香港に恋して(旧:にゃんこの日記)

大好きな香港を中心に健康、美容、食べ物、ひと‥何でも綴っていきます

粗菜館

2011-01-04 | 食べる
最近、香港での定番と化しているのが、「粗菜館」での食事。
「粗菜館」と名乗る店は、佐敦と九龍城に二店舗あるが、どちらも美食家・蔡瀾氏プロデュース。
ただ経営者は異なるらしい。

佐敦店は、芸能人もよく訪れる店として有名で、店内の壁にはスターのサインが所狭しと飾られている。
場所もMTR佐敦駅から近くて便利。
従業員は若く、今風のオシャレなお兄さんを揃えている。

しかし、私の気に入りは九龍城店の方。
九龍城が好きなこともあるが、客層や店内の雰囲気もローカル色が強く、何だか私にはしっくりくるのだ。
こちらの従業員は、ご近所に住んでるっぽいオバチャンと素朴で好印象のお姉さん。
料理人はオジサンで、たまにヒマだと、調理場から出てきて新聞などを読んでいる。

ちょうど一ヶ月前、早目にとった夕食。中途半端な時間のため、客は私一人。


招牌炒豬什

$48


看板メニューの「モツ炒め」。私がこの店に来るキッカケも、「これが食べたくて」だった。
新鮮な豚のモツとレバーに、これでもかと言うくらい大量の生姜と青ネギを臭み消しに加え、
強火でシャキッと炒め合わせてある。コリコリした歯ごたえがたまらず、クセになる一品。

豚モツ&レバーは、良質のたんぱく質やビタミンA、ビタミンB類(B1・B2・B12・葉酸‥)、
鉄、亜鉛等が豊富で、貧血・眼精疲労予防・血行促進・疲労回復・美肌効果などがある。
美味しいだけではなく、豊富な栄養価で、食べているうちにモリモリ元気がわいてきて、
旅の疲れも吹っ飛ぶようだ。


猪油撈飯

一碗$12/一桶$36


これも看板の「ラードかけご飯」
いかにもラード大好きの蔡瀾氏らしいメニューだ。
当初は「え~っ、ラード!?くどくないの??」と、その評判に懐疑的だった私も、一度食べて
ヤミツキになってしまった。
蒸し暑い香港を歩き疲れてグッタリした時に食べると、つくづくウマイ。
たまにはコレステロールのことは忘れ、美味を堪能するのも良いではないか。

上の写真は、食べ方を知らないと思ったオバチャンが、親切にラードと醤油を絶妙のバランスで
かけてくれているところ(既に何度か食べているのだが)。
ラードは「ちょっと多いかな‥」と思うくらいかけるのが正解。
一人分頼んだ時はお碗と桶、どちらで運ばれてくるかはお店の気まぐれ。今日は桶。





なぜか常温でも液状のラードと、甘めの醤油をかけた後、ガシガシ混ぜてかき込む。これがウマイ!


炒時菜

$38


一見、ただのレタス炒めだが、かなり多目のニンニクと、隠し味の魚醤が利いていて箸が止まらない。
これだけでご飯が何杯でも食べられそう‥。





一人でご飯におかず二品は、正直少し多いのだが、これらは毎回外せないメニューなのだ。


粗菜館
住所:九龍城衙前圍道17-19号地下
   GF, No. 17-19,Nga Tsin Wai Rd, Kowloon City
電話:2383-7170
営業:11:30~24:00




最新の画像もっと見る