岡山航空株式会社

岡山航空(株)はパイロットの操縦訓練、宣伝飛行、航空写真撮影、航空機の受託整備、修理改造を主に行っています。

Aspen Avionics//アスペンEFIS装備しました//その3

2009-11-20 10:26:40 | 改造

このアスペンのEFIS なっ!なんとっ!!!(笑

$5,995.00(EFD1000 Pilot)

$9,995.00(EFD1000 Pro)

※上記はいずれも取り付け工賃別です。
    PilotはVOR/ILS等に接続しない仕様、ProはVOR/ILS、GPS、自動操縦装置に接続できる仕様です。

この1システムにフラックスバルブ付きの方向指示器(DG)、対気速度計と高度計(ADC)、姿勢指示器(AI)、外気温度計(OAT)、GPS(緊急用ですが)など様々な機能がついてこの値段。
既存の方向指示器のBendix/King KI-525Aのシステムだけでも、この金額では買えません。
時代は進歩したもんです、、、、、
工賃は工事の仕様によりけりでマチマチです。
もともと装備されているVOR/ILSやGPSなどとカップリングしたり、自動操縦にカップリングしたり、ストームスコープを表示させたりといろいろなパターンでセットアップできちゃいます。

システム構成は下記のような感じです。



ご質問ありましたら何なりと質問してください。

興味をお持ちの方はお問い合わせを。

簡単なパンフレットは下をクリック!
http://www.air-oas.co.jp/loader/Aspen.pdf



 


Aspen Avionics//お知らせ

2009-11-19 18:53:05 | 整備・点検
Aspen EFD1000 Pro($9,995.00)を2009年12月31日までにご購入の方は、
$500お得です。
Aspenでは、期間中にご購入頂いた場合、Aspenのホームページでリベートクーポンをダウンロードして頂き、記入して、又、期間内に購入したことを証明できる納品書等を添付してAspenに送付すれば、$500返金されます。
もちろん、弊社でお手伝いいたします。


2009-11-02 09:47:59 | その他

早朝6時から岡山空港で機体の出し入れに行きました。
綺麗な虹が”朝早くからめんどくせーなー(笑)"という心を綺麗にしてくれました(^^;



虹はアーチを描いていて、一休さんが渡れるのでは?と思うほどでした。
うん?はっきり言って生まれて初めてこんな虹を見たかも。
37年生きてきたけどこのような虹は初めてだと思いだしました。
なんだか朝から新鮮な気持ちになれました。


整備士募集

2009-10-22 09:53:17 | その他

こんにちは。
岡山航空のトップページでも案内していますが、整備士募集しています。
あんなことからこんなことまでやっちゃう整備課ですが、
修行の場としては(笑)最高の組織だと思っています今日この頃。
セスナ172からガルフストリームまで、みんなで切磋琢磨しませんか?
A&P持っている人大歓迎です。

 

 


JA14WP エクストラ

2009-10-12 14:05:17 | その他

アクロバット機エクストラが岡南飛行場にやってきました。
岡南飛行場ジャプコンの格納庫に常時格納されています。

晴れた土日祝は飛ぶところを見ることができると思います。







岡南飛行場で曲技が見ることができるようになればいいな、と思う今日この頃なのでした。

みなさんで盛り上げていきましょう!


Aspen Avionics//アスペンEFIS装備しました//その2

2009-10-08 11:28:09 | 改造

カウンター・トップ・デモ・ユニットあります。

岡山航空の事務所1階に常時展示しています。

 

興味をお持ちの方はぜひご覧ください。

機能説明はちょっとお待ちください。


Aspen Avionics//アスペンEFIS装備しました//

2009-10-07 14:25:54 | 改造



みなさんこんにちは。
久々の更新となりましたが、今まで更新できなくて申し訳ございませんでした。

平成21年9月28日に本邦初のAspen EFD1000 Proの修理改造検査を合格しました。
今回はビーチクラフトB36TCに取り付け工事しちゃいました。

簡単にAspen EFD1000のご説明を。
Aspen EFD1000は米国Aspen Avionics社が開発した、EFIS(Electronics Flight Display System)で、その内部にAHRS(Attitude Heading Reference System)、ADC(Air Data Computer)と、機体の電源が完全に喪失した場合、30分間はEFISとしての機能を維持できるリチウム・イオン・バッテリーを内蔵しています。そしてこういった機体電源喪失時にVORや航法に使用できるGPSなど他の航法機器が使用不可能になった場合、緊急時にのみ使用できるGPSセンサーも含まれています。この機能はEFIS画面上にGPSによるムービングマップを表示させることができます。又、RSM(Remote Sensor Module)もシステムに必要なもので、以下の機能を有しています。
・地磁気を感知するフラックスバルブ
・加速度を感知するアクセロメーター
・外気温度を感知する温度センサー
・GPS信号を受信するGPSセンサー

