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5/15 滋賀県内拠点のプロオーケストラ 「近江シンフォニエッタ」本格始動 初の大規模公演

 滋賀県内を拠点とする初のプロオーケストラ「近江シンフォニエッタ」が今月、本格的に活動を始める。

↑写真:中日新聞より

 5月15日に初めて大規模公演を開催。子ども向けの演奏や室内楽なども企画する。代表でオーボエ奏者の中根庸介さん(滋賀大准教授)は「これまで滋賀県内にはプロオーケストラがなかった。地域に根差した活動に触れ、応援してもらえたら」と話している。

 京都市交響楽団など著名な楽団の奏者ら、第一線で活躍する55人で編成する。昨年2月、小規模で「第1回演奏会」を開催。大規模での公演は5月15日(日)、びわ湖ホール(大津市)での「第2回演奏会~解体新書から哲学の道へ~」が初となる。

 びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典さんが指揮し、ドボルザークの交響曲第九番「新世界より」や、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番など名曲を披露する。副題には、音楽を解体するように優しく市民に伝え、琵琶湖疏水や哲学の道を通り、街に響き渡るようにという願いを込めた。

 滋賀県内にはオペラに力を入れる「びわ湖ホール」がある一方で、オーケストラはなく、設立を願う声が長年あった。中根さんが中心となり、他地域での事例を参考に、2020年から準備を進めてきた。
 活動予算は主にチケット収入で賄う。主催公演のほか、公演依頼や社歌などの演奏にも応じる。沼尻さんは「音楽は社会的なインフラとして、どこに住んでいても享受できる環境が理想。滋賀に拠点を置いて活動し、子どもの教育にもつなげていけたら」と話す。
 新型コロナウイルス禍で演奏会などのイベントが減る中、特に感性が豊かな子どもらに向け、少人数で生の音楽に触れる機会をつくることも目指す。

 初の大規模公演に先立ち、11~13日に滋賀県内3カ所で、1回4組限定の子ども向け室内楽公演を無料で開く。
他に一部メンバーが12日、室内楽公演を大津市民会館で開催。14日には、15日のチケットを持つ人を対象にリハーサルを公開する。

 5月15日のチケットは一席4500~12000円。
びわ湖ホールチケットセンターで購入できる。
公演の詳細などは、ホームページ(「近江シンフォニエッタ」で検索)で伝える。

(問い合わせ)びわ湖ホールチケットセンター=077(523)7136

近江シンフォニエッタ

<中日新聞より>
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