滋賀県立八日市南高校(東近江市)の地域支援活動部員6人が8月7日、校内の畑で福島県飯舘村特産のカボチャ「いいたて雪っ娘」を収穫した。
↑写真:中日新聞より
このカボチャは村の特産として開発され、2011年春に初の収穫を目指していたが、東日本大震災後に全村退避となった。カボチャを育てられなくなり、代わりに岩手県遠野市のNPO法人が栽培を始めた。
地域支援活動部は2012年以降、夏休みに東北でボランティア活動をする中で、NPO法人の栽培を手伝った縁で種を受け取り、2014年から校内で栽培を始めた。今年は3月に種から育て始め、7月末に一部を収穫した。
この日、部員らは畑で残りのカボチャの茎を鎌で切って収穫した。松本有仁副部長は「ほとんどの人が、この福島のカボチャがあると知らない。まずはおいしさを知ってもらいたい」と話した。
収穫した47個のカボチャは東近江市内の子ども食堂に提供したり、まんじゅうにしてイベントで販売したりする。
<中日新聞より>