって

います。

道産子の方がむしろ寒がりと言うべきなのか?おそるべし...

 

安足間岳手前から眺める本日の「愛別岳」(カッコイイ)

 

切り立った崖から下を眺めると足がすくんでしまうのもこの山の魅力の1つ

ですね。

安足間岳(2,194m)を過ぎると、目指す愛別岳分岐地点までは距離はそう

ありません。

 

■8:20 愛別岳分岐から...(南方、表大雪旭岳方面を背に)

 

ここから先、いよいよ愛別岳までの縦走路、崖斜面の下りと登り返しです。


画像はよくばりにも、つぶさに張り付け致しましょう

石が転げ落ちてくるのが当たり前の斜面、

距離を測りながら慎重に登っていきます。

坂の上の雲”が無い青天もイイものです。

というか最高

 

■9:00 愛別岳頂上


左の北大雪ニセイカウシュッペ山から右に~烏帽子形の「黒岳」


南の比布岳~安足間岳までの崖斜面は迫力の画

 

そしてここ、

北側の画像のほぼ中央付近の遠い雲海の上に、微かに円錐状の「利尻山」が

見えると先客さんにお聞きして、目を凝視、確かにうっすらと・・・

いや~こんな日もあるんですね~


■9:20 愛別岳 下山

 

ここからの来し方への下りと登り返しもやはり40分。

下山時には、可愛い山ガールまでも、あの崩れやすい岩場をくだって来ていました。

最近の山ガール畏るべし...

 

■10:00 再び愛別岳分岐

ここからわずか先の「比布岳(2,197m)」をこの日の折り返しとしました。


■10:10 比布岳 頂上


 

比布岳から南の雄大な景色“大雪”全貌

 

さ、名残惜しいですが、

ここで食事をして下山です。

安足間岳からは当麻岳、当麻乗越を経て沼ノ平めぐりのコースを帰ります。

 

■10:40 比布岳 下山

 

当麻岳を越えて見下ろす斜面(←裾合平~沼ノ平→)

 

ここから沼ノ平へ向かうルート、初夏であれば一大のお花畑も今は紅葉

もうここからの解説は省きます。


Akkiさん“日本全国こころ旅”

「人生 下り坂 最高~

 

秋の旭岳北斜面全容

 

なんと、

うるさい笹はぜ~んぶ刈られていて歩きやすい。

この辺りから登山口まで、まだ4km程の距離がのこされているため、とても

助かります

六ノ沼から永山岳~安足間岳を望む

 

この辺りで標高1,450mの池塘(ちとう)

雨竜沼湿原よりも高い位置にあります。

そして、その池塘は一段下がって....

 

半月ノ沼こちらも美しい

 

ここからは、あまり観ていただく画はそうないので、

登山口までの画像は少しだけ・・・

 

 

二日間にわたる長い道程お疲れ様でした~

 

■14:10 愛山渓温泉 登山口

 

連日の山行お疲れ様でした。
いろいろなことが重なって、この日「愛別岳」に登ることが出来ました。
2,000m級の山を二日間に渡って登り切るのには、それなりの体力が

無いと・・ですね

その点オジサン二人はとても元気です。

半袖短パン姿でまた北海道未踏の山域をご一緒しましょう

(その後、愛山渓温泉で汗を流し、名残惜しくも札幌に戻りました)

 

 

 13/09/23『愛別岳』

 

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13/06/22~23『黒岳~白雲岳~北鎮岳』

2013-06-23 | 2表大雪の山

6月も気が付けば夏至過ぎました。

陽の長い一日を皆さんいかがお過ごしでしょうか

Toshiのこの日は、大雪山です

22日土曜日は予報が崩れたため「黒岳(1,984m)」から「石室」への移動のみ、

23日日曜日の晴れ予報に「白雲岳(2,230m)」~「北鎮岳(2,244m)」を回る計画です

 

23日(日)、白雲岳から望む雄大なトムラウシ山~十勝連峰

 

 

6月22日(土)


22日(土)は、札幌を遅い時間に出発し、層雲峡に着いたのは11時になろうかという時刻で、

予定通り昼食を摂ってからの登山開始です。


■11:40  黒岳ロープウェイ横登山口


天気の冴えないガスばかりの画像をそうアップしていたのでは、観ていただく皆さんの離脱

に繋がりますが(笑)、いちおう報告は報告として貼り付けしましょうね

 


