糠地郷 蝶の里山

Nukajigo Butterflies Project
蝶の里山保全活動
信州・小諸

アサギマダラ移動調査

2023-12-07 | イベント
Asagimadara Marking Research2023
2023年 猛暑の夏を高原で過ごしたアサギマダラの南下移動のリサーチは
当地、小諸市水石天耕房の庭ではほぼ例年通り9月初旬より飛来、10月初旬までの一ヶ月間
フジバカマの植栽地はチョウと観察者でにぎわった。
マーキング調査の参加者は五十余名、合計1350頭に標識し放蝶。

蝶の里山通信2023.12.10号 地域回覧板



【移動情報】asagiML登録記録概略リスト


前翅長:計測 標識は地域コード、日付、個人コード、個体番号


笑顔で参加の学術調査。
自然史博物館・昆虫研究室に報告。最長移動記録:鹿児島県喜界島訳直線1200㎞。
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庭の蝶 ルリタテハ

2023-07-17 | 日記
庭に舞い込むルリタテハ


今年は食草ホトトギスの試験栽培中
産卵の形跡はまだない。
サルトリイバラでの成長の過程を観察したことはあるが
今夏ホトトギスでの観察ができるか期待を寄せている。

(画像:2023.07.17 9:30~天耕房の庭)
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庭の蝶

2023-07-16 | 蝶観図
我が家の庭は山野の延長で、工夫を凝らしたお花畑とは呼べない。
家庭菜園はフジバカマの植栽地となり
野菜はスーパーから調達。
草藪はチョウたちのために、と言い訳しきり。

モンキチョウ


ギンボシヒョウモン


ヤマウラギンヒョウモン


ヒメウラジャノメ


ウラジャノメ


チョウたちも梅雨明けを待ち望んでいます。
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アサギマダラ北上蝶の観察2023

2023-07-12 | 日記
渡り蝶浅葱斑の飛来
昨秋 南下するアサギマダラを見送り半年・・・。
西日本で産まれた次世代の蝶たちが姿を現す

初見情報の報告
2023.05.09 草花の開花も乏しくタンポポの花に泊まった一頭を確認。


スナビキソウに訪花
2023.05.21 西日本の海岸などで咲くスナビキソウを試験的に栽培している小さな庭のエリア
開花した白い花に泊まり盛んに吸蜜。この日以来毎日数頭の飛来を確認。


食草イケマに産卵確認
2023.05.28 種から育てたイケマも3年目。♀は♂の10頭に1頭の割合か。

産卵シーンを撮らえたのは初めての体験。カメラの先で瞬間の出来事だった。

シノグロッサムに訪花 飛来時期に合わせて開花


標識情報
移動調査の記録は全国のasagiMLユーザーにより登録システムが確立されているが、北上の記録データは極めて少ない。
初見以来約一か月、毎日4~5頭の飛来を確認していたが、当地でマーキングしたのは30頭ほど。


孵化した幼虫が順調に育ち蛹化

2023.07.10現在 蛹化確認。(羽化は月末を期待。)
小諸市・水石蝶の里 天耕房の庭

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オオムラサキ研修

2023-07-07 | 日記
オオムラサキの羽化季
蝶の里山会はチョウの棲む環境保全に勤めてきた。
地域には元々生息が確認されていたオオムラサキ。
まだ見たことのない子供たちと初めて
北杜市のオオムラサキセンターを訪問したのは2018年。
以来、エノキの植樹や広葉樹の森づくりをすすめている。



オオムラサキの幼虫


羽化直後のオオムラサキ


オオムラサキセンター 飼育観察棟のエサ台
成虫は本来クヌギやナラの樹液を吸汁するが
ここでは果物の発酵物を与えていた。


やがて、オオムラサキの短い夏が終わると
孵化した幼虫は冬を迎えると木の下の枯葉の中で過ごし、
春には芽吹きとともに木に登り若葉を食べて成長をする。


小さな生き物を守る心を子供たちと育んでいきたい。
小さな村の小さな願いでもあります。




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蝶のアートビエンナーレ

2023-03-24 | イベント
蝶のアートビエンナーレ
小諸高原美術館 2023年3月15日~3月21日

蝶の保全活動を推進する糠地郷蝶の里山会主催 
全国公募のチョウをテーマに絵画・写真の展覧会を開催。



愛蝶家の夢の競演。其々のドラマを語る作品群に大盛況の展観。


杵淵辰巳(春名高原の蝶)


小泉正人(天空のアサギマダラ)


菊地英之

何れも日頃の探蝶撮影に研鑽する写真家たちの傑作
出品作を組み写真風に出品者ごとにまとめて展示したことで各自にスポットを当てることができた。


竹澤久夫(アカそばの蝶)小諸市長賞


菊地英之 小諸新聞社賞


林清弘 東信ジャーナル社賞


近藤麗子(夫婦ガジュマル)CTKコミュニティーテレビこもろ賞


柳澤敏彦 POP ART賞

写真部門においてはデジタルカメラが主流を占める近代、その技術を駆使した写真家の圧巻の作品と
合わせてスマホ撮影者の作品も並ぶ。プロ作家が快く出展して頂いた今展の成功のカギともなった。
絵画部門においてもデジタルアートの出現に目を見張った。
コツコツと日頃の観察記録を画材を駆使して描いている研究者からは批判の声もあったが、
表現の自由を考慮し歓迎しました。

