Happy trivial round

3人家族。大阪在住。

極楽か地獄か。

2007-11-05 10:38:28 | 読書
お寺に生えていたきのこフォトbyぬまお。
被写体はともかくわりと綺麗に撮れてるので載せます。

最近仏を見に行くだけじゃ飽き足らず、図書館でカードを作ったのをいいことに(大阪市内中の図書館の本をネットで検索でき、かつ予約、かつ最寄図書館で受け取れるなんて便利じゃ)ちょっとずつ仏初心者の本を読んでいます。

最近読んだのは「やさしい仏像の見方
仏像の種類やら仏教の考え方を初心者向けに書いてあり分かりやすかった。
それはまあ良いとして、本も最後に差し掛かるところで読み流せない部分が!

要約すると、
死ぬとまず閻魔のところへ行かなければならない。そこでこの世の罪状調べられ、罪が決まる。
自分が悪いことをしてないと思っても蚊を叩いたなんて言われると確かに殺生をしたことになるし生あるものを殺したから罰が与えられる。
で、遺族は、その人に悪気があったのではないと弁護をしてくれる人たちを送る。その弁護士は13人、行く時日も決まっている。
最初の初七日に行くのが不動明王、
二七日に釈迦如来、
三七日に文殊菩薩、
四七日普賢菩薩、
五七日地蔵菩薩、
六七日弥勒菩薩、
七七日(四十九日)薬師如来、
百ケ日に観音菩薩、
一周忌に勢至菩薩、
三回忌阿弥陀如来、
七回忌阿閃(あしゅく)如来、
十三回忌大日如来、
三十三回忌に虚空蔵菩薩

がそれぞれ弁護に行ってくれる。
だが遺族がいなかったり親不幸者だったりすると拝んでくれる人がいない。
それを心配して生きている間に八十八ヶ所めぐりなどをして朱印帳に判をついて証拠とし棺おけに入れてもらったりするのです。

だそうです。
そうかー、そんな意味があったのかー、と感心している、場合じゃないじゃないか。わが夫婦には子供もいない。まあ年齢からいってぬまおが先に閻魔さんのところに行くとして、私が弁護団を送るとして、私が閻魔さんのところに行った時に弁護を送ってくれる人は…いないじゃないの!
うーん、蚊を殺した、なんてかわいいもんじゃなく嘘もついてるし…絶対弁護団がいるわけです。
という話をぬまおにしたら、「じゃあ朱印帳(ぬまおが今集めてる)あげる。」とのこと。
「極楽から血の池で泳ぐぬまこを見て、蜘蛛の糸をたらしてあげてもいいよ。あ、ワイヤーでもいいよ。」とのことでした。
あーそうですか。

それにしても死んだ後、33年後にまだ閻魔さんのところで罪状を調べられてるとしたら例え極楽に行けるとしてもいつになることやら。
それか、三回忌でクリア!とか、十三回忌まで話し合ったけど結論は出ませんから、次回の虚空蔵菩薩さんに最終弁論していただきましょう!とかいうことになるのでしょうか。
もしぬまおがそうなったら私もう弁護団送れませんけど…。
ということは二人で地獄?なーんて考えていると時間はいくらあっても足りません。

蚊を殺して地獄ならこの世の皆地獄行きですねー。
一人で行く極楽より皆で地獄も悪くないかもしれません。

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2 コメント

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ううむ (まちるだ)
2007-11-05 17:32:14
前半を読んだ時点で、私も真っ先に「そりゃ困る、私のところには誰が弁護団を送ってくれるのよー」と思いました。私が子供を欲しいと思う理由のひとつは、私が死んでても私のこと覚えててくれる人がいたらいいなーというのがあったんだけど、なんだかその気持ちが理にかなってて嬉しいような、寂しいような感じです。
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おへんじ。 (ぬまこ)
2007-11-06 16:14:33
まちるださん
結局はそうやって何年後も集まってその人を思い出すっていうことなんでしょうねー。
でも考えてみると自分の弁護をして欲しい!っていう時点で欲深くて極楽なんて行けませんよね=私…。
ああでも浄土真宗の南無阿弥陀仏を唱えてれば極楽から阿弥陀さんが迎えに来てくれるらしいからそれを待つことにします。
なーんて、色々読んでみると仏教って面白いです。
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