黒岳をえっちらおっちらと一合目から登山する人はそういません。

不人気というより、ロープウェイとリフトに乗って1,400円で7合目まで行けますのでね

ほとんどの登山者もそれを利用しているようです。

ま、時間が許す限りToshiは自身の足で登ります

五合目は、ロープウェイの降り口です。

ここでは、弱いながら「雨」、予報通りなので仕方がないですね。

で、七合目はリフトの降り口、到着です。

ここで、ビールを買うと石室で買うより少しだけ安いらしいので、1本はそこで空けて

残り2本はザックに詰めましたよ

外気温は10度ほどしかありませんが、一生懸命歩いたときにはビールは別腹でがんす

 

リフト横休憩所を過ぎると、そこからは雪渓が多く残りツボ足です。

八合目から先は日当たりの良い登山道が出たり、消えたり・・を繰り返し、いつしか黒岳に

到着です。

■15:10 黒岳山頂

 

「黒岳(1,984m)」登頂ですが、辺りはガス、視界は効きません。

 

 

■15:40 石室 到着

夏至の昼長をいかに過ごすか・ですが、Toshiは7合目のリフト降り口休憩所で買ったビール

を早々に飲んでしまい、楽しみもそうないので、わずか3張りしかないテントサイトに夕闇が迫った

後、早い時刻に寝袋入です。

すべては明日(日曜日)の始動に備えて・・・

 

ガスが抜け始めた石室付近、テントサイトから眺める凌雲岳にいつしか陽射しが・・・

  (夜目が覚めてテントから顔を出すと、月明かり、星明りで明日の「晴れ」は確実さ)

 

 


 

6月23日(日)


■3:00 起床

 

夏至の日のご来光の時刻は4時前です。

なので、早起きは三文の徳ではなく、早く起きないと5円ぐらいの損になるのです。

なんだかんだと準備をし、まずは「桂月岳(1,936m)」へ朝陽の写真を納めに行くの

ですよ

 

■3:50 桂月岳 山頂

 

北大雪の峰からこの日のご来光

石室に宿泊した登山者もはや数名が雲海原を写真に収めようと早起きしています。

一昨年は秋の雲海を眺めましたが、同じ雲海でも空気感がかなり違います。

 

 

 

■4:20 石室出発

 

テントをそのままに、

すぐさま石室と桂月岳を後にして、夏至の早朝を無駄にしない出発です

 

 

日が昇るのは早いです。

気温は5~7度程度ですが、雪渓はまだガチガチで水たまりには薄氷が張っています。

そんな寒さに堪えながら、健気に咲く高山植物が素晴らしい・・・

 

振り向くと下界はまだ雲海の中のよう・・

 

御鉢を巡る縦走路の起点「北海岳(2,147m)」は、そのままスルーして白雲岳に向かいます。

 

 

この間、どれだけ花の画像を納めたかわかりませんが、結局上手く撮れている画像はそうあり

ません(泣)

 

 

■6:30 白雲岳 山頂

 

大雪山で熊に出逢ったらバットで追い払う・・のではなく、仲良く挨拶しましょう

  (たまのおちゃらけは、白雲小屋からやってきた北大WV部の皆さんにお借りしました)

 

 ~

夕張山地は、芦別岳と夕張岳だけが雲の上でした。

 

 

十勝連峰~表大雪に広がる大雪渓

 

 

撮っても撮っても撮り飽きない・・・

修めたものの、画像を選びきれない・・・

御鉢の眺めは筆舌に尽くしがたい・・・

 

■8:00 間宮岳   

 

イワウメ畑が全盛の大雪山にあって、チングルマとエゾコザクラはまだこれから・・といった感じ

 

中岳から裾合平を眺めると、その方角一帯もこれまた雲海。

本日も下界は曇り・ながら、大雪回りはこの景色です

 

■9:10 北鎮岳 山頂

北鎮岳の北は雲海、左の鋭峰は「愛別岳(2,112m)」

 

御鉢の全景はやはり北鎮岳からが一番でしょう

 

北鎮岳を後に、し一路石室に向かい前泊の後片付け、、、、その後、

午前中の一番良い空の下を歩けたことに感謝しなければならないようです

 

石室手前では、空には雲が随分かかりました。

 

■9:55 石室

 

 

■11:00 黒岳 山頂

 

