徳島県・伊島で捕らえたヤマカガシの子(上)。頭の後ろの細長い膨らみが毒を出す頚腺。この毒は餌の同島のヒキガエル(下)から取り込み、ワシなどから身を守るために利用している(米科学アカデミー紀要提供))(時事通信社)
日本の野山に多いヘビのヤマカガシは、ヒキガエル(ガマガエル)を食べてその身体から分泌される毒を体内に取り込み、首の特殊な器官に蓄えて身を守るのに利用していることが分かった。米オールド・ドミニオン大や京都大などの日米研究チームが30日までに実験で確認した。論文は近く米科学アカデミー紀要の電子版に掲載される。
この器官は頸腺(けいせん)と呼ばれ、頭の後ろの骨の両脇に十数対並んでいる。約70年前に発見された際には機能が不明だったが、京都大の森哲・助教授らが10年前から調べた結果、ワシなどに襲われて急所の首をつかまれた際、毒液を放出して撃退するのに使うことが分かった。
1月30日8時1分配信 時事通信
日本の野山に多いヘビのヤマカガシは、ヒキガエル(ガマガエル)を食べてその身体から分泌される毒を体内に取り込み、首の特殊な器官に蓄えて身を守るのに利用していることが分かった。米オールド・ドミニオン大や京都大などの日米研究チームが30日までに実験で確認した。論文は近く米科学アカデミー紀要の電子版に掲載される。
この器官は頸腺(けいせん)と呼ばれ、頭の後ろの骨の両脇に十数対並んでいる。約70年前に発見された際には機能が不明だったが、京都大の森哲・助教授らが10年前から調べた結果、ワシなどに襲われて急所の首をつかまれた際、毒液を放出して撃退するのに使うことが分かった。
1月30日8時1分配信 時事通信