東近江市の金屋通り(旧八風街道)と八日市上之町の交差点に「小杉輿店(こすぎ葬具店)」はある。
現在は「小杉椅子張店」と併店となっている。御代参街道(中野地区)にも「輿屋」があったが昭和期に閉店している。
昔、この地方も昭和42年頃まではまだ土葬が残っていた。また、葬儀は現代のような葬儀会館ではなく、自宅で執り行うのが普通であった。従って、その都度、棺桶、葬儀用品を葬具店にお願いしていた。
現代は火葬であり、葬儀会館等で行われるのが一般的で葬具品の需要は激減したと思われる。しかし、「こすぎ葬具店」は今も存在しているが歴史は不詳である。