コツコツ歩き隊!

散策!白石(8) 片倉家と真田家ゆかりのお寺を巡る

宮城県白石市散策レポート その7(2017年6月22日実施)

ウォーキング開始!(2日目)

20.お寺めぐり・傑山寺へ

白石南郵便局で風景印をもらうと、白石城の南エリアに移動します。

早い時間からのスタートなので、たっぷり時間はあるのですが、昨日と打って変わって晴天でしかも暑いため、
長時間のウォーキングは難しく、休憩を取りながら進まなければなりません。

帽子を持って来れば良かったと、後悔しました。
さて、白石城の南エリアには白石を治めた片倉家の菩提寺など、ぜひ拝見したいお寺があります。

まず、「常林寺」。時宗のお寺でご本尊は阿弥陀如来。
旧白石城二の丸にあった「時太鼓」を保管されています。

続いて「清林寺」。真田家臣・三井奉膳が出家得度し、開基したお寺です。
大坂夏の陣で、片倉重長は真田幸村から娘「阿梅」を託された後、その他の遺児や遺臣も引き受け、
白石城下に住まわせました。
寺紋は「六文連銭」。実物を拝見し、テンションが上がりました。

そして「傑山寺」。片倉景綱公が慶長13年(1608)に建てたお寺です。

御本堂の前には片倉小十郎景綱公の銅像があります。文化勲章受章者・中村晋也氏制作によるものです。

ここで、本当は景綱公のお墓である一本杉にもお参りに行きたかったのですが、
あまりの暑さに具合が悪くなり、木陰でしばし、休まねばならず、断念しました。(涙)

21.当信寺

何とか調子が戻ると、散策を切り上げることにしました。
しかし、「当信寺」にだけは寄って行きたいと考え、休み休み行くことにしました。

街の南側はちょっと休める場所があまりないように思います。白石中央公園は貴重な休憩所となりました。
(お団子のつつみ屋さんも南エリアの貴重な甘味処。)

当信寺に到着です。山門は白石城東口門を移築したものです。

国有形文化財に登録されている本堂。片倉景広家(片倉小十郎景綱の叔父)の菩提寺です。

出身地も年齢も一切不明ではありましたが、文武百芸で人々に尊敬されたという「白石老人」のお墓の他に、
こちらのお寺には、真田幸村の娘・阿梅、と息子・大八のお墓があります。

大八は初め、片倉四郎兵衛守信と名乗り、片倉家に仕えましたが、後に伊達藩士に取り立てられ、
真田姓に復しました。

阿梅は二代目片倉小十郎重長の後妻となりました。
墓石は如意輪観音像をかたどっており、その形が歯痛のため頬を押さえているように見えることから、
虫歯に苦しむ人達は、この墓石を削り、飲むと良く効くという迷信が生まれたそうです。

当信寺での見学を済ませると、いよいよ旅の終わりとなりました。


来年には引越しだろうと勝手に思っている私、もしかしたら白石訪問はこれで最後になるかもしれないと、
街の雰囲気をよく味わいながら駅に向かい、最後、「小十郎プラザ」に立ち寄って、ボールペンを買いました。

帰りはJR「白石」駅から快速にて。また来られたらいいなぁと思いながら、電車に乗りました。

暑さで最後はちょっとウォーキングがきつくなり、予定より早く白石を発つことになってしまいましたが、
とても良い旅でした。
それも白石の皆さんがよく声をかけて下さり、親切に接して下さったお陰だと思っております。
本当にありがとうございました。

散策マップ

散策の様子は時系列で記しておりますが、これは上の地図のコースとは一致いたしません。
歩いた通りにコースを図示すると、あまりにも複雑で非効率的なので、分かりやすく整理して表示しました。

参考資料

  • 観光用パンフレット「片倉小十郎の城下町 しろいし」
  • 常林寺にある説明板
  • 白石史跡探訪「片倉小十郎と真田幸村」
  • 清林寺にある説明板
  • 当信寺にある説明板

おわり


どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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