goo blog サービス終了のお知らせ 

沼田靖子のアフリカ日記

アフリカのエリトリアという国に一ヶ月滞在!みたもの、出会った人、感じたことを紹介します!

Massawaの塩田

2005-11-04 02:41:30 | massawa
マッサワには広々とした塩田がありました。四国で見かけたことがある…入り浜式でしたっけ?海水をまいて、山を作って、だんだん白い塩を作っていく方式です。「マッサワの塩」はこちらではブランド品なんですよ!

私もおみやげにと何袋か買いましたが、ビニールは破れているし重いし、空港であやしい粉と間違えられたらどうしよう…と不安大。でも、きっとこの塩、ミネラルが豊富で健康に良いんじゃないかなぁ。持って帰ったら成分を調べてくれる管理栄養士さん、募集中です

Massawa紅海のダイビング

2005-11-04 02:24:03 | massawa

お待たせしました。マッサワのダイビングについてたくさんの人が報告を楽しみにして下さっていました…が、ごめんなさい。初めての紅海でのダイビング、ヤッシー(写真右)にガイドして頂きましたが、残念ながらあまりきれいな海を見ることはできませんでした。右の写真の感じです。



紅海と言ってもマッサワの港からボートで10分くらい、入り江のようになっている所で潜りました。鏡面のように静かな海、透明度が5Mくらいしかなく濁っていて、期待していた海は見られませんでした。
あそうそう。不覚にも小指をウニにさされました。
今回はライセンスを取得しようとしていた人達もいたので、仕方ありません。次回(があるのか…わかりませんが)次回に期待しよう!ちなみに船をチャーターしてドラフアイランドに渡ると、それはそれは美しい紅海が見られるそうです。…う~残念、次回!(あるのか…)

Massawa④橋建設の現場

2005-10-25 14:12:20 | massawa
日本の建設会社が今、マッサワから少し離れた地域で二カ所、橋を建設しています。
日中は40度を超える気温。私も実際行って実感しましたが、あの暑さで何かするのは並大抵のことではありません。街も昼間は人がほとんど歩いてません。世界で一番暑いと言われる地域ですから。立ってるだけでクラクラという感じです。


(株)フジタの薬丸所長に橋の建設現場に案内して頂きました。
橋はアスマラからマッサワに通じる主要道路にあります。左の写真に注目。左のかまぼこ型の丸いカーブが70年前にイタリアが作った橋、かなり老朽化しています。その右に今、新しい橋を建設中。土台にあたる橋台を作り、その上に橋げたを…今一本乗っかっているのがわかりますか?橋桁は全部で6本渡します、一本が84tもあるんですって。

今度は右の写真に注目。私が訪ねた時は2本目の橋げたを動かす直前で、運ぶ為に下にロール(黄色)をかませる所でした。大きなトラッククレーンですれば簡単なんだそうですが、すべて人の手中心なので大変!何をするのも日本でするより3倍の時間がかかるそうです。


かっこいい職人さんに会いました!現場で総指揮をとっている山村康裕さん。橋をつくって30数年、盛岡から鹿児島まで日本各所、ボリビア、来年はニカラグアで橋建設の予定だとか。
エリトリアの10ナファの紙幣には橋が印刷されていることを私に嬉しそうに教えて下さったり、「この現場は本当に大変じゃった」と言いながらも優しい目で橋を眺める姿、きっと橋は子どものような感じなんだろうなぁと思いました。
近くに難民キャンプがあるので、働き手はソマリア人が多いのですが、言葉が通じませんから、英語と広島弁のまざった大声が響きます!
「Fasterっ!Fasterじゃ言うとろーがーっ!!」現場には緊張感があります。ハンマーやバールなど道具に名前を張りつけたり様々な苦労があったそうです。教える方も教えられる方も大変です。でも休憩時間になると皆さん笑顔!言葉は通じなくとも雰囲気が良い現場です。

労働時間は朝6~11時、暑い時は4~7時。砂塵や竜巻で目も開けられない状況があったり、全身アセモができたり…毎日水は1.5リットルを2~3本飲んでいたそうですが、山村さんの体重は10kg減ったそうです。


エンジニアの林孝志さんは私が行きの飛行機で出会った日本人!
橋の説明をしている時の表情はこの笑顔!山村さんと一緒で本当に嬉しそう。この暑さで働くことは苦痛だろうと思っていましたが、いやいや…やる気いっぱいです。
「楽しいですよ。ケンカしたり色々ありますけど物が作られていくことはエンジニアとして楽しいです。これが僕の仕事です。」
こんな笑顔で語れる好きなことを、私もいつも持っていたいなと思いました。

およそ一年の予定で春に始まった工事。長さ35m幅11m、大型トラック同士が対面通行でき、歩道もついている橋が完成に近づいています。

Massawa③初めて知ったお仕事

2005-10-25 00:24:38 | massawa
今、マッサワには5人の日本人がいます。全員が橋の建設に携わっています。
皆さんODAってわかりますか?政府開発援助といって例えばエリトリアの橋の建設費は、このODAで賄われています。エリトリアが橋をつくって欲しいと言っていますよ、と日本に要請したり、実際に建設会社が橋の工事を始めるまでに、調査・提案・計画・デザインなどたくさんの事を担当するのがコンサルタントという仕事です。


