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長野市立川田小学校の金次郎像は戦争終結後の昭和29年9月15日建立されたので立派な銅像である。(戦争中のものは金属供出で取り壊された)
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その銅像の金次郎像の読本には「大学」の一節が書いてある。
「一家仁、一國興仁、一家讓、一國興讓、一人貪戻、一國作亂。其機如此」 と書いてある。 一家仁なれば一国仁に興り(おこり)、一家譲なれば一国譲に興り、 一人貪戻(たんれい)なれば一国乱を作(な)す。その機かくのごとし。 〇 仁=主に「他人に対する親愛の情、優しさ」を意味 〇 讓=ゆずる・譲り合うこと 〇 貪戻(たんれい)=貪欲 〇 機=はずみ 〇 一家=君主の一家 〇 一人=君主(あるじ) 君主の家が仁であれば、一国皆これに倣って仁となる。 君主の家が謙譲であれば、一国皆これに倣って謙譲となる。 君主が貪欲であれば、一国皆これに倣って貪り合い騒乱を起こす。 そのはずみ(機)はひとえに君主の一身、一家の貪欲にある。 |