9月の三連休は、大雪山の紅葉の便りを励みに、銀泉台から登る一日目、
「赤岳(2,078m)」から「緑岳(2,020m)」、「白雲岳(2,230m)」
そして二日目は、「北鎮岳(2,244m)」を経由して「黒岳(1,984m)」から
層雲峡への紅葉巡り登山です
白雲岳にほど近い高台(標高2,150m地点)からのご来光
なんのこっちゃあぁ
顔もよくわからん画像をアップしてしてすみません。
この週末は、“爽やか登山の会”の例会予定でしたが、多くのメンバー
のスケジュールが合わず、AkkiさんとToshiの一泊二人登山です
いかなる珍道中になりましたでしょうか
連休2日目にして天気が回復傾向となって良かったです。
札幌を5:00に出発し、
ほぼ予定通りの時刻に層雲峡入りできました。
9月14日(日)
■7:25 層雲峡 着
~
■8:00 大雪湖行きシャトルバス発
この時期の大雪湖行シャトルバスは、始発の6:00が臨時便が出る
ほどの混み合いだと、並んでいる登山客が言われていました。
しかし、
8:00の便はもうこの通り空き空き
約30分で、
■8:30 大雪湖臨時駐車場
さて、本日の予定はここからバスを乗り換えて大雪高原温泉へ向かおう
とする我々でしたが、
何やらバスは一台(銀泉台行き)しか無いようで・・・
「大雪高原温泉行のバスはないのですか?」と運転手さんにお聞きすると、
「そのバスは、20日から運行します」ですと・・・
何ですかつまりToshiは、バスの運行日程をよく調べもせず“思い込み”
でここまでやって来たというわけですかね?
その通~り
というわけで、大雪高原荘からの沼巡り⇒白雲小屋ルートはここで変更
⇒銀泉台経由⇒赤岳⇒白雲小屋となりました
~
■9:05 銀泉台 赤岳登山口
大雪湖からは層雲峡から乗車してきた我々に加え、車でやってきた登山客
が合流したので銀泉台を降りる人はいっぱいです。
人気のルートとは言え、第1~第2便で登っている先客さんを思うと、赤岳
の混雑はさてどれぐいでしょうか
■9:15 登山開始
登り初めはガスの中、
頂上が“晴れ天気”に変っていることは上空の明るさからしてわかるので、
いつかは切れる・・と期待感で登ります。
赤岳は、大雪の高峰でありながら、登山口の標高がすでに1,500m
もあるため、標高差なく登れる山としてビギナーが多いですね。
ビギナー大歓迎
山ガール(山ボーイも)大歓迎
老若男女大歓迎
山は人を選びません
ほ~うらぁガスが上がり始めましたぁ~(紅葉はここからが本番)
余談ですが...
大雪高原温泉行のシャトルバス運行が20日からなのは、
銀泉台と大雪高原温泉登山口の標高の違いによるものらしいです。
つまり、大雪高原温泉の標高が凡そ1,230mであるのに対し、
銀泉台(赤岳登山口)は1,500m。
それだけ紅葉の進み方がだいぶ違うということですね
(こぴっと勉強しとけ)
あ~
頂上への最後のアプローチにはお客さんが数珠なりだぁ~
いや、鈴なりで~す
赤岳頂上までの最後の登り
そして本日最初の一座、
■11:50 赤岳頂上
Akkiさんに言わせれば、本州の名だたる峰の頂上は何処も似たような
賑わいなのだとか・・・
日頃、人の居ない山ばかりを歩いていると、登山人口の増加をそう感じる
場面は少ないけれど・・・
今日はそう感じずにはおれません。
それにしても秋紅葉シーズンの大雪山系はやはりメジャーですね。
アップシューズにGパン、当たり前です
赤岳で少し休んでから本日の野営場所「白雲小屋」に向かいます。
そうそう、余談ですが赤岳でお会いした札幌からのご家族(4人)、
三週に渡って、週末はこの大雪山に訪れているのだそう、
そして来週も・・・
とても贅沢な過ごし方であります
それほど惹きつけるものがあるのですね
見渡すとこの時刻...、大雪山2,000mの上空だけガス切れている。
これってかなりラッキーでは
~
小泉岳を過ぎる直前で、Akkiさんのお友達さんが白雲分岐方面から
声を掛けてきました。
山で偶然お友達に会うと嬉しいものですよね(横顔だけ)
さて、
ここから小屋方面に下っていきますが、ラッキーもそう続かないのが
山の天気、目指す「緑岳」はガスに包まれてきました。
それもアッと言う間です。
白雲小屋分岐から緑岳はもうすぐそこ
で、
■13:30 緑岳 頂上
この二日間で周囲がな~んにも見えなかった不遇の山はこの緑だけ
スケジュール通り、大雪高原荘から沼めぐりして後に登ってきていれば、
さてどうでしょう?まだこの緑岳に着いていたかどうか・・・
そんな時間感覚でしょう。
~
■14:05 白雲小屋
テントの設営をする間、今日これからの予定を逡巡していると、
なんと、運よくガスが凄い勢いで上がってきました。
再びのラッキー
雲散霧消・・・後に現れた飛行機雲
さあ、行くぞ夕暮れの「白雲岳」
■15:40 白雲岳 出発
午後、それも夕暮れが近くなると気象も印象も変ります。
山中泊の良さは、その時間の使い方にあると考えている人は多い
でしょう。
■16:25 白雲岳 頂上
どこを指さしているのかAkkiさん
東大雪の方角は大雲海の絶景
こちらToshiの指さす旭岳は頭一つ抜けています
そして、南の方向、
奥深い大雪の懐にこれまた大雲海、大海原が広がっていて、唯一
トムラウシ山(2,141m)の頂上だけがその荒海に浮かんでいる光景
なかなか拝めるものではありません
こんな景色に出逢うために、重い荷物を持って山に登るわけですが
今回は子ザックが活躍しました。
~
■17:35 白雲小屋(再)
いや~
充実した一日でした。
まずは、ビールで乾杯 お疲れ様っしたっ
・・・
赤岳を過ぎるといつもの大雪の風景、そこに人がいても密度が希薄で
何故か人恋しくなる・・・
そうしてたどり着いた白雲小屋キャンプ指定地、これでもこの季節、
テントの数は少ない方でしょうか?
白雲岳で観た雲海が消え、高根が原が眼前(の夕暮れ)
夕暮れに包まれる高根が原から十勝連峰の方角の景色にAkkiさんも
見とれているようです。
緑岳、さっきまでのガスがうそのよう....
気温もいっきに下がってきて、明日の天気もほぼ間違いなしでしょう
そして山の夜は早い...
おまけ、
今日のところは、
ごきげんよう
明日に続きます...