続きは次回で


ビーチクラフトA36にS-TEC社製自動操縦装置とアナウンシエーターの取り付け②

2007-07-16 22:04:19 | 整備・点検

今回の自動操縦装置の装備は元航空大学校で使用されていた機材です。
計器板はぎっしりと計器が装備されており、アナウンシエーター(自動操縦装置の表示部)を取り付ける場所の選定に頭を痛めました。
検討した末、アナウンシエーターはパイロット席右下部に装着することに決めました。既存するELTのリモートスイッチは右席の右上に位置換えしました。


自動操縦のスイッチ類をパイロット席コントロールホイールに新たに装備します。
ディスコネクトスイッチ(赤色)はいつでも親指で操作できるように位置決めされています。
CWSと記されている(青色)スイッチは、飛行中、このスイッチを押しつづけている間、自動操縦は切り離され、自分で機体の姿勢を決め、スイッチを離した時の姿勢を維持して飛行させるためのものです。
TRIMと記されているスイッチはエレベータートリムを動かすスイッチです。自動操縦装置を使用中(ALTモード使用中)は、このスイッチを使用すると、ディスコネクトします。


ロールサーボ取り付けです。エルロンを動かすサーボです。


配線をきれいに束ねた後、全ての可動部と干渉やこすれが無いことを点検します。
異常が無ければ復旧作業を行います。


試験飛行は自動操縦の各モードについて、詳細に検査します。
ILS(計器着陸システム)は高松空港と岡山空港で実施。機能良好です。


アナウンシエーターも機能良好でした。

ビーチクラフトA36にS-TEC社製自動操縦装置とアナウンシエーターの取り付け①

2007-07-16 21:55:27 | 整備・点検

まずは計器板をばらばらにして、関連する装備品の配線を容易にするため、取り外します。
束ねられている配線は全て解きます。
又、再組立の時に間違いの無い様、全ての配線、配管を識別します。


ロールサーボ、ピッチサーボ、トリムサーボの配線をするため、内装サイドパネルを取り外します。
元々装備されていたBendix/Kingの自動操縦装置の配線を全て除去します。


今回の工事では、ST-645自動操縦装置アナウンシエーターを装備します。
液晶バックライト製のディスプレィで、視認性はバツグンです。


ピッチサーボ、トリムサーボを装備し、各コントロールケーブルを正しくリギングし直し、仮に配線をして、作動の確実性を確認します。
ここで、正しく作動することが確認されると、配線が他の物品に擦れたり、接続部がはずれるようなことが無いように配線を取り回します。


各電機装備品のコネクターとコネクター間を導通点検して、間違いがないことを確認した後、仮に電気的接続部を結合します。
各機器の信号が正しく入出力されているか確認します。


アナウンシエーターが正しく表示するか点検します。

パイパー・マリブ・ミラージュに3ブレードプロペラの装備

2007-07-16 21:48:53 | 整備・点検

元々装着されていた2ブレードプロペラを新たに3ブレードに交換します。
この3ブレードプロペラはコンポジット(複合材)でできており、軽くてTBOも2400時間と長いものです。

2ブレードから3ブレードへの換装のメリットは
・離陸滑走距離の減少
・上昇性能の増加
・見栄えの向上
・TBO(タイム・ビットウィーン・オーバーホール)の延長
・静粛化
が主です。


マリブ・ミラージュは与圧機なので、配線などの変更が与圧室から非与圧室にまたがる場合、大変な作業となります。
プロペラを換装するのに、何故配線の変更が必要? と思いますが、プロペラ・ブレードが1本増えるために、プロペラ・デアイサの電力が増えるのです。
そのため、既存する配線より太くしてより電流が流れやすいようにするためです。
プロペラ・デアイサ・アンメーターも変更となります。


配線の大幅な変更と、プロペラ取り付け部のモディファイがあるため、製造者の図面に従い施工します。


配線、リレーなどの変更で操縦室まで作業の手が入ります。
機体が地上にあるのか、地面から離れているかを決定付けるためにランディングギアにセンサー(スイッチ)が付いています。
プロペラ・デアイサーの作動を制御するために必要となってきます。
コンポジット・プロペラは熱に弱いため、地上にいる間(冷却が難しい)はスイッチが入らないようにするためです。


3ブレード・プロペラ取り付け後です。
プロペラの取り付け構造は2ブレードも3ブレードも全く同じ取り付け方法です。
PA46の最近のモデル(1998年式以降)は3ブレードになっているようです。