今回私がお世話になった井原敬史さんは橋や道路などの計画設計をするコンサルタント。すでに道路や橋づくりで関わった国はケニア、ガーナ、ラオス、インド、ネパール、ルーマニア…20カ国を超えるそうです。調査の時は現地の人も行かないような山の中に入っていくそうで、最近ではペルーの標高4000mの山を越える300kmの道路を設計したそうです。
「いつも日本の政府代表という気持ちでやっていますよ(笑)達成感のある仕事ですね」。会う人会う人みんなスゴイ!と思ってしまう私。皆さん自然体なのが素敵ですネ。年に数日しか会えない中学2年の娘さんとは、メールでやりとりしているそうです。

一つの仕事が終われば、すぐ又違う国、海外生活が続くので、現地でできるだけリラックスした生活を送れるように、環境を整えているそうです。
仕事場を兼ねたお宅はご覧のようにお城のような建物。すごく快適に過ごさせて頂きました!

Massawa②湯治場がありました!

2005-10-24 19:32:03 | massawa
街を離れると、灰色の大地と山が目立ちます。こちらでは砂漠ならぬ土漠と言うそうです。
足のけがが治った!病気が治った!と数々の伝説が口こみで広がり、湯治に訪れる人が多い温泉があると聞いて、連れていって頂きました。マッサワから車で1時間くらい。看板も何もありません。突然道をそれてゴロゴロ岩のある大地を入っていきます。

突然視界が開けて湯治場出現!不思議、みんなよくここにたどり着くなぁ。


遠いので、来た人はしばらく滞在して温泉治療するそうです。その為のホテル、というか屋根のあるパイプベッドが一晩5ナファ(35円)で用意されています。マッサワはシャワーもお湯が必要ないくらい暑いし、お風呂に入る習慣はありません。あくまでも健康の為に来るそうで、服を着たまま入るんですって。…ですが、残念ながらお湯につかっている人には会えませんでした。今の時期モスリムの人はラマダンで絶食の期間、それに私が訪ねたのは日差しの強い昼前だったからだと思います。
そこで私達が体験!足湯につかりました。

びっくりするくらい熱い!このままでは熱くて入れなさそう…

温泉のことを教えてくれたのは、マッサワの橋建設プロジェクトの紅一点、長野亜矢さんです。経理や事務などを担当していますが、元はトンガで子どもの教育に携わっていた協力隊員。
「マッサワは素朴で人がよくって大好き!いいとこですわ~」関西弁で元気いっぱい!彼女の話では、その日を楽しんで生きる!というトンガ人の影響を受けたそうですが、アフリカの青空みたいにすかっとしていて周りの人をみんな笑顔に変える明るさをもっています。すっかり仲良しになりました。


お湯が飲めるというので、ちょっとおそるおそる…腰に手をあててごくっ!
かすかに硫黄のにおいがしますが、くせは全くなし。体の中にアフリカ大地のパワーを頂きました!汲みに来ている人もいましたよー。

Massawa①魚がおいしい

2005-10-24 17:18:23 | massawa
アスマラから車で2時間半。
週末を利用してマッサワに行ってきました。マッサワで活動している日本人に会うのと紅海でダイビングをするのが目的。
地図でみると近く感じますが、アスマラとの距離は120km。標高差が2000M以上ありずっと急激なカーブが続きます。まるで箱根のいろは坂が永遠に続く感じ!!
暗くなってから出発したので道がまっくらで前がよく見えず、対向車もカーブで見にくいし、横を見れば崖で私は乗っているだけですが…こわかったー!.

着いて思ったこと、「マッサワはほんとに暑い!!」
年間を通して気温20度前後のアスマラに比べ、マッサワは一年中30度以上、7~8月は日中気温が46度くらいまで上がるそうです。たった2時間余りの距離でこの差にはびっくり。まさにイメージしていたアフリカの暑さ

マッサワには港があり、紅海に面しているので観光客もいて活気があります。街はアラブやトルコの影響を受けているとかでアスマラとは雰囲気がだいぶ違うし、浴衣みたいな服装の人(イエメン人らしい)も目立ちます。マッサワに住む井原さんにこれぞマッサワ!という店に連れていって頂きました。

目の前に魚がどんどん出てきます「どれにする?」魚の説明などはありません、大きさを見ろということらしい。写真の木が立てられている奥の穴で、炭火ですぐに焼いてくれます。手前の穴では壁にくっつけてナンを焼いています。焼き魚とナン…不思議な組み合わせ!?

私が食べたのはたぶん鯛系のお魚。熱々の魚の身を豪快に手でつまむ……塩味がきいてておいしかった~!!ずっとイタリア料理やローカルフードだったので鯛の塩焼きは久しぶりの味で新鮮でした。白いご飯が食べたくなりました~♪