■11:20 リフト降り口横 休憩所


リフト降り口の上を軽快に登山靴で滑って下っていると、外国のお客様から歓声を頂き

ました

雪の上を走ったり滑ったりできる環境そのものが珍しいのでしょうね。

今日はヒーローになれたので(笑)、ここからリフトに乗って下山したい気分になり、 


乗ってしまいました楽ちんのリフトの速度は冬よりゆっくりめ・・・

 

当然、ロープウェイにも乗って、昼には下山しちゃったぁ~

ガシガシばかりが能じゃない、

早く帰ってブログ書かなきゃ

 

■12:10  層雲峡ロープウェイ乗り口 

 

 

・2日間の総距離 25.6km

・累積標高 +3,204m

              -1,992m 

 

比布大雪PAにて

 

13/06/23『黒岳~白雲岳~北鎮岳』

 

 


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12/07/15『トムラウシ山』

2012-07-15 | 2表大雪の山

7月15日(日)は、表大雪の秀峰『トムラウシ山(2,141m)』に登ってきました。

 

メンバーは、過去の山行報告でご紹介済の、 

  • Akkiさん(右から1番目)
  • Takさん(右から2番目)
  • Kennyさん(中央)
  • Tedさん(左から2番目)
    それに僕Toshi(左から1番目)で~す! 

前トム平にて

 

今回は趣向を変えて、Toshi版概念図から

 

今回の山行に際しては、比較的早い時期から計画を立て、3日間のスケジュールの2泊が、

すべて温泉泊りという、とても贅沢な山旅であります。

 

いつもは単独野営泊の多いToshiとしても、こんなゴージャスな夏山生活を過ごすのは初めてです

週間予報は目まぐるしく変わりましたが、結局、三連休初日の土曜日夕刻は素晴らしい好天が表大雪域

を覆い、温泉20km手前の地点から望む夕刻のオプタテシケ山(十勝連峰)と今回目指すトムラウシ山の

稜線が一点の曇りもなく見て取れました

 

いやが上にも翌日曜日の天候が気になるところですね。

トムラウシ山の登山客が時間をかけずに唯一利用できる宿泊施設、トムラウシ温泉「国民宿舎東大雪荘」

は、この日大変な賑いでした。

山行前日の晩、おじさん5人は軽く(?)ビールで乾杯し、翌日に備えました。

 温泉卵を作ると籠を持って写真に収まってくれた女の子


登山当日(15日/日)、東大雪荘を4:00前出発し、林道を走ること約20分で短縮登山口に到着

■4:25 登山開始

軽快に出発して数分後、少しウェットな登山道を目にしてメンバー皆さんに声掛けです。

「ところで・・・皆さんスパッツは?」

「置いてきました!」

「えっ?」( ̄ェ ̄;) 

うーん、持ち物リストには書き入れていたものの、晴天続きでそこに気が回らなかった僕の

ミスで皆さんにスパッツ必携をお伝えしていませんでした。

この連絡ミスが、往復2時間弱のオーバータイムの原因となりました。

皆さんごめんなさい(__)

 

Toshi版概念図には思いきりお詫び広告のように書き込ませていただきました。カムイ天上の手前

からカムイサンケナイ川への下り地点までのほぼ全域を、名付けて「一大田んぼアルバイト地帯

とさせていただきました。

ここでの田植え、泥入植アルバイトには給金は貰えません。

スパッツを履かない登山者には、無情にも「時間と体力を置いて行け」と労働を強いるのです・・・

一同、軽登山と言えどもスパッツ(ゲイター)は、常にザックに入れ込んでおくことを周知確認する場

ともなりました。

 

長い長い“一大田んぼアルバイト地帯”

 

 

ただ、気が付くと登山口の付近の曇天も徐々に晴れ間へと変わっていき、おやおや

苦しいながらも西に十勝連峰をくっきりと目にすることができるではありませんか

 

左から下ホロカメットク山、境山、上富良野岳、上ホロカメットク山、十勝岳、美瑛岳の順

長い泥の足場をようやっと過ぎ、川への下り、目標地点のコマドリ沢分岐まで来ました。

今来た下りを最後にまた登りかえして、あの入植地に足を踏み入れるのかと想像して、メンバー

一同が“ゲンナリ”としている様子が伝わってきます。

よく靴を洗ってくださ~い・・・といってもすでに相当染み込んでるし(泣)

