4月29日(土)、大津市の園城寺(三井寺)では、子どもたちが日頃使っているそろばんに感謝し、その上達を願う「そろばん祭り」が行われた。
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↑写真:NHK大津より
「そろばん祭り」は、大津一里塚町(現大津市大谷町)の住人、「片岡庄兵衛」は、江戸時代の慶長17年(1612年)、長崎奉行に就任した長谷川藤広に同行して長崎に旅した。このとき庄兵衛は、長崎に舶来していた明国の商人から一つの算盤を入手し、その製造技術を伝授されたと言う。
【滋賀・近江の先人第35回】そろばんの日本元祖・片岡庄兵衞(大津市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/c0ca0627b63462e42f8c89d541a071c2
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その中国から伝わったそろばんが江戸時代初期に今の大津市で「片岡庄兵衛」により日本式に改良されたと伝わることにちなんで、全国珠算教育連盟の滋賀県支部が開いている。
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↑写真:NHK大津より
今年は新型コロナの影響で4年ぶりに行われ、そろばんの歴史を伝える碑がある三井寺の境内には、滋賀県内の教室に通う子どもたちなどおよそ100人が集った。
初めに、僧侶がお経を読み上げる中、子どもたちが感謝の気持ちを込めて役目を終えたそろばんを燃やして、供養した。
続いて、小学4年生から6年生までの31人が「腕比べ」として、かけ算や割り算などの問題に挑戦し、真剣な表情でそろばんのたまをはじいていた。
6年生の女の子は「今日はいつもより調子がよかったです。大会に出て賞状をもらったりするとうれしいです。中学校の最後までそろばんを続けたいです」と話していた。
<NHK大津より>