蝶の保全活動を推進する立場からの研鑽の感想として
写真家は蝶の生息域の限られた場所に立ち入るとき食草を踏みつける事なく十分留意することや
想像の世界を描く画家たちも蝶の生態について研究する余地が多分にあることを認識する必要があります。
愛蝶家の皆さんのご協賛心より御礼申し上げます。

(文責・糠地郷蝶の里山会 大島康紀)





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アサギマダラ 移動調査2022

2022-12-23 | 蝶観図
渡り蝶アサギマダラ移動調査2022

マーキングによる移動ルート、移動距離、移動日数をasagiMLにて
自然史博物館昆虫研究室に報告、公式データとして登録するシステムです。

標識には地域コード、標識日、個人コード、個体番号の4つの情報が入っています。
KMR=KoMoRo小諸の地域コード、OSM=OShiMa大島康紀(標識者・糠地郷蝶の里山会代表)の個人コードです。
南下移動の調査は年を越しても続行しますが、一部中間報告の概略をお知らせします。

【移動情報】
標識:KMR 9.29 OSM 614 ♂
長野県小諸市糠地水石蝶の里→京都府右京区北周山町
移動距離:西南西方向285.66㎞
移動日数:16日

標識者:大島康紀 再捕獲報告者:黒川修子

標識:SAK 10.2 USK 8 ♂
長野県佐久市平賀→愛知県西尾市三ケ根山
移動距離:南西方向198.20㎞
移動日数:9日

標識者:臼倉朝子 再捕獲者:宇野ひろ子 移動情報:大島康紀

標識:KMR 9.27 OSM 541 ♂
長野県小諸市糠地水石蝶の里→愛知県豊田市深見町
移動距離:南西方向173㎞
移動日数:22日

標識者:大島康紀 再捕獲者:矢野真美

標識:KMR 9.30 OSM 650  ♂
長野県小諸市糠地水石蝶の里→岐阜県可児市→鹿児島県喜界島百之台
移動距離:南西方向165.41㎞+1030.60㎞=合計1196.01㎞
移動日数:12日+24日=合計36日

標識者:大島康紀 再捕獲者:吉田勝 再々捕獲報告者:福島誠

標識:KMR 9.26 OSM 507 ♀
長野県小諸市糠地水石蝶の里→鹿児島県喜界島百之台
移動距離:南西方向1194.72㎞
移動日数:40日

標識者:大島康紀 再捕獲者:尾張勝也 再捕獲報告者:福島誠

標識:KMR 9.25 ZEN .1  ♂
長野県小諸市糠地水石蝶の里→鹿児島県大島郡喜界町滝川林道
移動距離:南西方向約1195㎞
移動日数:43日

標識者:善財敏江 再捕獲者:尾張勝也 再捕獲情報報告者:福島誠 移動情報報告者:大島康紀

標識:KMR 9.15 OSM 247 ♂
長野県小諸市糠地水石蝶の里(天耕房の庭)→静岡県浜松市天竜区春野町
移動距離:南南西方向164.76㎞
移動日数:39日

標識者:大島康紀 再捕獲者:Fumi Sawaguchi

標識:KMR 9.30 OSM 651 ♂
長野県小諸市糠地水石蝶の里(天耕房の庭)→静岡県藤枝市北方481-1白ふじの里
移動距離:南方向162.64㎞
移動日数:24日

標識者:大島康紀 再捕獲提供者:Kyoko Watanabe

【移動情報】集計表


2022年12月20日現在
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海野和男+大島康紀クロストークイベント

2022-08-12 | イベント
小諸高原美術館にて開催中の海野和男写真展と大島康紀のアサギマダラ飛来調査展
8月11日マルシェとコンサートを併せて開催のクロストークイベント






海野先生は写真展や講演で精力的に活躍中の昆虫写真家です。
保全活動のセミナー講演など多岐にわたりアドバイスをいただいています。




たくさんのご来場ありがとうございました。
蝶のプリントのTシャツを着たお子さんの出席者が目に留まりしばし和やかな会話となりました。
撮影の裏話やら、特に保全活動の大切さを語り合いあっという間の一時間でした。
素敵な時間をありがとう。


学芸室では大島康紀の絵画とアサギマダラ飛来調査公開8月21日まで。

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学生ボランティアのガーデン整備

2022-08-09 | 日記
学生ボランティアを迎えて
ぬかじバタフライガーデンと水石蝶の里にて
除草作業のお手伝いをして頂きました。






猛暑の中の作業はかなり過酷でした。
春に子供たちが植えた花の苗の区画は草に覆われていたものの
悪戦苦闘の末、見事に花壇がよみがえりました。



ランチ休憩はナナの森。
午後の部は地区の灯篭祭りに使う灯ろう作りをみはらし交流館で夕刻まで。
子供たちのお楽しみ花火大会の聖火セレモニーにも参加していただきました。
長い一日でしたが、学生さんたちの笑顔が忘れられません。
ありがとう。


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ぬかじバタフライガーデン春の植樹会

2022-05-15 | イベント
蝶の里山通信2022.05.15
ぬかじバタフライガーデン 春の植樹会のお知らせ
フジバカマのミニ知識



植樹会2022.6月5日開催



会員各自が担当している「一坪花壇」は
多年草も増え見ごたえのある花壇になっています。



バーベナやヒャクニチソウの苗を植え
水やりに汗を流して作業する育成会の子供たちも頑張りました。


(2022.6.5 記)
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