 

さあ、一転、今度はきつい雪渓の登りと三点確保が必要なガレ場ですよ。

全身を使って登り切りましょう。

 

半ズボン姿で元気なAkkiさん

 

鳴きウサギを見たいというTakさん、そんなウサギよりも早く次の休憩場所が気に

なるTedさん、すべてを叶えてあげたいですが、僕は途中から(泣)ウサギ・・ではなく、

鳴きウサギ探索をご案内しようとTakさんとAkkiさんを雪渓を上り詰めたガレ場へと

ジグを切っていきます・・・と、辺りの景色にガレ場の繋がりがありません。

少々上がりすぎて、登山道へのトラバースが遅くなりました。

ここでもお二人には、さらに標高差80mのアルバイトをしてもらいました(すべて無給です;)。

お返しは、たまたま見つかったナキウサギの画像、Takさん、うまく撮れました?

 

Toshiが撮影したナキウサギは望遠で、ウサギというよりはネズミですね。
  (ピッ、アルバイトするやつぁご苦労さん!)


きついアルバイトを難なくこなして三人は、Tedさん、Kennyさんと前トム平で合流、ご苦労様です。

再び前トム平にて

この時、時刻は8:30、4時間を要していますが、ここでしばし休憩です。

 

さあ、頂上がすでに見え隠れしています。

ガスがかからないうちにエネルギー全開で再始動です、

トムラウシ公園までの画像は一気にここで修めておきましょう。

大雪のチングルマは、高山植物の王者(by Takさん)

トムラウシ公園を過ぎると、頂上はもうすぐ先です。

振り向くと早朝はっきりと見えていた十勝連峰はすでに雲の中、もう夏型特有のガスはそこまで

迫ってきています

十勝連峰への縦走路手前のお花畑も時間を取らず、もうすぐ先に見えている“坂の上の雲”を目指して

登ります。

あと少し、あと少し、

日本百名山「トムラウシ山(2,141m)」のピークは、ここです。

 

長くつらい登りも報われる頂上、そこには・・・・

予想通り沢山の登山客で賑わっています。

 

■10:35 頂上

6時間10分かかりました

皆さん頑張りました!

無賃乗車客が多くひしめくピークで、沢山働いたメンバーはこじんまりと証拠写真

 

さ、

単独行動では味わえぬ、頂上での食事は豪勢です。

お湯さえあれば何でもできる。今日は元気に三種のカレー(フリーズドライ製)

山で食べる汁物は格別に美味しい!

天野フーズご謹製スープカレー

 

東大雪荘で握ってもらったオニギリも美味しかったけれど、少しサイズが小ぶりなので、

皆さんが持ち寄った山のごはんを次々に頬張ります。

帰りのアルバイトのためにもたくさん食べないと・・・

■11:25 下山開始

 

辺りにはガスが湧いてきています。

もう登りに目にした景色と同等のものは望めません。

途中、少しの休憩を入れながらゆっくりと下っていきます。

コマドリ沢の雪渓では、九州からの登山客(女性)を優しくリードするKennyさん

下り、コマドリ沢分岐地点で登山靴が比較的ローカットのTedさんにスパッツをお貸ししました。

多少でもお役に立てればいいですが、

下りもまた泥・泥・泥・・・であります。

■16:25 下山(短縮登山口)

      12時間の山行皆さんお疲れ様でした。   

      南暑寒岳からトムラウシ山、

      ステップアップ登山であるはずが三段跳登山になってしまったため、いささかハード

      でしたが、これに懲りずに山を楽しみましょう。

      体力増進と装備の補強、水さえあれば・・の水を持ち上げていくのもこれ体力ですね。

      この日、二日目の温泉泊報告は別途“特集”を組みます!

      とてもとても充実した三連休でした

       

 

120715『トムラウシ山』

 

【備忘録】

  • 里の天気に関わらず、また時季(春~秋)に関わらず泥対策でロングスパッツは必携
  • 泥対策としてステッキやストックには、輪を付けること
  • 7月の三連休の人出を認識しておくこと。できればそれ以外の時期に登る方が・・
  • 東大雪荘での朝食、昼食は同じオニギリ2個、サイズはかなり小さ目
  • トムラウシ情報マンの小西さんには、何はなくとも状況確認の連絡を取っておいた方がよい
  • 水は、やはり大目に持つ

 

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