![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/b9/0a84c90fa77712c1d2d520174278ff90.jpg)
元々装着されていた2ブレードプロペラを新たに3ブレードに交換します。
この3ブレードプロペラはコンポジット(複合材)でできており、軽くてTBOも2400時間と長いものです。
2ブレードから3ブレードへの換装のメリットは
・離陸滑走距離の減少
・上昇性能の増加
・見栄えの向上
・TBO(タイム・ビットウィーン・オーバーホール)の延長
・静粛化
が主です。
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マリブ・ミラージュは与圧機なので、配線などの変更が与圧室から非与圧室にまたがる場合、大変な作業となります。
プロペラを換装するのに、何故配線の変更が必要? と思いますが、プロペラ・ブレードが1本増えるために、プロペラ・デアイサの電力が増えるのです。
そのため、既存する配線より太くしてより電流が流れやすいようにするためです。
プロペラ・デアイサ・アンメーターも変更となります。
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配線の大幅な変更と、プロペラ取り付け部のモディファイがあるため、製造者の図面に従い施工します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/65/7c31c541d7ca2e11438d802dc46fe726.jpg)
配線、リレーなどの変更で操縦室まで作業の手が入ります。
機体が地上にあるのか、地面から離れているかを決定付けるためにランディングギアにセンサー(スイッチ)が付いています。
プロペラ・デアイサーの作動を制御するために必要となってきます。
コンポジット・プロペラは熱に弱いため、地上にいる間(冷却が難しい)はスイッチが入らないようにするためです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/6d/af60b1e354939dbc813fde1c965d47f6.jpg)
3ブレード・プロペラ取り付け後です。
プロペラの取り付け構造は2ブレードも3ブレードも全く同じ取り付け方法です。
PA46の最近のモデル(1998年式以降)は3ブレードになっているようです。