鳩山首相辞任

鳩山首相が２日、突然の辞任表明をした。

私は前から鳩山氏が「逃げたがってるな」とは感じていた。
と言うより、元々、彼が首相になりたいと思ってる政治家には
見えなかった。

我々庶民と比べ、かなり恵まれた環境で育った彼は、ギラギラした
野望を持つ必要もなく、万事、周囲がお膳立てをしてくれて、気が
ついたら総理大臣にまでなっていた。

元首相の言葉を「軽々しい」と人々は言うが、深刻に考えなくとも
思い通りにいく人生だったのだから、しょうがないのかもしれない。

オバマ大統領に言った「トラスト・ミー」だって、「自分の思ったことは
知らない間に実現しているもの」という、彼としては当然の認識が
あったからこそ自然に口をついて出てきたセリフではなかったか。

多くの国会議員の夢は「総理大臣になること」であろうが、彼の場合、
逆に総理になって初めて、普天間問題等、自分ではどうしようもない
局面に立たされ、初の挫折感を味わったのではないかと思う。

還暦過ぎて人生初の挫折‥そりゃ逃げ出したくもなるわな。。

それにしても、スポーツ紙の見出し「鳩山首相ポッポり出した」はウケた。