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聖徳太子の没後1400年記念事業 東近江地域4社寺「天子絵巻」作る 

 聖徳太子の没後1400年に合わせ、東近江地域にある太子ゆかりの4社寺が「天子絵巻(散華)」を作った。
形はさまざまで、絵は草木染の染め液での創作を続ける画家の草笛由美子さん(守山市石田町)が手掛けた。裏面には住職や宮司が「和を以て貴しと為す」など太子ゆかりの言葉を記した。
 5月22日(日)から1枚300円で配布する。


↑写真:中日新聞より(完成した天子絵巻。(右上から時計回りに)瓦屋禅寺、太郎坊宮、観音正寺、竜王観音禅寺)

 ・瓦屋禅寺(東近江市): 絵巻の形は、千手観音の手のひらと、時刻を知らせる際に打ち鳴らす「雲板」の2種類。紅葉の妖精や太陽、月を描き込んだ。
 ・太郎坊宮(東近江市): 円形で、エネルギーが感じられる山や岩をイメージして描いた。
 ・観音正寺(近江八幡市): 人々や大地に恵みをもたらす雫の形で、観音様に寄り添うウサギや鳥のほか、花の絵も。
 ・竜王観音禅寺(竜王町): 蓮華の形。般若心経を背景に、中央の観音様を包むように三頭の竜を描いた。

 草笛さんは「ゆかりの社寺を季節ごとに歩き、太子が込めた思いを体で感じたまま描いた」と説明している。


↑写真: 中日新聞より(完成した天子絵巻を手にする住職や宮司ら=滋賀県竜王町小口の竜王観音禅寺で)

 天子絵巻は5月16日、竜王観音禅寺で披露された。
5月22日に「近江の魅力再発見事業」の幕開けとして、太子の1400年御遠忌大法会を営む、観音正寺の岡村遍導住職は「1400年の節目に地域の魅力を磨き上げ、社寺だけでなく、皆で東近江地域を盛り上げたい」と話した。

<中日新聞より>
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