岡山航空株式会社

岡山航空(株)はパイロットの操縦訓練、宣伝飛行、航空写真撮影、航空機の受託整備、修理改造を主に行っています。

Aspen Avionics//お知らせ

2009-11-19 18:53:05 | 整備・点検
Aspen EFD1000 Pro($9,995.00)を2009年12月31日までにご購入の方は、
$500お得です。
Aspenでは、期間中にご購入頂いた場合、Aspenのホームページでリベートクーポンをダウンロードして頂き、記入して、又、期間内に購入したことを証明できる納品書等を添付してAspenに送付すれば、$500返金されます。
もちろん、弊社でお手伝いいたします。


ビーチクラフトA36にS-TEC社製自動操縦装置とアナウンシエーターの取り付け②

2007-07-16 22:04:19 | 整備・点検

今回の自動操縦装置の装備は元航空大学校で使用されていた機材です。
計器板はぎっしりと計器が装備されており、アナウンシエーター(自動操縦装置の表示部)を取り付ける場所の選定に頭を痛めました。
検討した末、アナウンシエーターはパイロット席右下部に装着することに決めました。既存するELTのリモートスイッチは右席の右上に位置換えしました。


自動操縦のスイッチ類をパイロット席コントロールホイールに新たに装備します。
ディスコネクトスイッチ(赤色)はいつでも親指で操作できるように位置決めされています。
CWSと記されている(青色)スイッチは、飛行中、このスイッチを押しつづけている間、自動操縦は切り離され、自分で機体の姿勢を決め、スイッチを離した時の姿勢を維持して飛行させるためのものです。
TRIMと記されているスイッチはエレベータートリムを動かすスイッチです。自動操縦装置を使用中(ALTモード使用中)は、このスイッチを使用すると、ディスコネクトします。


ロールサーボ取り付けです。エルロンを動かすサーボです。


配線をきれいに束ねた後、全ての可動部と干渉やこすれが無いことを点検します。
異常が無ければ復旧作業を行います。


試験飛行は自動操縦の各モードについて、詳細に検査します。
ILS(計器着陸システム)は高松空港と岡山空港で実施。機能良好です。


アナウンシエーターも機能良好でした。

ビーチクラフトA36にS-TEC社製自動操縦装置とアナウンシエーターの取り付け①

2007-07-16 21:55:27 | 整備・点検

まずは計器板をばらばらにして、関連する装備品の配線を容易にするため、取り外します。
束ねられている配線は全て解きます。
又、再組立の時に間違いの無い様、全ての配線、配管を識別します。


ロールサーボ、ピッチサーボ、トリムサーボの配線をするため、内装サイドパネルを取り外します。
元々装備されていたBendix/Kingの自動操縦装置の配線を全て除去します。


今回の工事では、ST-645自動操縦装置アナウンシエーターを装備します。
液晶バックライト製のディスプレィで、視認性はバツグンです。


ピッチサーボ、トリムサーボを装備し、各コントロールケーブルを正しくリギングし直し、仮に配線をして、作動の確実性を確認します。
ここで、正しく作動することが確認されると、配線が他の物品に擦れたり、接続部がはずれるようなことが無いように配線を取り回します。


各電機装備品のコネクターとコネクター間を導通点検して、間違いがないことを確認した後、仮に電気的接続部を結合します。
各機器の信号が正しく入出力されているか確認します。


アナウンシエーターが正しく表示するか点検します。

パイパー・マリブ・ミラージュに3ブレードプロペラの装備

2007-07-16 21:48:53 | 整備・点検

元々装着されていた2ブレードプロペラを新たに3ブレードに交換します。
この3ブレードプロペラはコンポジット(複合材)でできており、軽くてTBOも2400時間と長いものです。

2ブレードから3ブレードへの換装のメリットは
・離陸滑走距離の減少
・上昇性能の増加
・見栄えの向上
・TBO(タイム・ビットウィーン・オーバーホール)の延長
・静粛化
が主です。


マリブ・ミラージュは与圧機なので、配線などの変更が与圧室から非与圧室にまたがる場合、大変な作業となります。
プロペラを換装するのに、何故配線の変更が必要? と思いますが、プロペラ・ブレードが1本増えるために、プロペラ・デアイサの電力が増えるのです。
そのため、既存する配線より太くしてより電流が流れやすいようにするためです。
プロペラ・デアイサ・アンメーターも変更となります。


配線の大幅な変更と、プロペラ取り付け部のモディファイがあるため、製造者の図面に従い施工します。


配線、リレーなどの変更で操縦室まで作業の手が入ります。
機体が地上にあるのか、地面から離れているかを決定付けるためにランディングギアにセンサー(スイッチ)が付いています。
プロペラ・デアイサーの作動を制御するために必要となってきます。
コンポジット・プロペラは熱に弱いため、地上にいる間(冷却が難しい)はスイッチが入らないようにするためです。


3ブレード・プロペラ取り付け後です。
プロペラの取り付け構造は2ブレードも3ブレードも全く同じ取り付け方法です。
PA46の最近のモデル(1998年式以降)は3ブレードになっているようです。

セスナ172R型にGarmin GNS530の装備

2007-07-16 20:36:54 | 整備・点検

GNS530はS-TECオートパイロットとばっちりカップリングします。


GNS530は見易いディスプレー、操作しやすい操作パネルが自慢
System55X オートパイロットは簡単な操作方でとても便利!
コース・デビエーション・インディケーター GI-106 は内部に GPS/VLOC のアナウンシエーターと グライドスロープのオフ・フラッグを内蔵しています。

S-TEC System55X を A36に装備

2007-07-16 20:33:29 | 整備・点検

計器板の写真


上からGarmin GMA340 オーディオ・コントロール・パネル
S-TEC System55X 自動操縦装置
Bendix/King KN-62A DME


新しくアビオニクス・スイッチ・パネルを製作


S-TEC社のDG と S-TEC社のターンコーディネーター(標準で装備)を装備しました。

Beechcraft A36にS-TEC自動操縦装置の装備

2007-04-27 14:27:51 | 整備・点検

写真は改修作業前の操縦室です。


アビオニクスの裏側にアクセスし易いように右側計器と全てのアビオニクスを取り外します。


胴体の後ろ側にピッチ・サーボ(エレベーターを動かすサーボ)を取付け終えました。


胴体の後ろ側にピッチ・トリム・サーボ(エレベーター・トリムを動かすサーボ)を取り付けています。


コントロール・ホイール・スイッチ類を取り付けています。


3席目の真下にロール・サーボ(エルロンを動かすサーボ)を取付け終えました。


コントロール・ホイール・スイッチ類が取付け終えました。


作業完了!!